悪妻愚母&鬼嫁

専業主婦のバタバタ日常。ドラマ、本、P、菓子なども気分に任せて語っています。My Homepage悪妻愚母もよろしく。

すんごい婆

2006-10-26 08:16:32 | 日常
 こんなタイトルだと、yumikong、またまたお義母さんのこぼし話?(笑)と思われそうだけど、違うねん。

 阪急沿線の山側の住宅街を抜ける道。片側一車線の道だが、駅前の交通量を避けてまあまあの交通量。テニスから場所を変えて喫茶店で待ち合わせ。皆に先に行ってもらい、寄り道をしたyumikong。そのせいで、あまり通ったことのない道だけれど、紅葉しかけの街路樹の美しさを楽しみながら、少々急いでいたんだ。でも、赤信号につかまり、前から2,3台目に止まる。

 歩道からよろよろとおばあさん。あぶないなぁ、ちゃんと横断歩道渡ったら~と思っていたら、私の車のまん前で何か話しかけてくる。道でも聞かれるのかと思い窓を開けると、もう肘からというか、もうわきの下から(私の車はワゴン車で社高が高い)車に手を入れ、持たれかかる。「どうしても時間が間に合わないので、ごめんなさい、駅まで乗せて」とのたまう。

 まっすぐ行けば駅、でももう、この信号を曲がってしまうので、駅のほうには行かないし、急いでいるのでと、ちょっと気の毒にと思いながらも丁重にお断り。「どこまでなら行くの、イナロク(176号線)には出ないの?」まさに、イナロク沿いの喫茶で待ち合わせ。どうしようか、気の毒だし送ろうかと思案している間もなく、バターン。なんとどこから現れたか、連れのおじいさんが乗り込んで来る勢い。車を出すには危ないし、前は信号待ちの車でつかえている。「え~っ!」と、思いながらも仕方がない。「駅までは無理ですけど、、。」と乗せる。 途端、夫婦?はリラックス。世間話を始める始末。挙句に「おねえさん(この際、突っ込まないでー笑)、イナロクのどの辺に行くの、ついでにどこどこにの角まで行ってくれたらありがたい」まあ、数100メートルぐらいだがらいっか。

 車を走らせるうちに、段々不安に。いくら年寄りでも二人がかりだったらやられる。ひそかにシートベルトをはずす。バッグを引き寄せたら嫌らしいかな、いざとなったらショルダー紐つかもう、財布取られても逃げようとか、思いをめぐらしたが杞憂。機嫌よくお下り頂いた。

 遅いので事故でも起こしたかと心配していてくれた友達に、「ごめ~ん、実はこうこうこうで遅れた」と、言った瞬間、皆口を揃えて「有名な常習おばあさんよ」と。
 
 「ひぇ~!」

 一人は3年前に駅まで送り、もう一人は「もうちょっと先」「次の角まで」「ついでに次の信号まで」と、なかなか下りてくれなくて難儀したとか。友達の知り合も大勢引っかかっているらしい。タクシー代ケチってる? 確かに乗せたあたりは丘の中腹で駅までバスで4~5駅、さもなきゃタクシーが必要な距離なんだ。

 「すごすぎる~!」すぐ降りてくれてラッキーと言われても、、。おばあさんということで気を許させるのが手。信号止まったと同時に街路樹に影から突然現れたし、赤信号ですぐには車は出せない。今思えば、イナロクとか言うおばあさんというのも慣れてる感じ。おじいさんは後から出てくるし、まさに常習、確信犯。運転しているのが男の人ではまずいし、大勢乗っていてもダメ。まさにテニス帰りのおばさんが狙い目なんだ。

 主人に話したら怒られた。海外だったら絶対に窓開けたりしないのに。ちゃんとロックしろよってことだけど、自動でロックするお父さんの車使わせてよって?(笑)。はい、そういう問題ではないっすね。
 

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