真冬の剣道の試合会場は、寒いから扉や窓を締め切って行います。
大会が、狭い学校体育館で行われると、観客席はありません。
コート間近で観戦し、皆がぎゅうぎゅう詰めで大会を進めます。
試合前には通常、選手はアップを行います。
私は審判の仕事を引き受けていない時や、
うちの生徒が出ていない試合を見に行く時などは、
気楽に遅れて行く事があります。
誰もが経験あることですが、真冬の体育館に入った瞬間、匂います。
中学生高校生男子の大会ともなりますと、匂いも形容し難い。
ところが不思議、10秒ほどで慣れます。
剣道経験者なら誰もがあてはまりますが、
自分の面の匂いは気にならない。
顔に密着しているため、匂いに慣れているのでしょうか。
しかし自分の小手に鼻を近づけると匂います。
が、なぜかすぐ慣れる。
小学生の子供にたずねると、
Shu・・「小手の匂い好きか?」
子供・・「嫌い!」
と、ほとんどの子供が言います。
Shu・・「小手の匂いが好きな人には剣道が強い人が多いぞ」
と、言った事があります。
これと言って根拠はありませんが(笑)、
一人だけそんな選手を知っています。
大人の剣道家には自分の小手の匂いが、なんとなく好きな人がいます。
実は私もそのひとり。
とは言っても、他人の小手は嗅ぎたくないです。
さて、匂いを自慢していてはいけません。
剣道具はいつも清潔にしましょう。
あの体育館の匂いがぜんぜん気にならなく、
会場でぎゅうぎゅう詰めで試合をしている様子は、
剣道に関係ない部外者の方の目には、どのように映るんでしょうか。
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