ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

夏は実話怪談の季節ですね。

2007-08-04 | 実話?


7月末から次の新刊4冊を連続で購読。

北野 誠 怪異体験集 「続 おまえら行くな。」(北野 誠)

現代怪談集 新耳袋 殴り込み (ギンティ小林)

隣之怪 木守り(木原浩勝)

怪異実聞録 なまなりさん(中山市朗)




夏はやっぱり実話怪談だ!

書店平積み台で手にとって一番びっくりしたのは「新耳袋 殴り込み」。先年「第十夜」を以って終了したはずの「新耳袋」そのままの装丁だったから。それもそのはず。「映画秘宝」(洋泉社)でこんな怖ろしい企画を実施していたなんて知らなかった! 本家「新耳袋」から「山の牧場」や「幽霊マンション」を実際に追加取材するなんて! その上あの「笠置観光ホテル」(北野誠の方に出ている)まで取材しているのだ! 

*なお、本日8月4日(土)の午後7時より、テレビ朝日系にて「笠置観光ホテル」の例のVTRが放映される模様。こちらにはその写真を1年ぶりに再掲いたしました!*

「木守り」「なまなりさん」はさすがに新耳コンビ!

新耳封印版の「木守り」もなかなかだったが、ワン怪異で1冊出来上がった「なまなりさん」は圧巻だった。

信じようが、信じまいが、暑い夏には「実話」の迫力に浸ることをお勧めする。

*写真を大きなサイズでお楽しみいただくためには、各回のタイトル(今回ならば最上段にある「夏は実話怪談の季節ですね。」というタイトル)をクリックしてください。*

「奇跡体験! アンビリーバボー」というのを久しぶりに見て

2007-05-24 | 実話?
UFOを見たという体験を語るとムキになって否定する人とか、面白がってもっと語れという人とか、まあ、意図しない反応を引き出すだろうなと思いつつも、三十年ほど前の目撃を語りたくなった。

奈良県明日香村。高校を卒業し、大学に入ろうという春休み。中学・高校時代を通じてペンパル(文通友だち)であった大阪在住のTくんと、その友人、こちらもひとり友人連れて、計四人で民宿に泊まり、亀岩だの石舞台だの見学して回ったのだが、そのころの高校生(卒業式は一応終わっているけどね)はまだまだ純情である。その夜、トリスのポケット瓶を一本買い、サイダーで割ったものを味わいながら語らううちに、

「yuimorさん、UFOを呼びましょう」

「ああ、いいね。呼びましょう、呼びましょう」

さて、まだ浅い春。窓を全開し、冷たい空気が吹き込む中、真っ暗な空に向かい頭の中で呼びかけて……。

なんと、ほどなく暗い夜空に現れた発光体の、そのジグザグの飛行っぷりよ!

それよりも不思議だったのは、開け放った窓の左手に暗い空よりも一層黒くそびえる「Aの丘」の向こうから不意に現れ、光る何かを射出した揺れ動く発光体。この不思議な物体は同じ動きを三度ほど繰り返しました。

さすがにここまで不可解な発光体は大阪勢二名も、東京勢二名も見たことがありませんでした。

場所も場所、明日香村だしね。よい思い出です。

あ、発光体じゃないものは、もっと不思議なものを見たことがあるのですが……まあ、いいか。

全話イッキ見したら、どうなるのでしょう?

2006-11-09 | 実話?
「怪談新耳袋 最終夜2」

……。

化け物の姿。

何かが欠落している。

何かが余計にある。

もともとの、あるがままの姿ではなく、歪んでいる。
特定の姿勢や動作に固執して、それを繰り返す。

大きさが、おかしい。

……。

この作品の「怪」は、これらのツボを外さない。

だから怖いのである。

遂に百物語の怪は、ここに、完成するのである。

ぜひご覧ください、「怪談新耳袋」を。

DVD最後の一枚、他の巻よりも「怪異」の怖さは卓越しているという気がした。本当だよ!

今日レンタルしてきました、短編ホラーの傑作シリーズ!

2006-11-08 | 実話?
「怪談新耳袋 最終夜1」

原作同様九十九話で完結だそうです。

あ、不正確ですね。原作は百物語を再現するということで各夜(各巻)百(引く一で、表示上九十九話で出来ており、全十夜(十巻)で完結しているわけです。

ということで、原作の一巻分の構成と同じところで完結としたそうです。

新耳袋の各短編は、本編5分と、極めて短く、そのうえ概ね怪談らしい「オチ」がある。原作の、実話ならではの不可解を、逆手にとって巧みなオチを作ってある。そういう傑作である。

この最終夜シリーズは父親嶋田久作と、星野真里・桐谷美鈴・小池里奈の三姉妹の家族を主人公にし、各話の中心人物が変わるというスタイルで出来上がっており、これが楽しい。

「社長室」から延びてくる真っ赤なマニキュアの爪の女の手、夢の中で眠る自分に包丁を握って次第に迫る不気味な女、連続する心霊写真の最後の写真の後に起こった恐怖……どれもよく出来ている。

未見の最後の一本も同時にレンタルしてきたので、明日にも見ようかな。

最恐!? 本物心霊ビデオは感染するのか?

2006-07-16 | 実話?
昨日の「新生トイレの花子さん」および「稲川」ネタのトラックバック可能なブログさんを探して検索中に、たまたま「稲川淳二」が昨晩遅く(というか、夜中に)テレビ生出演で夏の風物稲川怪談を披露するらしいという情報を得た。しかも北野誠がかなり怖いビデオを流すとのこと。

「恋のキャバ姫夏祭り」深夜1:05~早朝5:25。「ラジカルッ」という番組のスペシャルらしい。

稲川淳二が番組中のどのあたりで出るかわからないので、とりあえず全部録画した。

残念。稲川ネタは噂の「生き人形」その後編ではなかったが……うん、ちょっとくるものはありましたね。

それ以上にキテイタのは北野誠のビデオでした。

関西では有名だという心霊スポットの廃墟ホテルを訪れた北野の松竹芸能後輩タレントが、番組で与えられた手持ちのデジタルビデオで撮影したものに、バッチリ映りこんだという「幽霊」の姿。

そう。キャプチャした写真がこいつ(↑)だ!

若手タレントが自らを映した、その右側に、ワンレン風に見える女らしき存在がレンズを覗き込むように映っているじゃないか! 下段アップでも確認してくださいね。

……で、ここにコレを貼って広めることにした理由があります。

番組中で北野誠曰く、

「このビデオは『リング』ビデオみたいなところがある」と。

すなわち、これを見た者はその晩に怪異を体験するが、ダビングした場合は回避されるようだ、というのです。

ね。これはわたしの分の「怪異」避けというわけです。

あなたは……どうします?