7月14日(水)
腕の骨のお話
肘(ひじ)から手首までの「前腕」の軸となっている2本の骨を「前腕骨」といいます。
前腕骨は、母指側(外側)にある橈骨(とうこつ)と小指側(内側)にある尺骨(しゃっこつ)でなりたちます。
こどもたちに説明するのに、橈骨(とうこつ)を上の骨、
尺骨(しゃっこつ)を下の骨と、仮に呼んで説明します。
上の骨の先は、親指、人差し指に、
下の骨の先は、小指と薬指につながります。
こどもたちには「腕の下側をなるべく意識して使おうね」って、アドバイスをします。
小指→尺骨→二の腕下側→肩甲骨 このつながりです。
腕の下側を「感じている」子と、全く無意識でいる子とでは、
小学6年生くらいから竹刀の先のスピードに差がでます。
右手の中指、薬指、小指で竹刀をはねあげて素振りをする子と、
右手左手の親指人差し指で、ぎゅと握って素振りをする子に分かれます。
指で竹刀をはねあげて素振りをすることが習慣になると、
面を打ち切った「右手、左手の納まり」
特に「左手首の角度の納まり」を、この2本の骨のねじれで説明します。
中学生や大人なら「小指をしめる」というアドバイスになりますが、
小学生の小さい手では小指は意識できません。
そこで、「2本線の下側が見えないように打とうね」って、アドバイスします。
参考HP
バレリ―ナのカラダ講座 「腕のねじり」について
https://www.chacott-jp.com/news/useful/lecture/detail013426.html