酔芙蓉

夏がピークを過ぎるこの時期

ご近所のお庭では

酔芙蓉のお花が次々にひらいて

通りかかる人々の目を楽しませてくれる

フリルのたくさんついたスカートのような花弁は

かわいい淑女のようにも見えて

お散歩の足を止めて

つい見入ってしまう

でもこのお花

１日のうちで花びらの色が変わるって

皆さんご存知でした？　　まあ知ってる方は多いんでしょうね・・・　

わたしはもう何年も見てるのに

去年そのお宅の方に伺うまで

全然気づきませんでした

たしかに

開いてるお花は白か薄いピンクで

もう閉じてしまったものは濃いピンク、っていうのは見てたけど

よく考えもしなかったので

たまたまかと思ってた

でも

お話伺ってからよく見てみると

確かに朝は白だけど夕方は濃いピンクになってる

って

分かってから見ても

感動・・・

さっそく調べてみると

これは温度に関係していて

アントシアニンという色素が

気温が２５℃を超えると生合成されて

ピンクの色が深まっていくそう

紫外線などは関係ないとのこと

なるほど～

だからこの時期にお花が咲く意味があるんですね

でも

なぜ１日で色を変える必要があるかは

よくわからなかった

それでも

美しいことには変わりはなく

しかもどの色の時も可憐で素敵

こんな風に生まれたら幸せなんじゃないかなぁ、なんて

ふと思った

本当は虫とか何かを引き付ける意味があるのだろうけど

大丈夫

そうじゃなくたって

通りがかるみんなの心を

十分引き付けて離さないから

酔芙蓉

お酒に酔ったみたい、というより

貴婦人のような花

いろいろ知って

さらに好きになりました

寒くなるまでもう少し

この可憐な花を楽しみながら

わんことのお散歩に精を出そうと思います

花って、いいですね・・・



遊びに来てくださって、ありがとうございました