ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

「レガシー」! 車ではありません。つまりは、「遺産」なのですが……。

2006-08-28 | 映画
レガシー」(The legacy)

どこか「悪魔の墓場」を思い起こさせる出だし。ただ、メインの人物は「悪魔…」のレイモンド・ラブロックのような男性ではありません。男性サム・エリオットは添えものキャラクター。あくまでキャサリン・ロスなのです、大事なのは。

アメリカ人建築デザイナー、マギー(キャサリン・ロス)は招待を受けて、偶々訪れていたロンドンの、遥か郊外、16世紀に立てられた城館を、恋人のピート(サム・エリオット)を伴って訪れる。城館には同時期に各界で新進気鋭と期待される若き才能が招待されていた。

館には召使いや主人のための看護婦らが勤めている。また、謎めいた白猫たちが闊歩している。

招待客が不可解な死を遂げ始める。(屋内プールで、潜水で泳いで、息を継ごうと顔を上げたところ、ガラスか何かで遮蔽されたか、そのまま溺れることになったりする)。

マギーとピートは脱出を図ろうとするが、容易には果たせない。そしてピートには命の危機が!

実はマギーこそ、この館の魔女の遺産を受け継ぐ人物だったのである。召使いたちは白猫たちが化身した使い魔だった!

それだけの内容で102分。「卒業」のキャサリン・ロス主演といいつつ、この段階では早くもオバさん、という感じで、ちょっとがっかりもする。

しかし! 監督が「ジェダイ」のリチャード・マーカンドで、しかもこの作品が監督デビュー作品なのだ。全体に、スタイリッシュというよりも、何とはなしに、サントラなんかもお洒落な感じの映画ではある。

*やはり日本では未DVD化作品。*

*わたくしはVHS所持です。*

*今日は「テレビの力」という番組を娘が見ていたので、映画鑑賞はなしでした。