幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

新潟への旅・その1「春日山城跡」

2023-04-15 | お城

新潟県には「春日山城」と「新発田城」の二か所が日本100名城に選定されている。

今回は、その城跡を訪ねるとともに、新潟のうまいものを食べに出掛けた。

 

まずは、上杉謙信の居城だったとされる「春日山城」。

この山城が築城されたのがいつなのかは分からないらしい。

本丸を囲むように曲輪や家臣の屋敷などが配置されいるようにみえる。

石垣はないが、山の地形を生かして作られた空堀や土塁がそれらを守り、山全体が攻めるのに困難なように設計がされている。

 

当日はあいにくの強い雨になってしまったが、雨具は折り畳みの傘だけと言う無防備は状態。

本丸を目指す前に、春日山神社で無事帰還を祈る。

 

謙信公の銅像が見守ってくれている。

謙信公に後押しされ、ズボンや靴などびしょ濡れになりながらも、滑りやすい道を往復した。

 

しっかりした登山道(?)だが、粘土質の土は滑りやすくなったいる。

足もとに注意しながら登る。

 

すこし登ると三の丸に着く。

ここには米蔵があったようであり、その脇の土塁がよく残っている。

 

 

さらに二の丸を経てひと頑張りすると「本丸」に到着。

 

残念ながら、遠くまで見渡せるはずの景色は、この通り何も見えない。

 

本丸の横には「天守台」があるが、天守閣があったという記録は無いようである。

帰りに立ち寄った上越市埋蔵文化センターの説明員の方のお話だと、「物見櫓」のようなものがあったのではないかと言うことだった。

 

ひどい雨の中の探索であったが、わずかに残る遅咲きの山桜が元気づけてくれた。

 

地形を生かして築かれている城は、傷んでいる箇所もあるようである。

そのため、三の丸から本丸まで、修復用の土を一袋ずつ運び上げる運動がなされているという。

残念だが、雨に災いされて、その運動に協力は出来なかった。


おたまじゃくしは蛙の子

2023-04-11 | 日記

♪おたまじゃくしは蛙の子・・・♪、子供の頃よく歌ったのを思い出す。

今、公園の池には、おびただしい数のおたまじゃくしが泳いでいる。

♪やがて手が出る足も出る・・・♪

まだ手足が出ていなく、これからである。

 

都会の子は「おたまじゃくし」を図鑑で見ることが普通であろう。

この辺りではナマでその変化を観察できる。

今朝も、子供たちが池の手すりから身を乗り出して、おたまじゃくしの泳ぐのを見ていた。


カルガモ観察日記・帰ってきたカップル

2023-04-10 | 野鳥

カルガモが卵を抱き始めている。

新居から姿を消していたので、一旦、今年のヒナの誕生を諦めかけた「カルガモ・ウォッチャー」たちも喜びの表情を見せている。

昨年と同じように、花しょうぶに囲まれた中で、じっとうずくまる様子が見られる。

卵はいくつ生まれたのか分からないが、無事に孵化することを祈っている。

 

しばらく観ていると、突然、パートナーが池に飛び降りてきた。

(きちんと識別は出来ないが、パートナーであろう)

但し、メスが卵を抱く巣には近寄らず、一定の距離をおいている。

抱卵前はあれほど仲良く寄り添うように泳いでいたのに、不思議である。

かといって、常にここで巣を見守っているかと思うとそうではなく、しばらくするとまたどこかに行ってしまう。

 

4月とも思えぬ暖かさである。

オカに上った亀さんも興味があるのか、首を長~くして卵を抱くカルガモの方向を見ていた。

 


カルガモ観察日記・嫌われてしまった?

2023-04-05 | 野鳥

公園の池のカップルのカルガモの一羽が姿をみせなくなっていた。

残された一羽は、悲しそうに泣いていたのだが、突然いなくなっていた一羽が戻ってきたのだった。

その様子から、ケンカ別れしたわけでもなさそうだった。

互いに何事もなかったように仲良く泳いでいたので、ホッとした。

 

しばらく見ていると、どちらからともなく陸に上がり、近くの水路に移動した。

泳ぎはうまく速いのだが、なんとも、水掻きのついた足で歩くのはぎこちなく見える。

それでも、池から水路迄は飛んで移動するほどはなく、歩ける距離である。

 

狭い水路ではあるが、この水路は毎年雛が誕生した後、親子でどこかに引っ越しをする際に使う水路である。

その中を泳ぎながら何かを探しては口にしていた。

 

その後、またまたこのカップルに変化があった。

その水路で泳いでいるのを見たのを最後に、パッタリと池にも姿を見せなくなったのである。

今度は、二羽が揃って来なくなった。

 

先だって、この池の周りの樹を伐採する工事が行われていた。

めったにあることではないが、池のそばへトラックが出入りしたり、チェーンソーの音や梯子を動かす音などがしていた。

ある人の意見であるが、カルガモに「ここは安心して子育てができるところではないぞ」と思わせてしまったのかもしれない。

その真偽はともかく、「人」と「野生の生き物」とのお付き合いは、思い通りにはいかないものである。

また、ひょっこり飛んでくるのを、公園に遊びに来る幼稚園の子らも、たっぷりと時間のあるお年寄りたちも、みんな楽しみに待っている。

 


カルガモ観察日記・一羽はどこに?

2023-04-02 | 野鳥

一月に飛来して以来、ずっとカップルで飛んできていたカルガモが、ここ数日一羽になってしまった。

先日、花しょうぶの鉢に入って巣作りするような様子を見たのだが、それも見なくなってしまった。

新居も工事中途で中断か?

 

自然界には多くの危険が潜んでいるので心配である。

無事でいて、ヒョコッと姿をいせてくれれば良いのだが・・・。

今まで鳴き声を聞いたことがなかったが、朝から落ち着きなく「グェー、グェー」というような声をあげ鳴いている。

パートナーを呼んでいるのであろう。