パーティー券キックバック問題で、4人の安倍派の閣僚達が事実上「更迭」された。その間にすっかり安倍派のみを悪者にして、安倍派をスケープゴートにして逃げ切るつもりかと思っていたら、特捜も逃げ切りを許さない姿勢なのか、安倍派だけでなく二階派にも捜索を始めた。いいニュースだ。
そして、もう人がいなくて大わらわで4人の閣僚の席を埋めたものの、思わぬ二階派への捜査で、二階派は外さなくていいのか!?という声があがり、2人の二階派がやり玉にあがった。2人とは、二階派所属の小泉法相と自見地方創生相。これについては「引き続き職責を果たしてもらいたい」と述べた岸田首相。
しかし、小泉は法務大臣。いわば、法相として検察を指揮できる立場にありながら、続投はありえるのかと多くの批判が出始めている。それに対して、小泉法務大臣は二階派からの派閥離脱したことで逃げ切るつもりのようだが・・・今、派閥をやめたって何の役にも立たない。問題は、過去にその行為が行われていた(疑いがある)時にいたことなのだから。
ところで、私は、以前長期政権の歴代法務大臣について、次のように3回記事にしたことがある。
現政権を歴代法務大臣一覧から振り返る
元法務大臣・山下貴司に統一教会問題 追記
法務大臣一覧表 続編(葉梨法相発言で、さらに明確化!)
この3つの記事を読んでいただければ長期政権にいかに法遵守精神が欠如しているかが、呆れる程簡単にわかるはずです。
法務大臣ってこんなお粗末な人でもなれるのか、と呆れます。
因みに、最後の続編を書いた時の記事を、一部転載して振り返ってみましょう。
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葉梨康弘 106代目ですが、もう極まったって感じでした。
法務大臣職の人が、とんでもない人があまりにも多いことを「現政権を歴代法務大臣一覧から振り返る」でお伝えした時に、この長期政権の長勢氏の「(自民党憲法草案は)国民主権、基本的人権、平和主義、これは堅持すると言ってる。この三つはマッカーサーが日本に押し付けた戦後レジームそのものだ。この三つを無くさなければですね、本当の自立自主憲法に成らない」という、びっくり仰天な憲法に反する発言から書き始め、いかに自民党が法務大臣として不適格な「法遵守精神の欠如」した、明らかに能力不足の人たちを法務大臣に据えてきたかをご理解いただけたと思うのですが、それでも、本人がここまであからさまに言いたい放題に本音を語ることはなかったと思います。
選ばれた本人たちが、法務大臣に選ばれてどんな気持ちをもったのか。この葉梨さんの言葉を聞いて、(これまでの人も法務大臣へと言われて、こんな気持ちだったのだなぁ~)とすごく納得しました。仲間内の会でもあり、思わず正直に露呈してしまったのが明るみにでた発言のようですが、この話が自民党や身内の人との会合だとウケがよかったのか、この1回だけでなく、何回と人の前で得意げに話していたようです。
こんなことを言って、周りに「なんてこというのだ!!!」という雰囲気にならなかった自民党、コワイです。でも、稲田朋美さんが「国民の生活が大事なんて、私は間違っていると思う」とか、「国民は血を流す・・・」なんて物騒なことを言っても異議を唱えてとめる人がいないような集会をくりかえしてきた人たちなのですから、葉梨さんもまさか、誰かがそれを公に問題としてリークするなんて、夢にも思わなかったのでしょうね。 それでも、「自分の発言が一部を切り取られたので誤解を受けた~」と弁明しているのですから、これまた反省がない。
全文を聞けば、誤解が解けると思ったご本人が公開しているので、葉梨氏の話の全文を転載してみましょう。
さあ、いかがでしょう。「そうか、全文読めば、法務大臣に相応しいと思った人、手を上げてみて下さい。いませんかぁ~」。当然、いたら驚きです。
誤解のしようもない。単純明快。大臣になったら何をしたいのか。(顔を地元に売りた~~~い。テレビにたくさん出してもらえれば、名前や顔が売れる。そうしたら、もう次回の当選は大丈夫!!!!)
もう1回読み返してみましょう。なになに
だいたい法相というのは、朝、死刑のはんこを押しまして、それで昼のニュースのトップになるというのはそういう時だけ、という地味な役職なんですが、今回はなぜか旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題に抱きつかれてしまいました。ただ抱きつかれたというよりは、一生懸命その問題解決に取り組まないといけないということで、私の顔もいくらかテレビに出るようになったということでございます。
「ただ、統一教会の問題に抱きつかれて~」の発言は、とりわけ最低です!!!問題の深刻さ、悲惨さがここまで理解できていない。無反省な自浄能力のない自民党のあらわれそのもの。
8月10日の就任記者会見では、「当該団体との関係はない」と述べていた葉梨氏は、「10日の時点では(秘書から)報告を受けておらず、12日に報告を受けた」として、8月15日の記者会見で、過去に「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と関わりがあるとされる月刊誌に自身のインタビュー記事が掲載されていたことを明らかにした。(ココから)インタビュー記事は2008年頃に掲載され、旧社会保険庁での悪質な労働組合活動を取り上げていたと話したようです。
こんな経緯があり、自分も統一関係ががらみで反省しているなら、こんな発言をするだろうか?!!!こんな反省もない発言をする議員が法務大臣!!! そんな自民党議員に自浄作用なんて期待できないのは明らか。しかも、結論が、「私の顔もいくらかテレビに出るようになった」に私は絶句しました。
しかも、もっと酷いのは・・・「外務省と法務省、票とお金に縁がない。副外相になっても全然お金がもうからない。法相になってもお金は集まらない、なかなか票も入らない。」との発言。
こう言って嘆いて同情をかって、みなさんのご協力が~と言っているところ。票とお金を集めるのが至上命題なんですか???そんな議員、情けなくて議員の資格なし!!!! どこにも、誤解の余地もなく酷すぎる。
こんな「票とお金があつめられないと法務大臣職を残念に思っているような人」に、法務大臣で一刻もいてもらいたくな~~~い!!!大臣職どころか、議員職もやめていただいてもけっこう。
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長い引用で、失礼しましたが、この話を忘れたり、聞き逃した方には、十分理解して頂けたでしょうか。この自民党の腐ったような法務大臣職の扱い。
でも、「こんな人たち」に過半数を握らせてきたのは、私たち国民です。
ここまで選んできた反省を込めて、この日本の最低な議員達を国会から追放しましょう。特捜部も本腰いれて力を発揮して下さい!!!!
ついでながら、極めつきの河井法務大臣から現在に至る法務大臣を下に並べてみます。
さあ、今 引用をした106の葉梨さんまでは、すでに引用が長くなったので、さきほどの
現政権を歴代法務大臣一覧から振り返る、元法務大臣・山下貴司に統一教会問題 追記、法務大臣一覧表 続編(葉梨法相発言で、さらに明確化!)
で、振り返って頂くとして、これまで書いてない葉梨さんの前述の(本音を漏らしすぎた「失言」)の後の法務大臣も見ておきましょう。
葉梨さんの後は、(また問題発言されてはたまらない!)と、まともな人を選んだようです。齊籐健さんは、今でいう筑波大駒場から東大経済学部へ進学。経産省に入省。ハーバード大ケネディ・スクールに留学。世襲議員ではなく2004年埼玉県知事の招聘で副知事へ。
2009年から衆議院議員(自民党・石破派→無所属)。なぜか農水関係を担当。農水大臣にもしたりした。突然の葉梨氏の後を継いで、法務大臣になりました。無難で安心な選任だったのでは? これまでの問題の多い法務大臣にくらべ、問題もなく10ヶ月を無事に過ごし、9月の内閣改造で退任しました。
そして、9月に選ばれたのが二階派の小泉さんだったのでした。捜査の手が入った派閥にいた事実がありながら、居続けるという小泉さん。さて、どんな仕事をするやら。「検察を指揮できる立場にある法務大臣が捜査対象となった二階派に所属していることへの懸念の声」がある中、残ったことで、逆に後ろ指をさされないように是非、逮捕者を続々出して国会から法違反者をごそっと追放してみせてほしいものです。
追伸)あとから、気づきましたが、今回の安倍派のパーティー券問題で西村経産大臣が更迭された後、経産大臣になったのが、葉梨さんの後を引継いだ齋藤健さんでした。そういう意味では、自民党の中では無派閥で、こういう突然登板するのにはぴったりな安全な方なのかもしれないと思いました。まして、経産省の出身だし。
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