ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

いい加減にしろ、な作品!

2007-03-31 | 映画
「フレッシュ・フォー・ザ・ビースト」

酷いねぇ。どなたかが、吹き替えはだめだめだと書いていらっしゃったのに、つい吹き替えを見てしまった。

棒読みよりも酷い。なんか、最悪な素人芝居。ってか、素人の方がうまいかも。

で、途中で英語音声に替えたらそれも駄目。

裸期待のお姉さん方は、やはりそこまでだな。芝居なんて出来ないのだな。

それなのに、ヘアまでは無修正、「動いて男にウマ乗りになる瞬間」にはモザイクがかかる。十代の少年ではないのだから、別にそこだけを見たいわけじゃないけどなんか半端なモザイクは不快だった。

心踊る、シアワセな「ハッピーフィート」

2007-03-30 | 映画
ハッピーフィート」(HappyFeet)

(見たのは日本語吹替だったが、オリジナルの声優、凄いな……。)

皇帝ペンギンはそれぞれの心に自分の歌を刻まれて生まれてくるのだと、彼ら自身が信じている。「心の歌」を交し合って、互いを認めたときに愛が育ち、互いは夫婦となる。一組のペンギン夫婦に生まれた息子は、しかし、歌を心に秘める代わりに、むずむずと踊り出す一対の足(フィート)を具えていた。それがマンブルという主人公だ。

一族の異端として、長老達に群れを追われながら、歌ではなくパーティが大好きでマンブルの最初の理解者になるアデリー・ペンギン(らしい)のアミーゴスや、ペンギンたちの神グレート・ギンの贈り物の首飾り(実はビール缶のハーフ・ボトルを束ねるビニール素材)をしているイワトビペンギンのラブレイスらと「エイリアン(実は人間)」との「コンタクト(だけでなく、彼らの大切な魚を返して欲しいと要求)」しに、大冒険を敢行することに!

108分見所満載の傑作であった。

*蛇足ながら、ネタをひとつ。マンブルの父親が「メンフィス」で、母親が「ノーマ・ジーン」だというだけでウハウハ喜んでしまったよ。*

*なぜか? って。ちょっと離して書いておくね。*














*「ノーマ・ジーン」は「マリリン・モンロー」の本名。ペンギンの彼女には「泣きボクロ」の代わりに胸元に何か柄のようなものが!*

*「メンフィス」は「エルビス・プレスリー」の故郷。彼の歌にも「メンフィス・テネシー」なんて曲がある。そうでなくてもペンギンの彼もしっかりエルビス・ナンバーで登場するわけですが。*

本日の安売りレンタル状況。

2007-03-28 | Weblog
本日レンタルDVD安値均一レンタルでした。

「桜蘭高校ホスト部」の3巻と5巻。
「仮面ライダーカブト」の7巻。

「ディセント」気になる穴倉ものですな。

「ハウス・オブ・ザ・デッド2」酷い作品らしい。

「ブラッドレイン」。こちらはウーヴェ・ボル監督作品。「ハウス・オブ・ザ・デッド」1本目の、「アローン・イン・ザ・ダーク」の監督です。

「ドゥ・ユー・ライク・ヒッチコック?」。これはダリオ・アルジェント監督作品!

「バイオ・アマゾネス」。なんかよくわからんホラー。

以上8本を借りてきました。

また見なければならないものが増えてしまいました。

宇宙は最後のフロンティア。ネクスト・ジェネレーションの「叛乱」

2007-03-27 | 映画
本日は「スタートレック/叛乱」を見ました。

「叛乱」とは、当初はネクスト・ジェネレーションのアンドロイド・クルーであるデータ少佐の叛乱に見える。

ピカード艦長が彼の「暴走」を止め、真相を突き止めてみると、実は、データの行動は論理的にも倫理的にも正しい行動だった。

「提督」と手を結んだゾーナ人とかいう異星人が仕組んだ計略を阻むためだった。

若返りの星の、その力を搾り出す計画。

そのために若返りの星の600人の居住者(バクー人)を擬似映像投影船(ホロシップ)を使って騙し、よその星に強制移住させようというのだった。その陰謀をかぎつけたデータがメモリをいじられて暴走したのだった。

「強制移住などという考えは宇宙連邦の理念に反する」と、「提督」の命令にピカード艦長以下エンタープライズ・クルーが「叛乱」!

そういうことか、と見続けると、実は「提督をそそのかしたゾーナ人」と、「600人のバクー人」はもともと同朋で、ゾーナ人こそ「叛乱」した者たちとわかるという、まあその題名はトリプル・ミーニングな作品でした。

面白かった。スタートレック映画はまず標準以上の面白さだから安心ですね。

これは、知識を要求するぞ! 恐るべきオタク設定!

2007-03-26 | 映画
シルバー假面」(第1話 はなやしき)

とんでもない作品なのである。見る者の知識を試す作品だ。

大正九年。スペイン風邪、シベリア出兵、過熱する労働争議、米騒動……世情不穏な帝都。七人もの婦人が不可解な死を遂げていた。血液中の赤血球が減り、白血球が異常に増えているのだ。

その状態は、レントゲン氏の発見せるエックス線の強力なるものを照射されたかのような症状ではないか……。

この怪死事件と浅草で小屋掛けしている独逸(ドイツ)ダンテ一座の関係を探るべく陸軍士官 *本郷義昭が任じられる。

本郷は「浅草やら芝居小屋や活動などならお前の方が詳しかろう」と、友人の物書きを伴う。彼(ドラマが進むと「*平井(太郎)」と本名が明かされる! 最新作の探偵小説は自信の「意外な犯人=妻」なのである。)

凌雲閣(浅草十二階)も、震災前のこのころは当然聳え立っている。

怪しい小屋の舞台では *カリガリ博士が *眠り男チェザーレを操り未来を予言している。本郷の問いに応えてこの国の未来は「大地が鳴動し、逃げ回る人々は灰になる」という。その怖ろしい未来は「幻視(イリュージョン)」か「活動写真」でもあるのか、人々の前に霧の映写幕上に映し出される。

同じ小屋にひとりの舞姫がいる。名をザビーネ。母はドイツの舞姫エリス。父は元陸軍大尉 *森林太郎、文豪森鴎外そのひとである。


エリスにかつて託された指輪こそ、ニーベルンゲンの指輪であり、これをつかってザビーネは「シルバー假面」に変身する!

凄いよね! 次どうなるんだろう。実相寺監督の死は影響しないかしら?

ああ、終わりまで出来てはいるんだね。DVDのリリースがまだなだけで。

うん。とにかく面白いからみんなも見てね!

*注をまとめて以下に掲示。ネタバレだからね。要注意!*





本郷義昭。山中峯太郎の「敵中横断三百里」において、日本の優秀なる間諜(スパイ)として登場。この「シルバーの冒険」の後にも、昭和6年(1931年)の「亜細亜の曙」にても大活躍をすることになる人物である。

平井太郎。筆名を江戸川乱歩。件の画期的な探偵小説「D坂の殺人事件」の発表は大正14年(1925年)。発表までに四年余の期間を要した理由は、この「シルバーの冒険」の過程で明かされるのであろうか。

カリガリ博士。ヴェルナー・クラウス監督。ドイツ表現主義映画の最高傑作「カリガリ博士」(Das kabinett des Dr.Caligari)の登場人物。
眠り男チェザーレはオリジナルではカリガリ博士の催眠術で犯罪を犯すが、「シルバー」では悪の宇宙人らしい。

森林太郎。ドイツ留学時代は「伯林 一八八八年」(海渡英祐の乱歩賞作品)などという作品があるとおりで、そこから起算すると「シルバー」のザビーネの年齢はちょっと合わない気がするが、あるいは、この奇想においては許容範囲だろうか?


阿佐ヶ谷泊まりでしたので。

2007-03-25 | Weblog
阿佐ヶ谷泊まりでしたので、帰りがてら中野ブロードウェイのまんだらけ中野本店に立ち寄りました。

娘は「テニスの王子様」コス関連のポロシャツなどを手に入れて喜んでいました。

こちらはというと、売値95,000円というキドカラーのポンパくんに感動。

携帯写真を撮りました。

写真撮影禁止と書いてあったのにはそのあと気付きました。

ほら、大昔のテレビは真空管で、ブラウン管もだけれど「温まる」まで点かなかったのに、IC技術だかで、スイッチ「ポン」で「パ」っと点くという、画期的なテレビをアピールしたのでしたね。

「時代」が懐かしい!

そうです。懐かしいものがたくさんで、目の、心の保養になりました。

擬似(フェイク)ドキュメンタリーというホラー

2007-03-23 | 映画
邪願霊

冒頭、沢田ユカのヌード撮影するカメラマンのインタビューを取り、サラリーマンに人気の居酒屋を取材する女性キャスター。怪我を負い、精神にも傷を負って入院したらしい。

「事故には心霊現象が関係したという噂がありますが……」

テレビ放映されなかったレポート――ある女性アイドルの売り出しキャンペーンに密着すること、しかし、そのレポートは恐るべき結末を迎えるのである。

化粧品「H・P」とタイアップして、新曲「ラブ・クラフト」をプロモートする河西プロデューサー。

その曲は数年前にある女性素人作曲家によって応募された作品で、選に漏れたはずなのに河西が持ち続けていたのだという。取材ビデオに映り込む謎の女性の白い影。それはアイドルの新曲ジャケット写真にも写り込んでいた。そう、まるで赤ん坊を抱く女性というふうにも見えるという。

作曲者の正体を探るうち、山岸というレコーディング・ディレクターから「これを見ればわかる」とVHSテープを渡されたが、直後、山岸は突如爆発した自家用車の中で焼死してしまった。

テープの中身は、個人撮影なのか、ベッドの上で身悶える全裸の女性、嬲るような河西プロデューサーの声、そしてハミングで「ラブ・クラフト」の主旋律が流れている……。

アイドルのPV撮影の日。アイドルに取り憑いた何かが、彼女の腕を逆に折り曲げ、内臓から捻り潰しでもしたか、吐血してそのまま彼女は悶死する。

怖ろしい女の亡霊は、しかし、その顔の輪郭はなんとしてもはっきりしないのだ! 恨みの表情を浮かべているに違いないのに……。

……だいたい、こんな感じのお話。

フェイク・ドキュメントというスタイルとしての完成度はわからないが、作品としては結構満足だった。

「H・P」「ラブ・クラフト」とか、「インスマスにさようなら」とか、実に趣味的だしね。

物欲ご報告。

2007-03-22 | Weblog

昨日出掛けに宅配荷物が到着!

「遊星よりの物体X」「悪魔スヴェンガリ」(2枚組)
「アッシャー家の末裔」「キャット・ピープル」(2枚組)
「デモンズ4」
「邪願霊」

以上4点6作品で5,098円(5,000円以上の購入で送料無料が適用された)であった。

TSUTAYA DISCASのアウトレット&リユースセールで購入。

結局「DVD-OUTLET」との提携だった様子です。Amazonのマーケット・プレイスや楽天にも出店している業者さんで、結構マニアックなものも安い! 今回は70%オフだったのだ。

モノクロ名画ホラーにはまっているので、「遊星よりの物体X」「悪魔スヴェンガリ」「アッシャー家の末裔」「キャット・ピープル」を購入した。

「デモンズ4」は、「3」や「’95」と同じミケーレ・ソアビ監督作品。

「邪願霊」(写真)は小中千昭が脚本・構成を担当したレンタル・ビデオ黎明期のオリジナル・ビデオで、「フェイク・ドキュメント」手法の作品。

購入できて、満足!