ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

ジョー・ヒルの短編集。

2008-11-10 | 読書
「20世紀の幽霊たち」を読み進めています。

どれも確かに粒ぞろいですが、ロメロの「ゾンビ」のエキストラの話、「ロメロのゾンビもののエキスラ」じゃなくって、「ゾンビ(Dawn of the dead)」そのものなんですね。架空の映画とか、割合に近作である「ランド・オブ・ザ・デッド」とかではなくって、オリジナルの「ドーン・オブ・ザ・デッド」。かれこれ30年近くが経つ、あの映画。リビング・デッドの2作目の「ゾンビ」そのものの、あのショッピング・モールの撮影が舞台なんですよ。
なんか、それだけで嬉しくなってしまいました。

嬉し恥ずかし夜のハトバスツアー!

2008-11-08 | Weblog
本日、夜のハトバスツアーにて、超人気のコースという、

六本木 香和(かぐわ)ニューハーフショー

というのに行ってきました。

50分強のステージは思ったよりも面白かった。

「花魁座」というユニットは、7人のニューハーフと5人の男性、それにふたりの女性からなっており、めまぐるしく展開する構成で飽きる間もなく終わります。

ハトバスは先に新橋第一ホテルのバイキングがセットされているのですが、そこはとにかく食べ放題で満腹でしたが、香和での「飲み放題」とは名ばかり。やはり、このショーがメインでした。

まずまず面白かったのが、何よりでしたし、新橋から六本木までの移動には、ニューハーフのムーミンさんが付き添ってくれて、「彼女」のおしゃべりが面白かったので、それもよかった。

いっぺんくらいは、そう、あるいはごくたまに見るくらいなら面白いかもしれませんよ。


〈訃報〉 マイケル・クライトン

2008-11-07 | Weblog
マイケル・クライトン氏死去 米作家

 マイケル・クライトン氏(米作家)AP通信などによると、4日、がんのためロサンゼルスで死去、66歳。家族が明らかにした。42年、シカゴ生まれ。ハーバード大で医学を専攻。在学中に創作活動を始め「アンドロメダ病原体」で人気作家に。「ジュラシック・パーク」や「ディスクロージャー」「ライジング・サン」などは映画化された。日本でも放送されたテレビドラマ「ER 緊急救命室」の制作も手掛けた。(共同)

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ロバート・ワイズ監督の「アンドロメダ…」を見たのは中学1年生の時だったが、それでハヤカワのソフトバックス版の原作「アンドロメダ病原体」を買って、むさぼり読んだっけ。

「宇宙戦争」へのオマージュだというこの作品ののちに、「フランケンシュタイン」へのオマージュだという「ターミナルマン」を書き、「ドラキュラ」へのオマージュ作品も書くようなことを70年代に言っていたような気もするが、作品リストにはそれに該当する作品はないようですね。


映画監督としては、「ウエストワールド」 Westworld(監督・脚本)、それに「未来警察」Runaway(監督・脚本)か。

「未来警察」は悪役でKISSのジーン・シモンズが出ていましたね。

時間があれば、「アンドロメダ…」、「ウエストワールド」、「未来警察」、「ジュラシック・パーク」あたりを追悼の意を込めて見直そうかな。



もうひとりの怪獣使い

2008-11-06 | 映画
「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」

DVD3巻 第5話まで見ました。

どうにもこうにも、なんだかポケモン・トレーナーだわな、と思っていたら、

もうひとりの怪獣使いなんて、まるきりそうじゃないか。

実際にはこの後のあらすじの類は大雑把に読んでしまっているので、そうじゃない、核心に迫るキャラクターであることはわかっているのですが、

アーケードゲーム(カードダス)や、家庭用ゲーム機のゲーム、おもちゃとの連動ではそうなんだろうな(プレイヤーのライバル、あるいは2Pに立場を与える設定なんだ)と。

それにしても「スペースビースト」も「ティガの古代怪獣」も、全部ありはどうかな、と思ってしまいますね。

いくら時空を越えるあれが介在しても、オキが全部知っていちゃあ、おかしいんじゃないかな?

まあ、単純には楽しめるんですけどね。


水先案内人は女子高生型抹殺機械(ターミネーター)

2008-11-05 | 映画
ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のシーズン1 エピソード1を見ました。
第1話のDVD版サブタイトルは「序章」となるようですが、これは「Pilot」の意訳なんですね。本来Pilotとはパイロット・フィルムのことで、シリーズに先駆けたテスト製作版のことをいうわけです。それをそのままきちんと1話目としてシリーズに組み込んでストーリーが無事展開してしまったわけですから、「序章」という意訳は問題なく思われます。

しかし、ここでは第1話のサブタイトルなのですから「水先案内人」とするのが最もよいのではないかと提案したいところです。

ストーリーは「T2」を受けて始まります。

あの事件から2年。1999年という終末予言の年。サラ・コナー、ジョン・コナー母子はマイルズ・ダイソン殺しの嫌疑でFBIに追われています。サラはいい仲になった男から指輪を贈られ、この場所に留まるのも潮時と、彼の元から姿をくらまします。リース姓を名乗って、転校した学校で、ジョンはひとりの女子高生に声を掛けられ、ときめきを覚えます。病欠した先生の代わりにやってきた男が、実はターミネーターで、ジョン・リースの名を確認するや、発砲を開始し、巻き込まれたようにして女子高生は撃たれてしまいます。逃げるジョン! 追い詰められ、あわやのところ、突っ込んできたピックアップ・トラックがターミネーターを跳ね飛ばし、ドライバーはジョンに急いで乗れと促します。ドライバーは撃たれたはずの女子高生。実は再プログラムされた味方ターミネーターのキャメロン(・フィリップス)だったのです。
敵ターミネーターはその後サラを捕獲、例によっての「声真似」で、罠を張って待ち受けますが、ジョンに扮装したキャメロンを「撃ち殺した」という誤認を誘って隙を誘い、サラを奪還して三人は逃走します。
銀行の厚い金属扉の内側に設えられた貸し金庫。そこには先行して送り込まれていた未来の技術者によって、この日のための「贈り物」が用意されていました。
タイムマシンです。三人は敵ターミネーターから逃れると同時に、ダイソン亡き後、次に「スカイネット」が誕生する年に、その阻止を目指して(推進者が何者なのか不明のまま)時を飛びます。2007年(つまり放映上現在)に、「ターミネーター」のタイムマシンのお約束どおり、素っ裸で……。

見事な第1話です。だからこそ、単なるPilotエピソードではなく、このPilotの意味を、サラとジョンを闘争の場に導く「水先案内人(パイロット)」たる味方女子高生ターミネーター、キャメロンのことと理解したい。それの方が格好いいじゃないですか!

……続きもぼちぼちと手に入れて、見て行きたいと思っています。