como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

発表!「篤姫」アカデミー賞

2008-12-25 22:12:58 | Cafe de 大河
皆様、1年間の視聴お疲れ様でございました。最後を飾りまして、ことしも恒例(2回目だけど)アカデミー賞を発表し、2008年大河ドラマ「篤姫」の打ち上げとしたいと思います。
では参りましょー!

輝け!2008「篤姫」アカデミー賞

天晴れ主演女優賞

宮あおい(篤姫→天璋院) まあ、これは誰にも文句はないところだと思います。1年にわたって1度も20パーセント台を割らせなかった、近年の大河では快挙といってよい視聴者のツカミ。文うるさ型のおやじ視聴者も父心のケムに巻き、「今年の大河ドラマはよかった!」と目じりを下げさせるそのパワーは、大河ドラマのあらたな地平を開いたと申しても過言ではありません。NHKにとってはまさに「神様・仏様・篤姫様」という1年で明け暮れたことでしょう。

天晴れ助演女優賞

殊勲賞 
稲森いずみ(滝山)  最終的にみて、もっともオーラがあった女優はこの人でした。その美しさ、挙措動作の優雅さ、気高さ、迫力。時々振られる微妙に苦しいギャグ場面さえサラリと流す落ち着き。最終回まで一切の老け作りを拒否する堂々のマイペース。最終盤ではもはや「彼女は世の常の人ではないのでは」という神秘性さえも漂いました。こうなったら最終回のラストシーンは、時計の針を逆回しでなく早回しにして現代のTOKYOに飛び、100年変わらぬ美貌の滝山が高らかに笑いながらオープンカーを運転して、首都高を走り去っていく…って感じにしてほしかった。この元ネタわかる人いるかな。いないだろな~~(オイ)。

敢闘賞
堀北真希(和宮→静寛院) 当初は見え見えの人寄せキャストだと思いましたが、和宮役をこんなにまでやるとは思いませんでした。この役に金字塔を打ち立てたと思います。むこう10年ほどは、幕末劇で和宮を演じる人にはプレッシャーがかかるでしょう。陰気な性格や僻みっぽいところも含めて、品が良く、清い水しか知らない、青い血が流れているかの風情は、話題だけで引っ張られたそこらの可愛い子ちゃん女優には出せない味です。いや、彼女もそもそも話題以上のものは期待されてなかったかもしれません。場外ホームラン級の大当たりに、NHKがいちばん驚いていそうなのも痛快痛快。

技能賞 
樋口可南子(お幸)  最強の催涙キャラ。第1回からがっちりと視聴者を泣かせ、そのうち、べつに何もせず何も言わなくても、彼女が登場するだけで誰もがジンワリ涙を催すというところまで行きました。登場シーンでもれなく人を泣かせるというのも凄いことです。

松坂慶子(幾島) 一転にわかにかき曇るなか、稲光をバックに登場という、特撮ヒーローばりの演出を強いられた。大女優の名をかなぐり捨てて、明らかに下手に見える演技を一貫して崩さず、その下手さをもって「大らか」「豪快」「母心」みたいな、とにかくドッシリ安泰なものを、ドッシリ安泰に表現したのは、もしかして超絶演技力なんじゃないでしょうか。そう、「この下手さって…素かも…」という疑問など寄せ付けぬほどに…。

天晴れ主演男優賞

堺雅人(徳川家定) これも文句はございません。2008年の顔♂はこの方です。彼の実力に気づいていなかった世間が遅いのよ、と、今更ながらの家定フィーバーをみてせせら笑った山南ファンは多いことでしょう。「危ないではないか」「久しぶりじゃな、御台」「御台なぜ会いに来ぬ」等等のセリフの度に、全国津々浦々で絶叫する女子の悲鳴が聞こえてくるようでした。そう…その人気のほどは、「危ないではないか」から家定様が亡くなるまでの間に、当ブログに寄せられたアクセス数が如実にものがたっております。それはもう、慣れない管理者が動揺して、混乱をきたすほどでした。今だからいうけど。

天晴れ助演男優賞

殊勲賞
中村梅雀(井伊直弼) むこう10年井伊直弼を演じる人は勇気がいると思います。特に「畏れ入り奉りまする…畏れ畏れおそれおそれいり…」のくだりは最高。大河ドラマで実在の歴史人物を演ずるべき演技力ってこういうものね。一部の若い出演者にそういうお手本を示した功績は大きく、大河ドラマの将来にも、いくぶんかの安心感を与えてくれました。こういう人が支えていれば大河もとりあえず安心です。

敢闘賞
松田翔太(徳川家定) 妻役の堀北嬢とともに、この人も場外ホームランです。ヅラがよく似合い、初々しく清潔で、殿様役がピッタリなルックスと存在感でした。演じるまで想像もつかなかったのは、役者っていうか、血は争えないっていうか。大河ドラマの将来のため、この人材もNHKはガッチリ確保してほしいです。

原田泰造(大久保正助→一蔵→利通) お笑い芸人枠が大久保を演じるのは意外でしたが、驚くほど好演でした。理由はないけどどこか人に好かれない、嫌味な感じをよく出して演じた思います。本業・役者ではないので、もしかしたら彼の暗い本質が迸り出たのか?などと、お笑い芸人としての将来にいらん懸念を抱かせたりもしました。

技能賞 
山口祐一郎(島津久光) ミュージカルで鍛え上げたその美声は、キレてわめき散らす罵声さえうっとりするほど。品格といい恰幅といい力量といい、こんなに大藩の殿様役が似合う人は稀です。微妙に屈折した小物な感じもほどよく出して、実に演技が上手い。不満なのは出番が少なかったことだけです。

残念主演女優賞
該当者なし 今年は女優陣は総じて良くて、ここに該当する大ハズレはいませんでした。

残念助演女優賞

殊勲賞
中村メイコ(庭田嗣子) 出てきたときのビジュアル的な衝撃は、誰に比べても最強だったかもしれません。が、そのキョーレツな存在感が、あっというまにフェードアウト。以後なんとなく居るだけで、それほど毒にもクスリにもならずに終わってしまいました。ルックスが凄かっただけに、惜しまれます。

敢闘賞
若村麻由美(観行院)この人も面妖なオーラで派手に登場したのですが、あまり活躍がなかったですね。ものわかりの良いおたあさんで終わってしまいました。もうちょっと火花が散ってもよかったんじゃないの?

技能賞
涼風真世(お由羅) 残念賞の人はみんなそうですが、ルックス・存在感が面妖なのに腰砕けで終わってしまう…というパターンのはしりが、この人。思えば、今年の敵役女はみんなこうだと、この人の寂しいフェードアウトの段階で気づくべきでしたね。そのわりにビジュアルは強烈。芝居も濃くてけっこう凄かったです。

残念主演男優賞

瑛太(小松帯刀) 「篤姫」を幕末ドラマとして骨抜きにした戦犯にして、恋愛ドラマとして視聴者獲得した功労者。イイヒトだけど恋の対象外というトホホ系男子キャラを、臆面もなく堂々と幕末劇に持ち込んだ。小松帯刀の人となりを表現するには、薩英戦争や薩長同盟やパリ万博より、ヒロインへの長年にわたる一方的片思い、下半身問題、年上妻の葛藤なんかのほうが優先だったところに、良くも悪くもこのドラマの本質が見える気もいたします。最終的な印象は、「で、小松帯刀って何した人?」。瑛太さんになんの罪もないとは思いますが、マゲ物にでるのは、とうぶん止したほうがいいかも。そう、世間が尚五郎を忘れるまでは…。

残念助演男優賞

殊勲賞
玉木宏(坂本龍馬) 今をときめくイケメンが龍馬を演じて、こんなにオーラが無いというのも意外でした。懸念したよりヅラも似合い、総じて強い違和感はなかったものの、龍馬役に要求されるのはイケメンや人気やカリスマ性(役者本人の)といったものではない、ということは良くわかりました。…って再来年は? 大丈夫か(笑)。

敢闘賞
長塚京三(島津忠剛) 乙女とうちゃん。催涙キャラということでは樋口可南子と双璧ですが、この手の催涙はわたしゃダメだった…。父ちゃんがこんなにメソメソと乙女チックでもいいんだ、という意味では、適齢期の娘さんを持つ世のお父さん方を勇気づけたかもしれませんが。

技能賞 
片岡鶴太郎(岩倉具視) 出番は少ないので、陰謀家としてわかりやすい面妖さでよかったのですが、わかりやすすぎ、おネエ系方面に走ってしまったのは誤算だったかも。

新人賞

平岳大(徳川慶喜) 「お父さん(注*実父)ソックリ!」という熟年世代の歓声に包まれて登場した彼。ワンパターンの暗い演技を強いられたものの、見せ場の敵前逃亡で、上品ヘタレ男という意外な隠し技を披露。姿も声も良く、谷原章介の専売を脅かす存在として急上昇しそうです。今後に要注目の人です。

作品賞
全50回中、もっともココロにのこった名場面中の名場面

やはりこれでしょう。

第20話「婚礼の夜」における、アヒルのいる池の太鼓橋付近の場面+セリフ「…危ないではないか」


以上をもちまして、2008年大河ドラマ「篤姫」関連の企画は、全て終了いたします。みなさま、長らくのお付き合いありがとうございました。
ことしもご一緒に大河ドラマを見届けたご縁に感謝しつつ、来年は、ふたたび戦国時代でお目にかかりましょう。では。2009年「天地人」で、再見!!


15 コメント

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良いお年を! (ブガッティ)
2008-12-26 05:35:35
今年の大河における白眉は、何といっても堺雅人さん演じる家定公でした。

番組開始当初、これほど家定人気がブレークするとは、果たして誰が予想し得たでしょうか?

家定の特異なキャラを癒し系にアレンジした脚本。見事に演じ切った堺さん。両者の融合が、近年稀にみる当たり役を生み出しました。

今後、家定を演じる俳優さんは、イヤでも今回の家定像を意識せざるを得ません。
さぞやりにくいことでしょうね…。

なお、昨日の特番『たっぷり〝篤姫〟セレクション』で、宮崎あおいさんが、総集編において本編とはちょっと違った形で家定の登場するシーンがあると、種明かしされていました。
楽しみです。



さて、来年の大河ドラマ『天地人』。
注目株は、阿部寛さん演じる上杉謙信。
阿部さんは劇場版『北斗の拳』で、ケンシロウの声を吹き込んでますが、今回の阿部謙信、佇まいといい北斗七星と絡めるストーリーといい、どうしても北斗の拳のイメージが被ってしまいます。
これで、謙信に斬られた敵兵が「アベシ!」と叫びながら倒れていったら完全にパロディーですが、さすがにそれはないでしょうね(笑)

生涯独身を貫いた謙信は、ドラマ『結婚できない男』の阿部さんを彷彿とさせますし、このドラマで阿部さんを何かとフォローする仕事仲間として出演していた高島礼子さんが謙信の姉役!
どこまで意識したキャスティングなのかは分かりませんが、本筋とは関係ないところでも楽しめそうです(笑)



一年間、詳細にしてユーモア溢れるレビュー、本当にありがとうございました。
来年も楽しみにしております。
では、良いお年を!
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僭越ながら (SFurrow)
2008-12-26 20:28:12
特別助演賞を追加させていただきます(アカデミー賞にはそんなのないけど)

あっぱれ(男優):コロッケ
最終回のカメラマンがコロッケだったことにすぐに気づきませんでした。かわら版売りから写真師へ、世の中は激動してもしたたかに生き抜く庶民パワーとジャーナリズム精神に乾杯。

残念(女優)岩井友見
和もの素養ではピカ一のこの大ベテランを、セリフといえば毎回「本寿院さま~」の一言だけという、もったいない使い方をしてたのはまことに残念。どうせ本寿院とコンビにするなら、家茂の生母実成院という配役にして「本寿院+実成院」コンビにすればよかったのに。

昨年に引き続き、さらに充実のレビューと学習会、本当に有難うございました。しかし本当に一年って早いですね。来年は「天地人」と「坂の上の雲」のダブルレビューですか?楽しみにしております。お風邪など召されませぬようご自愛のほどを。

返信する
ありがとうございました (如月)
2008-12-26 21:11:03
はじめまして。最後に、勇気を出してご挨拶を。今年1年、とても楽しませていただきました。いつ読んでもとても楽しかったです。
それにしても、家定様。「そちがおらぬとこの世から色が消えたようじゃ。」「わしもわしで良かった。そなたに遭えたから。」思い出すだに、感涙です。このドラマは「小松帯刀を世に出す」と言われましたが、「徳川家定を世に知らしめる」だったと思います。他の何がどうでも、あの夫婦は最高でした。どうして死んじゃったの、二人の赤子を抱く家定さまが見たかった・・・。「城を枕に討ち死にか?つまらん。つまらん。」の戦国時代なら許せない言葉もこの人だからかがやきが。あー、最後篤姫を迎えに来て欲しかった。でも、桜島を見たあと、家定さまのところへ言ったでしょう。「遅いぞ、御台」と言われながら。(あおいさん、家定さまと幸せになってください、とコメントしてましたから。)
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お疲れ様でした (ロディ)
2008-12-26 22:23:20
はじめまして。
今年の大河で初めてこのサイト様に流れ着き、一年間沢山楽しませていただきました。
毎週いちいち感想に笑わせていただき、勉強会では関心していました。
『今週の○○(なおくん・ファントムなど)』が大好きでした♪

ほんと、NHKにとって一番の嬉しい誤算は上様でしょうねー。微笑みで喜怒哀楽を全て表現できる俳優・堺雅人さんを配役したこと、そしてあのキャラ設定と脚本。視聴率にも相当貢献したでしょうねー。(もちろん篤姫様あっての今年の大河でしたが)
かくいう私も、上様ご逝去のあとは、プチ燃え尽き症候群でした。

私の中では、助演女優の敢闘賞はともさかりえさんでした。
小松帯刀がヘタレまくりだっただけに(瑛太ファンです、これでも・笑)、初恋を引きずって、似たような押しキャラの愛人まで作っちゃった旦那様をいつも陰ながら支え、叱咤激励していた彼女には、同情さえ覚えつつ、いつも泣かされました。
夫の最後につい「尚五郎さん!」と言ったのもまた…。

長々と失礼しました。
一年間お疲れ様でした。
ぜひ来年もお邪魔させてくださいね。
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はじめまして (みゃうっち)
2008-12-27 01:48:33
ドラマの翌日ここを読むのが楽しみでした。
MY名場面は
「そちはよく見るとおもしろい顔じゃのぉ」「ひど~い」
引き寄せてぎゅぅ
です。

ああ~いいです~笑

一年早いものですね。
ありがとうございました。
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ありがとうございました (犀川の住民)
2008-12-27 01:54:34
風林火山出直し学習会から当ブログのファンです。1年間大変楽しく見させていただきました。アカデミー賞では滝山の美しいオーラに至極共感です。
来年は当ブログを楽しむために、大河ドラマを見たい・・・という心境です。ドラマでは平蔵、尚五郎に続くキャラはもう勘弁、と思いつつ、このブログでつっこみが見れるとなるとそれも有りかとも思ってしまいます。
来年もよろしくお願いします。
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今年一年どうもありがとうございました。 (MoTo)
2008-12-27 02:17:33
私も堺雅人さん演じる家定公を色々と面白く拝見した、という感じです。一見ウツケなんだけど実は鋭い洞察力を持っていた、というキャラクターは興味深く見る事が出来ました。体当たり型ヒロインである篤姫に上様が惹かれていくという展開には、幕末群像劇を期待して肩透かしを喰らった私でも面白く見させて頂いたと言えます。ロディ様同様に上様ご逝去以降は半燃え尽き状態のような感じでした。

瑛太さんと玉木さんの帯刀&龍馬については、二人揃うとどうも「のだめカンタービレ」の峰龍太郎と千秋真一がマゲ&和装しているように感じる事が度々ありました。この作品は小松帯刀の知名度を一層アップさせたかもしれませんが、実像とドラマでの描写のギャップがもの凄く大きすぎるキャラというのもあまりいないんじゃないかとも思えたりします。
そのヘタレかついじられキャラの帯刀を支えた年上妻のお近さん役を演じられたともさかさんもいい演技をされていたと思います。個人的には香道というものをドラマの中でお近さんがしているのを通して知るきっかけとなりました。

この1年、庵主様のレビューや学習会において大いに楽しみかつ多くを知る事が出来で本当に有難うございました。来年は自分がどこまでドラマについていけるかわかりませんが、当ホームページには訪れたいと思いますので宜しくお願いします。個人的には「坂の上の雲」と再来年の方に対する期待の方が高かったりするのですが(笑)。
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ありがとうございました (吉子)
2008-12-27 17:38:15
庵主さま、1年間お疲れ様でした。
大河ドラマ、リアルタイムではなかなか観られず、録画してもなかなか観られず、
観るより先に庵主さまのレビューを読んだことも多々ありましたが、庵主さまのレビューは本当に面白かったです。
1年間、TVを観ているだけでいたより、何倍も楽しませていただきました。
学習会はとても勉強になりましたし、「尚五郎クラブ」などなど、めっちゃinterestingでした!
ありがとうございました!

実は私は山南さんを全く観ていないのですが、今年は堺雅人さんに恋をしてしまいましたよーー。
返信する
総集編を見ながら… (庵主)
2008-12-27 21:25:34
みなさま暖かいコメントの数々、ありがとうございました。
ちょうど総集編(第2回)を見ながら書いてるんですけど、なんか懐かしいですね~。


>ブガッティさん

>番組開始当初、これほど家定人気がブレークするとは、果たして誰が予想し得たでしょうか?

予想できなかったですね~。堺雅人さんは知る人ぞ知る良い役者さんだし、期待してはいましたが、まさか社会現象になるほどとは(笑)。しかも13代家定がこんなにブレークするなんて空前?
ご当人も草葉の陰で驚いていることでしょう。

>今回の阿部謙信、佇まいといい北斗七星と絡めるストーリーといい、どうしても北斗の拳のイメージが

わははは。何か思い出すと思ったらそれですか!
いやたしかに、予告編で既にそのような場面があったような…。謙信が敵陣に乗り込んで、「お前はもう死んでいる」「1分だ」とか言って?それも見たいわあ。
ホントに、本筋と関係ないところで楽しめそうで、なんか段々ボルテージがあがってきたところです。

ブガッティさんには、1年にわたり応援いただいて、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。


>SFurrowさん

>かわら版売りから写真師へ、世の中は激動してもしたたかに生き抜く庶民パワーとジャーナリズム精神

ああ!そうですねえ。途中から「太吉」って役名もついてましたが、あれも庶民サイドからみた時代の流れの縮図かもしれませんね。もっと出番多くてもよかったのに、と思います。

>どうせ本寿院とコンビにするなら、家茂の生母実成院という配役にして「本寿院+実成院」コンビにすればよかったのに

実成院と本寿院がタッグを組むのも強烈ですね!すごい濃いドラマになりそうです。でも、それも見たかったかも…。ぽわ~としたおばさんキャラのまま、結局最終回までしっかり登場した歌橋も、それなりに味を出してて良かったですが。食卓になんとなくいつもある「塩辛」とか「梅干」みたいで(笑)。

SFurrowさんには、風林火山から引きつづき、毎回楽しいコメント&お励ましいただいて、ホントにうれしかったです。ありがとうございました。これからもヨロシクお願いします♪



>如月さん

コメントありがとうございます。読んでいただいて、どうもありがとうございました。

>「そちがおらぬとこの世から色が消えたようじゃ。」

ちょうど今総集編でそのくだりになろうとしております(涙)。よかったですよね~。あのへんの一連は、まったくもってドラマの白眉でした。

>このドラマは「小松帯刀を世に出す」と言われましたが、「徳川家定を世に知らしめる」だったと

なかなか思惑通りにいかぬということですね(笑)。でも、結果オーライでそのほうが良かったかも…(瑛太さんには悪いですが)。
最終回で、篤姫さんを迎えに来て「久しぶりじゃな、御台」とか言う家定さんも見たかったです。
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まだまだ総集編を見ながら… (庵主)
2008-12-27 21:43:43
>ロディさん

コメントありがとうございます。1年にわたりお付き合いいただいたとのこと、ホントうれしいです。

>微笑みで喜怒哀楽を全て表現できる俳優・堺雅人さん

そうなんですよね!いま、総集編をみてますと、ネガティブな感情や否定的なこと、ポーカーフェイスも、ぜんぶニュアンスのちがう微笑で表現しているのに驚嘆です!

>敢闘賞はともさかりえさんでした

いや、ともさかさんも良かったです。最終回はとくに、「気持ちが良いですねえ」と、香木の手紙のくだりには泣かされました。ひとりだけ、質素なふつうの着物で、大奥の豪華さに劣らぬ存在感も見事でしたよね。



>みゃうっちさん

コメントありがとうございます。こんなものでも楽しんでいただけて、続けた甲斐もあります。

>「そちはよく見るとおもしろい顔じゃのぉ」「ひど~い」
引き寄せてぎゅぅ

あ…ちょうど総集編がその場面に(涙)。
あのへんは、日本中が上様にメロメロになっていたのを懐かしく思い出してます。
1年も早いようで、この場面なんかずいぶん昔のことのような気がしますもんね。
あ…いま「あすなろ抱き」だ。良いドラマだったなあ…(この前後数回に限れば、普及の名作)。



>犀川の住人さん

お久しぶりでございます。風林火山から引き続きおつきあいくださったとのこと、有難いです。

>ドラマでは平蔵、尚五郎に続くキャラはもう勘弁、と思いつつ

わたしも、尚五郎が平蔵化していくのにだんだん脱力していったのですが(笑)、ツッコミどころという意味では秀逸な存在でした。
来年は…なんか主役がその危険性をはらんでいるようで、いまから懸念されるんですけど、ふたたび「風林火山」リンクの世界に戻ることでもあり、無責任に(笑)楽しんで行きたいと思ってます。ひきつづき、お付き合いいただけると嬉しいです♪
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