裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

火天の城

2009年10月09日 | 映画・TV
無料ご招待券をいただきましたもので、
映画館へいそいそと出かけて参りました。

もしかすると、一人で映画館に行ったのは初めてかな?

恥ずかしいという気持ちなのか?
寂しいという気持ちからなのか?
どうも、子供の頃から誰かと一緒じゃないと駄目なタイプ。

・・・自分でもよく解りませんが、
更にカミングアウトをしてしまうと、
実は、あれだけ「ラーメン好き」を自認してますが、
30を過ぎるまで、ひとりで「ラーメン店」に入ることすら
出来なかったくらいの小心者でございます。

今ではその反動からか?
毎日ラーメン屋にひとりで行ってますが・・・。(笑)

そんなことより本題へ。

信長の命により安土城をわずか三年で建てた
熱田の田舎宮番匠(現在の宮大工)又右衛門(西田敏行)
とその家族、弟子や、この工事に係る多くの人々の
苦悩や挫折を通して、熱意や志や思いやりの気持ちなどで、
成らぬものも成せば成る!・・・人情活劇的色合いの映画。

ま、簡単に言えば「時代劇版・プロジェクトX」ですね。

建築の仕事をしていて、時代劇も大好き、
しかも主演の西田敏行似とあれば・・・

「どうしても観ねばならんじゃろ?」

という映画ではありましたが、劇場では人気がないようで、
私の他にお客さんは3名程度。
ほとんど貸し切り状態でしたので、ゆっくり観ることができました。

途中、2回くらい大竹しのぶに泣かされつつ、
映画自体は、「城をつくる映画」ってだけで、
途中にまったく必要性を感じない忍の信長暗殺事件なども、
おりまぜちゃったりして、TVドラマだったら勿体無いくらいの作品では
あるけど、正直・・・上手い役者に助けらた映画だと思います。
(信長役の椎名吉平はいただけませんが・・・)

地上波のTVでのO.Aとか、DVDが出たら暇つぶしに観るには、
まったく遜色ないくらい・・・いや、出来すぎた映画ですが、
映画館まで足を運ぶほどではなかったように思います。

いや、自分は無料招待券でしたので、十分すぎるほど
恩恵に預かりましたが・・・。

チケットを譲っていただいた方には感謝、感謝であります。
ありがとうございました。

・・・にしも、西田敏行と大竹しのぶさんは、演技上手いですねぇ~。

(なぜに? おまいが上から目線なんや!)

すんません。




ネタバレを少し↓

指図争い(設計コンペ)で、模型を燃やすシーンがありますが、
それをあくまでフリとして、ラストシーンは城が燃えるところまで、
映画があっても良かったかもしれません。
盛者必衰「虚しさ」みたいなのが表現できたかも?

史実では、この安土城は築後わずか3年で焼失してるそうなので、
あれだけ苦労して建てた城が最後は燃えてしまうシーンが流れても
せっかくの時代背景、史実に基づいたエンタメなんだから、
深みが出たかもしれませんね。

そうなっていれば言われるかもしれませんね。

「もう少し・・・加点(火天)しろ!(城)」

嗚呼 なんつっ亭。