誕生日後日談

　きのうの誕生日、６時過ぎに帰宅した私は、お祝いのメールや電話に対応していて、手紙には気付かなかった。

　けさ、この春就職して、栃木で研修中の息子からの速達を読んで号泣。

　彼の高校時代、大学時代の苦しかったこと、楽しかったことが綴られると同時に、親に対する感謝の気持ちが書かれていた。社会人としても頑張っていく気概も述べられている。
　
　息子が感謝してくれるのは本当に嬉しい。でも、母親なんて何にも出来やしないもの。結局は本人が自分で考え、自分で努力していくしかないのだから。充実した学生時代が過ごせたと言い切れるのは、自分自身が頑張ったということ。自分で掴んだものだよ。親ばかだけど、そんな息子を心から褒めてやりたい。親が出来ることなんてしれている。見守っていることしか出来ないのだから。

　子供が成長した後、親が子供にしてあげなければならない最大のこと。それは子離れしてあげることだと思う。ただ、覚悟だけは出来ているけど実践できるかが問題（笑）。そして、尤も心配なのが父親、私の主人。段々と教育していかなきゃと思っているのよぉ。

　娘にも初任給でプレゼントをもらったが、今度帰阪したとき、誕生日プレゼントをくれるそうだ。でも、お母さんはこの手紙だけで充分。最高のプレゼントをもらったよ。

　でも～、何がいただけるのでしょうか（笑）？

　子は親を選べないし、親も子を選べないとよく言われるが、本当にこんなやさしい子達に恵まれ、私は世界一幸せ者だと実感した朝だった。

　もう一回読んで、また、泣くんだな、これが。