ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

走り回る鍼灸師・ハリ天狗を操るマネージャーの日々奮戦

「ひかりの魔女」山本甲士・著 読了しました♪面白かったっ!

2018年05月21日 | 
ケビン奥からお借りした本の第4弾☆

「ひかりの魔女」山本甲士・著


この主人公のおばあちゃん、85歳にして一緒に住んでいた長男を亡くして
次男の家族に同居ということになり。。。

ここまで読んで、
「これでは嫁姑の軋轢が生まれるのでは。。」とか
「おばあちゃんを引き取ったことで次男の家族がギクシャクするって話?・・」
とか、変な心配しちゃってましたが。

なんということはない、
このおばあちゃんのお蔭で周りの人達がどんどん幸せになっていくお話だったんです♪

思いやりがあって優しいおばあちゃん。。。っていうだけじゃこうはいかない。
「こう言えば相手が嬉しい気持ちになる」という先見の明があって、そのさじ加減が抜群☆
相手を、いやらしくなく、うまーく褒めてあげられるって素晴らしい!
それに、優しいウソをうま〜く使えるところもなかなかの御仁。

そうして褒め育てていた教え子ちゃんから神様のように慕われていて、
さらにこの家族が巻き込まれていた困難もおばあちゃんのお陰でどんどんいい方に転がっていくんです。

そのおばあちゃんを慕うみんなが、誰よりも自分がこのおばあちゃんに愛されていると思い込んでいるところがまた可愛い☆

またこのおばあちゃん、演技も上手くて
元気なのにバスなんかの座席を譲って貰えるスベを心得ていたり(笑)。
「立禅」を習得していて咄嗟の動きが実に俊敏!!なおばあちゃんがですよ(笑)。

「立禅」といえば。
私が長年稽古を重ねている太極拳も「立禅」が重要で。
この物語の中の「立禅」はちょっと形態や意味合いが違うけれど、
こうして鍛えてるおばあちゃんは多分席を譲ってもらわなくても大丈夫なんだけどなぁ〜
実に面白い☆

読んだ後、すごく爽やかになるお話♪
楽しかった〜






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コメント
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