裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

図書館戦争

2014年03月02日 | 映画・TV


「それを言っちゃーおしめーよ。」

ですが、やはりたかが本の為に戦争(内戦)? そもそもの設定に無理があり、

その無理を楽しめるか?楽しめないか?なのでしょうが、私は後者だな。

ま、「真面目か!」では楽しめないエンターテイメントだと割りきらないと野暮ってもんでしょうが・・・・。


恋愛部分も「女子力」って感じで・・気恥ずかしい。

有川浩(最初は男だと思ってた。)の才能は凄いと思いますけど・・・なんだろ?

文章・・・アニメまでは許せるけど、実写の映画になっちゃうと映像のリアルさが余計に嘘っぽくなる。

主演の岡田准一さんの「チビ」(でもカッコイイ)ってのは完璧なキャスティング。

ただ・・・榮倉奈々さんはどの映画でもドラマでも「同じ演技」で・・・逆に凄い。

例えば、松田聖子さんが歌うと全て松田聖子になるように、榮倉さんが演じると全て榮倉奈々になる感じ?か。

いや、この場合・・松田聖子さんは褒めてるけど・・・榮倉さんは・・・褒めてないか。(笑)

ただ、うちの妻や娘は「面白い!カッコイイ!」とはまっていたので、オジサンにわからないけど女性目線では面白いのかもしれません。




ちなみに新潮社の「STORY SELLER」という若くて才能のある作家が一編ずつ提供した「高性能なおもろ話集」はぜひアラフォー・アラフィス世代に読んでもらいたい。

この有川浩をはじめ、伊坂幸太郎など自分たちと同年代の作家たちの面白いところがギュッと凝縮されて、しかも短編集で読みやすいベスト盤的なおいしい本です。

その後、有川浩の表題作が書き下ろしを加えてまた別に1冊の本になってますが、確かにあの内容を短編に詰め込むには無理があるくらいの内容だったし・・・面白かった。

有川さんは設定の妙とその広げ方、表現方法はさすがだ。一級エンターテイメントとしてのありあまる才能には感服しますが・・・。

「ストーリー・セラー」・・・本の方は激☆オススメです。