悪妻愚母&鬼嫁

専業主婦のバタバタ日常。ドラマ、本、P、菓子なども気分に任せて語っています。My Homepage悪妻愚母もよろしく。

「混沌」新・金融腐蝕列島(上下)高杉良

2006-10-24 22:08:00 | 本 コミック
 銀行のアライアンス、再編時期の話。お気楽主婦の私でも、はっきりとモデルになっている銀行がわかる。でも、どことどこがくっついたっけ?とうろ覚え。パソコンで調べ、本の中の銀行の名前、キャストの役職名をメモ。それを片手に読み進んだ次第(笑)。

 どこまでが事実、どこまでがフィクションなのかね。聞いたことある事件や事実がはめ込まれているので面白い。でも、主人公竹中治夫の過去の不倫話は不要。おっさん読者へのサービス? 危うく私はこれでリタイヤーしそうになったじゃん(笑)。

 かなり厚い文庫本二冊。一気に読みおえた。サラリーマン世界の壮絶な派閥、権力闘争も垣間見た。主人も義父が倒れることが(これ、仮病だった、怒)なかったら銀行員になっていたのも、余計興味を引いた理由のひとつ。もっとも、小説に出てくるのはみなエライサンなので、、? けれど、ひとつで生き残っている銀行はないのだし、再編の嵐に巻きこまれたには違いない。

 Wikipediaで調べたら、出てくる相談役や頭取もかなりリアルなのがわかり、さらに興味が増した。

 今度はズバリな題名「小説日本興業銀行」に挑戦してみようか? 全5巻はきついか。