como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

好きな歌を好きなように訳してみました その2 Total Eclipse Of The Heart

2014-08-03 13:29:03 | 遊人庵的日常
Total eclipse of the heart


Turnaround, every now and then I get a little bit lonely
And you're never coming 'round
Turnaround, every now and then I get a little bit tired
Of listening to the sound of my tears

Turnaround, every now and then I get a little bit nervous
That the best of all the years have gone by
Turnaround, every now and then I get a little bit terrified
And then I see the look in your eyes

Turnaround bright eyes
Every now and then I fall apart
Turn around bright eyes
Every now and then I fall apart

And I need you now tonight
And I need you more than ever
And if you only hold me tight
We'll be holding on forever

And we'll only be making it right
'Cause we'll never be wrong
Together we can take it to the end of the line
Your love is like a shadow on me all of the time

I don't know what to do and I'm always in the dark
We're living in a powder keg and giving off sparks
I really need you tonight, forever's gonna start tonight
Forever's gonna start tonight

Once upon a time I was falling in love
But now I'm only falling apart
There's nothing I can do
A total eclipse of the heart

Once upon a time there was light in my life
Now there's only love in the dark
Nothing I can do
A total eclipse of the heart

Turnaround, every now and then I get a little bit restless
And I dream of something wild
Turnaround, every now and then I get a little bit helpless
And I'm lying like a child in your arms

Turnaround, every now and then I get a little bit angry
And I know I've got to get out and cry
Turn around, every now and then I get a little bit terrified
And then I see the look in your eyes

Turn around bright eyes
Every now and then I fall apart
Turn around bright eyes
Every now and then I fall apart

And I need you now tonight
And I need you more than ever
And if you only hold me tight
We'll be holding on forever

And we'll only be making it right
'Cause we'll never be wrong
Together we can take it to the end of the line
Your love is like a shadow on me all of the time

I don't know what to do and I'm always in the dark
We're living in a powder keg and giving off sparks
I really need you tonight, forever's gonna start tonight
Forever's gonna start tonight

Once upon a time I was falling in love
But now I'm only falling apart
Nothing I can do
A total eclipse of the heart

Total eclipse of the heart
A total eclipse of the heart
Total eclipse of the heart
A total eclipse of the heart





自分なりの訳詞

(こっちを向いて…)
時どき、少しだけ孤独を感じる
あなたがもう戻ってこないんじゃないかって
少し疲れてしまうときがあるよ
自分の涙の落ちる音を聞くのにね

(こっちを向いて…)
少しだけ不安になるときがある
最高の時代は過ぎ去ってしまったんだろうかと
時どき、少し怖くなるよ
あなたの目に映った自分をみていると

崩れそうになったりするんだ
こっちを見て
輝く瞳を見せて
でないと、ばらばらに壊れてしまいそうで

今夜、あなたが必要なんだ
いままでにないくらい、欲しい
ただ強く抱いてくれたら
ぼくたちは永遠にひとつになれるから

そしてぼくたちは光の中で生きていく
もう過ちを犯すことはないんだ
この道の果てまで一緒だよ
あなたの愛はずっと、心に影をおとすようだったけれど

いつだって暗闇で途方にくれている
火薬樽のなかで火花を散らすような生き方に
今夜、どうしてもあなたが欲しい、今夜から永遠に
今夜から永遠がはじまるんだ

かつてぼくは恋に落ちた
けれどいまは、ただ壊れていくだけ
どうすることもできない
太陽と月の重なる闇のなかで

かつて、人生は輝いていた
けれどいまは、暗闇の中に愛だけをみつける
ほかにどうすることもできずに
太陽と月の重なる闇のなかで

(こっちを向いて…)
時どき、少し落ち着かなくなって
過激な夢を見たりする
なんだか無力に感じることがあって
あなたの腕の中に、子供みたいに身を任せてみる

(こっちを向いて…)
時どき、少し腹を立てて
飛び出して泣いてみたくなったりする
なんだか怖くなるときがあるよ
あなたの瞳の中の自分を見ていると

崩れそうになったりするんだ
こっちを見て
輝く瞳を見せて
でないと、ばらばらに壊れてしまいそうで

今夜、あなたが必要なんだ
いままでにないくらい、欲しい
ただ強く抱いていてくれたら
ぼくたちは永遠に一つになれるから

そしてぼくたちは光の中で生きていく
もう過ちを犯すことはないんだ
この道の果てまで一緒だよ
あなたの愛はずっと、心に影をおとすようだったけれど

いつだって暗闇で途方にくれている
火薬樽のなかで火花を散らすような生き方に
今夜、どうしてもあなたが欲しい、今夜から永遠に
今夜から永遠がはじまるんだ

かつてぼくは恋に落ちた
けれどいまは、ただ壊れていくだけ
どうすることもできない
太陽と月の重なる闇のなかで

太陽と月が重なる
光が陰っていく
太陽と月が重なる
暗闇の中で



 この原曲はBonnie Tylerという女性シンガーが歌っているのですが、わたくしはそれをBS2の土曜深夜の番組「笑う洋楽展」で初めて知りました。めちゃくちゃ最近です。お恥ずかしながら。
「元の出処は良く知らないけど、なんとなく耳に残ってる曲」というやつで(そういうのいっぱいあるよね)、考えたら「glee」でもカバーしてたんですね、これ。
 で、原曲は邦題を「愛のかげり」というそーです。女の人が、ちょっとヤバげな恋愛にハマって苦悩するような内容です。
ただ、私は勝手に、この曲は男が歌う先入観をもってて、それもただの男目線ではなく、非常に背徳的・退廃的なイメージ先行で、勝手に盛り上がっちゃってました。

 すべては原題「Total eclipse of the heart」のせいですね。直訳すると「わたしの心は皆既日食」(なんつうバカっぽい邦題…)。
 もう20年くらいまえですかね、レオナルド・ディカプリオ主演の「太陽と月に背いて」という映画がありました。ディカプリオがアルチュール・ランボー、デヴィッド・シューリスがポール・ヴェルレーヌを演じた、ホモセクシュアルの愛の物語で、なぜか日本以外の世界中で大コケし、DVDもあまり数が無く高騰してるらしい(日本だけで)、ちょっとした幻の映画でございますが、わたしはこれを映画館でみたのを自慢できます。「タイタニック」でブレイク前のレオナルド・ディカプリオ(当時20歳)の、役者人生で最高に美しいときの姿をスクリーンで見たという、稀な体験としてです。
 なにが言いたいかというと、この映画の原題が「Total eclipse(皆既日食)」というんですね。「太陽と月に背いて」という邦題も秀逸だと思いますが、この原題も非常にインパクト大で、おかげでわたしはTotal eclipseという単語にBL用語という印象を勝手に持つにいたりました。

 そういうわけで(どういうわけだ)、Total eclipseが「愛のかげり」じゃ困るんです。べつにだれも困らないでしょうが、わたしが。
 どうせこんなの趣味の世界だ、だれに迷惑かけるわけじゃなし、どうにでもしちゃえということで、訳詞には、幻の「太陽と月に背いて」のレオ様の、あり得ないくらいの美少年のイメージを思いっきり投影しました。とうぜん二人称の「あなた」は女ではないです。とーぜん。
 Total eclipseには皆既日食と言う用語をそのまま当てたかったけど、なんかしっくりこないし、ほんとに「わたしの心の皆既日食」(笑)になっちゃうので、ここは映画の邦題にオマージュを捧げてみました。

 白状すると、これを訳すのはめちゃめちゃ楽しかったです。ワン・ダイレクションの可愛いラブソングとか、このまえのWestlifeの曲みたいに、ナチュラルでこなれた日本語を探して考え込まなくてよかったので。むしろナチュラルになんかしたらわざとらしい。思いっきり過剰な、ふつうじゃ恥ずかしくて言えない表現のほうが似合っちゃうので、ラクだし楽しかった。
 でも、こんなことにハマっていたら、なんか別の趣味のブログになっちゃいますね。それも困る。

 MVはオリジナルのボニー・タイラーさんではなく、またWestlifeにカバーバージョンでご登場願いました。退廃的で美しいですね。センターを張ってるマーク・フィリーさんが、やはりそっちの方なので(同性婚してるとは知らなかった…)、世界観としっくりくるのかなあ。
 そういえばgleeのバージョンでこれをうたってるジョナサン・グロフさん(男。ジェシー・セントジェームズ役)も、同性のパートナーとアツアツのところを、公然と。やっぱりこの曲はそういう…(以下自粛)

 おまけですが、デビュー前のワン・ダイレクションがヴァンパイアのコスプレでこれをうたっているという、イギリスのテレビのお宝Vがありますので貼っときます。
 当時全員16歳から18歳。歌はともかく(デビュー前ですから)、このメイクとスタイリングをした人は楽しかったでしょうねえ。幼いヴァンパイアの美少年が5人。危険レベルだな、この可愛さは。
放送当時(2010年)は、10代女子ばっかじゃなくある種の男性たちもひそかに胸を騒がせたのでは。また曲が曲だし……。




2 コメント

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太陽と月に背いて、懐かしいです! (ソラミ)
2014-08-04 18:58:50
こんばんは。いつも官兵衛の感想を読ませていただいています。が、この記事を見て、思いがけず盛り上がってしまいました。私もこの映画、映画館で見ました!家の中を探せばどっかにパンフもあると思います。音楽には疎いのでこの曲自体は知らなかったのですが、庵主様の訳詞読んでたら、あの映画のどうにもなりようのない、二人の泥沼?な感じとか、なんかすごい蘇ってきました。あのときのレオ様は、ほんと見たことないくらい繊細で美しく、ものすごく、感銘を受けた覚えがあります。日本以外は大コケだったとは知りませんでしたが、なんで日本でだけ、ウケたんだろう?
訳詞、とても素敵です。なんとなく、内容的にも、この思い悩み感とかが、女性の歌詞と言うより男性側の歌詞のような気がします。
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ありがとうございます。 (庵主)
2014-08-04 21:48:51
>ソラミさん

コメントありがとうございます。「太陽と月に背いて」に反応していただいて、とてもうれしいです。
わたしはこの曲を最初男性ボーカルで(Westlife)聴いたので、え、これってランボーとヴェルレーヌじゃないの?!と一方的にコーフンしました。で、最近原曲が女性目線だと知って、勝手に幻滅したという経緯がありまして…
で、じぶんで日本語にしてみたいと思い、やってみたらこのように、自分の思い込み100パーセントの世界に仕上がってしまいました。でも、共感していただけたなら、ほんとに嬉しいです。
わたしも家の中からパンフを発掘したんですよ。レオ様の美しさは絶句ものでした。
もういちど見たいなあ…と思いつつ、レンタルなどでもなかなか見つからないレアものになっていると聞いて、密かなヨロコビも感じてます。記憶の中の宝物のような映画です、ほんと。
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