ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

奉職校ラグビー部1回戦突破!

2006-12-29 | Weblog
明日の2回戦応援に向け、間もなく集合場所(学校至近)に向かって出発。

明日は第二試合らしく、昨日よりは展開が早い模様。

1回戦応援のバスでの「反省」を活かし、エア枕や携帯スリッパなどを購入した。

深夜バスの苦痛に耐えるぞ!

*「水霊縁起録」鑑賞中。「水霊」を補完するストーリー。ますます後味が悪い。*

新・着信アリ か、 リアル着信アリ か? 悪夢は続くのだろうか?

2006-12-27 | 映画
着信アリFinal

麻生学監督作品である。「器用貧乏」という言葉が適切かどうかはわからないが、この作品に、この監督の名前を見た瞬間に頭に浮かんだのがこの言葉だ。

この監督単独でクレジットされている劇映画作品は本作以外では「千里眼」くらいしかない。悪くない。決して悪くないのだ。しかし、原作「千里眼」の、バカバカしいほどのスケールを、25分の1くらいにスケールダウンさせてしまう、そんな感じを免れないのである。つまりは、どうも、劇場版を「テレビサイズ」にしてしまうか、オムニバスが落ち着く監督、つまりテレビ・シリーズの監督という感は否めない。そこがプロデューサー好みのバジェット以内の作品を作る「器用」な監督なのではないか。

「着信アリ」自体も節操がない展開をしてきたシリーズではある。呪いの根源は虐待死児童「ミミ子」であるはずなのだが、これに台湾の予言少女の呪いが複合したはずだったのに……虐待に苛めが感応してスケールアップしたかというと……まあ、イヤらしい展開にはなったな。

「転送すればしなない」

このキーワードにより、ミニチュアスケールの「バトルロワイアル」っぽくなった本作……だからダメなんだよ!

1作目の大学生、2作目の保育士、3作目に至り高校生が主人公になった点も、いかにも「ひとりヒロイン」に堪えないということなんだろうな。

それでもなお、シリーズを見てきた方たちにはこれも見ておきなさいとお勧めする。「Final」を名乗りつつも続編の余地を充分に残した本作、「13金」や「エルム街」への欲アリと見た。

そのときにこそ、あなたの演出は光るぞ! 麻生学監督よ!

*もちろん、「着信アリ」テレビシリーズがあるのだって知っているとも。見たよ、見ましたよ。でもね、だからってこの考えは撤回しない。「13金」だって、題名だけのテレビシリーズ「Friday the 13th:The legacy」が、「エルム街」だってテレビシリーズ「フレディの悪夢」があるからね。*

癒し系が導く「世界」こそ、真の恐怖か?

2006-12-25 | 映画
水霊(ミズチ)

優香は癒し系である。そして、井川遥もまた癒し系である。

このふたりが相次いで「ホラー」に主演し、しかもいずれもが、まあ、正気を失った役なのである。


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自殺の連鎖か? 謎の死が相次ぐ中、新聞記者の戸隠響子数ヶ月前に取材した大学教授(「黄泉(よみ)」は文字通り黄色い泉であり、「湧く」のだという)の杜川が「死に水を飲むな」という言葉を残して自殺したことを知る。

一方的に離婚された元夫岡祐一が水道局で水質の研究をしているので、この「死に水」を巡る謎に関し、相談を持ちかけるが、実は祐一はすでに水に侵されていた。

水に侵された者はありもしないものを見る。

まだ赤ん坊である幼い息子のためにも水に侵されるわけにはいかない。響子はミネラル・ウォーターを大量に買い込み、水道水さえ口にしないようにするのだが……。

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まあ、こういうオチもありかな、とは思う。しかし、これは「輪廻」よりも後味が悪い。水にまつわる怪談としては、「仄暗い水の底から」「ダーク・ウォーター」よりも悪どいかもしれない。

「生活者」は見てはいけない。


そこか~ら~ 東京は見えるか~い~ ああ、ほーいのほい!

2006-12-24 | 映画
東京ゾンビ

キミは禿げ頭の哀川翔を見たか?

「東京ゾンビ」は「東京・オブ・ザ・デッド 3日」とは違って、「ショーン・オブ・ザ・デッド」ばりのパロディ・ホラーであった。

こんな話。

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近隣住民が何でもかんでも棄てるため、堆く積みあがり、巨大な山となってしまったゴミの山、通称黒富士。殺人事件も、姥捨てもお構いなし、生者も死者も区別なくこの山には埋められている。そもそも何が原因か、その黒富士から死者が蘇ってひとを襲い始めた。

禿げ頭のミツオ(哀川翔)は、友人で弟子のフジオ(浅野忠信)を柔術の王者に育てようと考えている。黒富士ゾンビの事件を機に、ロシアに修業に行こうと決意する。コンビニで、レジを丸ごと盗もうとしている若い女ヨウコ(奥田恵梨華)を助ける際にミツオは老婆のゾンビに噛まれてしまう……。

数年の歳月が流れた。ゾンビの溢れる東京では富裕な者達が切り立つ壁の内側にマンションを立て、安全に暮らしていた。貧者は彼らの奴隷か下僕、あるいは慰み者となる。すなわち命がけの「ゾンビ・ファイト」に参加し、マッチ・マネーで這い上がるしかないのだ。その真摯な戦いぶりで、不人気どころか、金持ちたちに嫌われているひとりのファイター、それがフジオだった……。

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「ショーン・オブ・ザ・デッド」の中に、ゾンビの群れの中を切り抜けるためにゾンビのふりをするというシーンがあるが、それ以上に間抜けなオチが本作には用意されている。フジオの最大・最後の敵として「禿げゾンビ」が現われるのだが、禿げゾンビことミツオは、実は本人が思い込んでいるだけでゾンビではないのである! 老婆ゾンビは入れ歯だったので、実は噛まれていないのだが、本人が噛まれたと思い込んでいるというアホぶり!

笑った、笑った。

ネタバラシしてしまったが、細かい笑いはもっとあるので、お暇ならば見るがよい。

今日のだらだら活動。

2006-12-23 | Weblog
「スーパーロボット大戦A」を改造コードで無敵状態でぬるぬるプレイ。

ちょっと明らかに出来ない某怪獣映画をコピー。

「着信アリFinal」を見る。

レビューすべき映画が三本も溜まってしまった。

とりあえず、明日も休みだから、明日こそどれかレビューしようと思う。

怪我の功名? NB16CがNB16Bにグレードアップ!

2006-12-22 | Weblog
いろんなことがあるもので、息子の愛機FMV Biblo NB16Cのハード・ディスク換装に際し、「事故」を起こしてマザーボードをイカレさせたのである。

早速ヤフオクでNB16Bの本体を入手、NB16Cから取り外した部品と融合! 結果、実質NB16Bに生まれ変わりましたよ、息子のマシン。で、もともとの目的であったハード・ディスク換装(中身のクローン化も無事終了。起動ドライブも余裕に!)も出来て、快調なマシンとなりました。

一昨日に「東京ゾンビ」、昨日「水霊(ミズチ)」を鑑賞。

感想は改めて。

めぐる~めぐる~よ 因果は巡る

2006-12-17 | 映画
輪廻

清水崇監督、さすがである。


冒頭、怨霊の集団に襲われる恐怖シーンがあるのだが、これは伏線――。


売り出し中の女優杉浦渚(優香)は、気鋭の監督松村郁夫(椎名桔平)の話題の新作に抜擢される。35年前の大量殺人事件をモチーフに、被害者たちの最後の瞬間の恐怖に着目し、ドキュメンタリータッチで描くのだという。出演者一同は大量殺人の舞台となった、いまは廃墟となっている山の観光ホテルを訪れる。
役者たちはそれぞれのモデルの終焉の場所で彼らの死を感じるように監督に命じられ、あるいは倒れ伏し、あるいは座り込んだ。そのさまをスタッフがデジカメに収めるが、そのストロボが瞬くたびに、渚には本当の死体が重なって見えるのだった。渚は、殺人鬼ドクター大森(治田敦)の被害者で、彼の幼い娘の生まれ変わりなのだろうか?

ドクター大森の凶行にあいながら、ただひとり息を吹き返した彼の妻(三條美紀)は松村監督に、娘の形見の人形を託す。また、ドクター大森の残したノートを示し、「あの当時、大森は狂気に捕らわれていたと思っていたが、あれは実験だったのではないか。死後の意識の永続性、あの世と生まれ変わりを実験で明らかにしようとしたのではないか」……。


なんというべきなのだろう。本当にさすがとしか言いようがない。気味の悪いものを気味悪く見せるプロだな、と思う。中田監督の「女優霊」からの方法を推し進めた傑作だ。そう、動く心霊写真という感じの不気味さを極めた作品だ。

オチも含めて、怖いもの好きは必見の作品である。

*清水監督では、バジェット低い映画でまた異質な「怖さ」の表現に向かった「稀人」も見て欲しいな。あと、「怪談新耳袋 第1・2夜」にまたがる短編3連作!*