como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

勝手に脳内裏大河・真田太平記2011!

2011-02-28 23:00:22 | Cafe de 大河
 3年連続脱力駄作の気配が早くも確実な大河ドラマ・「江」にお疲れの、大河ドラマウォッチャーの皆様こんにちは。
 いやー、わたくしも、今年はどうやって最後まで視聴の意欲を維持するかと、毎週に日曜が憂鬱になりはじめているわけですが、こういうときに必要なのは……。

 NHKには、かつて、「裏大河」と呼ばれる枠が存在しました。
 正式名称は「水曜大型時代劇」。昭和のおわりに、日8枠の大河ドラマで「山河燃ゆ」「春の波涛」「いのち」という、近・現代もの三部作をやっていたとき、従前の大河ドラマの空気を懐かしむファンの視聴離れを防ぐため、大河ドラマと平行して1年間枠で放送していた時代ドラマです。
 作品としては、「宮本武蔵」「真田太平記」「武蔵坊弁慶」がそれにあたります。

 日8枠が「独眼竜政宗」から従来の路線に戻ったため、3作で終わりを告げた幻のシリーズ「裏大河」。
 一昨年、「真田太平記」をDVDで全話視聴し、そのクオリティの高さに感動したのは記憶に新しいところです。

 そこで思った。

 今こそ、「裏大河」が必要なんじゃないか!?

 日8枠で視聴率を稼ぐため、しょうもない駄作をどうしても作らなくてはならないなら、従来のファン離れを防ぐため、NHKは、別枠を設け、予算はそこそこで視聴率度外視でも良作を…長ーい目でみて「あれ良かったね!」と語り継がれてDVDコンプリートパックが売れ続けるような、そういう作品を作べきなんじゃないか。

 ということで、ワタクシがこのたび、企画書をお持ちしましたのは

 真田太平記2011 (全45回)

脚本 金子成人/音楽 林 光

企画意図:あの昭和の傑作裏大河、池波正太郎原作「真田太平記」を、当時の脚本を一言一句変えず、同じ音楽で再現し、いま、この混迷の時代に問いかけるものはなにか!新たなる大河ドラマの可能性を模索します。

キャスト
(カッコ内は、昭和60年放映時のオリジナルキャスト)

<真田家関連>

真田信之/大森南朋(渡瀬恒彦)
真田幸村/伊勢谷友介(草刈正雄)
真田昌幸/渡瀬恒彦(丹波哲郎)
山手殿/余 貴美子(小山明子)
お徳/深田恭子(坂口良子)
小松殿/菅野美穂(紺野美沙子)
樋口角兵衛 /佐藤 健(榎木孝明)
久野/鈴木砂羽(香野百合子)
於利世/笛木優子(中村久美)
真田大助/染谷将太(片岡孝太郎)
滝川三九郎/斎藤 工(三浦浩一)
於菊/成海璃子(岡田有希子)
鈴木右近/高橋一生(岡村菁太郎)
鈴木主水/小林隆史(金内吉男)
矢沢頼康/田中幸太朗(大谷友右衛門)
矢沢頼綱/宇津井健(加藤 嘉)
向井佐平次/原田泰造(木之元亮)
もよ/ともさかりえ(音無真喜子)
粂/室井滋 (浅利香津代)

<真田家草の者>

壺谷又五郎/香川照之 (夏八木勲)
お江/米倉涼子(遥くらら)
向井佐助/高良健吾 (中村橋之助)
姉山甚八/有薗芳記(渋谷天笑)
宮塚才蔵/山口智充(堀田真三)
沢山東次/田口浩正(水島涼太)
鹿野権左/ピエール瀧(山谷初男)
田子庄左衛門 /小市慢太郎(井川比佐志)
おくに/釈 由美子 (范 文雀)

<豊臣家関連>

豊臣秀吉/中尾 彬(長門裕之)
高台院 /原田美枝子(津島恵子)
豊臣秀頼/池松壮亮(円谷 浩)
淀の方/稲森いずみ(岡田茉莉子)
石田三成/田中哲司(清水綋治)
大野修理/谷原章介(細川俊之)

<徳川家関連>

徳川家康/中村梅雀(中村梅之助)
徳川秀忠/北村有起哉(中村梅雀)
本多忠勝/刈谷俊介(加藤 武)

<徳川忍び>

山中俊房/石橋蓮司(佐藤慶)
山中長俊/螢雪次朗(戸浦六宏)
慈海/伊武雅刀(福田豊土)
伴 長信 /西村雅彦(待田京介)
杉坂重五郎/高橋和也(丹波義隆)
馬場彦四郎/阿部サダヲ(角野卓造)
猫田与助 /ARATA(石橋蓮司)

<ほか>

上杉景勝/藤本隆宏(伊藤孝雄)
加藤清正/古田新太 (竜 雷太)
大谷吉継/遠藤憲一(村井国夫)
前田利家/津田貫治(御木本伸介)
後藤基次/伊原剛志 (近藤洋介)
小野お通/木村佳乃(竹下景子)


…武将関係とか、もっといっぱい居るんですが、俳優リストの持ちネタが少ないので、かなり省略しましたことをお許しください。

 前に、「真田太平記」の全話レビューをやったときに、最後の〆の結論として、「真田太平記はリメイク不可能。なぜなら、お江役ができる女優は遥くららさん以外に居ないから」と書きました。
 いまでもその意見は変わらないし、お江は永遠に遥くららさんで、あれはもう奇跡のキャストだったと思うのですが、そこをあえて、の人選として、思い浮かんだのが、米倉涼子さんでした。
 お江役が難しいのは、女っぽさと男っぽさが無理なく同居して、池波先生ごのみに肉感的で、でもやらしくなく、母性的でもあり、初々しくもあり…というアンビバレンツにくわえて、何よりも高い身体能力が必要。これができる女優さんって、ほかに考え付かなくて。
 難しいお江役がきまったら、あとはスルスルとできあがっていきました。

 さて、この、無駄に頑張った脳内キャストをながめつつ、真田太平記の過去ログで、毎週水曜日、「ひとり脳内裏大河」でもやりましょうか(泣)。

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