鯛、たいへんだ！

　私が鳴門から帰ったのと入れ替わりに、主人もまた、鳴門へ鯛つりに行った。毎年今頃か秋に徳島の友人にお誘いを受ける。船をチャーターし、オマケにテレビで紹介されるような地元の鯛釣り名人に付いてもらい、まさに殿様漁。釣らせていただくという感じ。毎年、全くの素人なのに沢山釣ってくる。

　なれない包丁さばきで最初のころは辟易していたのだが、へたな包丁でも美味しさは抜群。あらは勿体無いほど身が付いている（笑）。素人でも包丁を入れた感じが養殖とは全然違うのがわかる。ギトギトとしさ脂っぽさで包丁が滑る感じが全然ないのだ。

　とても食べきれないので、ご近所や友人に配るのだが、丸ごと差し上げてもご迷惑をかけることになるので、自分でさばける人を探すのが一苦労。きちんとさばいて差し上げられれば一番なのだが、時間も技術もないので。おまけに、前もって引き取ることをお願いしておいても、万が一にも空振りもあるといけないので、いつも突然で申し訳ない。

　今回は大小合わせて２０匹。これでも、地元でおすそ分けしてきたそうだ。あちこちに電話をしまくって、取りに来ていただく。残りも今日中に、内臓と鱗だけは取っておかなくてはいけないので、もう、てんてこ舞い。ようやく引き取り先も決まりほっとしたのも束の間、取りに来ていただいたのはいいけど、車を擦りそうになった人の面倒まで見なければならんかった（笑）！

　ゆっくり食べる暇もなく、地元の会館へ。今年は自治会の役員が当たっているのよぉ！
ああ、忙し！