ゆいもあ亭【非】日常

映画や小説などのフィクション(非・日常)に関するブログ

恒例、夏の説明会。

2008-08-23 | Weblog
今日、明日は東京国際フォーラムで、

私学展。

それにしても、今日もそういう話題で同僚とお話したのですが、

受験生と保護者の方が入る前、帰りがけに見かけるあのひとも、このひとも私学の教職員なんだよね、当たり前だけど。そこが凄い、と。

レッドバロンとアイアンキング

2008-08-22 | Weblog
米Amazon.comにて、DELL電源問題にも解決がついたので、前から狙っていたDVDボックスをこの夏購入した。

レッドバロン

アイアンキング

国内販売版だと、
国内版レッドバロン

国内版アイアンキング

国内版は合計50,000円程度
アメリカ版は8,000円程度

見られればいい、という割り切りでなら、アメリカ版断然お得。

ただし、リージョン1で、英語字幕付ですので、いったんリッピングして、その際に字幕のチェックを外して、それをDVD-Rに焼いて、というような手間は要りますが。

とりあえず、アイアンキングの不知火一族編だけ見ました。

感想はまた。

メイン機のグレードアップ

2008-08-18 | PC関連
昨年CPU換装の後に、グラフィックボードも玄人志向のGeForceFX5200に換装していたのだが、今回遂に電源換装をしました。

「パワグリ 400W(EG400PG)」



元が250Wだから、150W分プラス。

実はCPU換装、グラボ換装後、動作が不安定だったんだ。

いまは確実に安定。

これならAGPスロットに刺さるグラボなら、もう少しマシなヤツに換装することも可能であろう。

マザーボードが逝かない限り、Dimension4400を使い倒すぞ!

*Dimension4400ユーザーで、電源換装をお考えの方!

デルの電源換装とヒト-シンクの交換

こちらのサイトが大変参考になりました。
「削り取れば他のものでも取り付けできます。」という一言が有り難かった。
それ以前には2chの「DELLをアップグレードしたい人の情報交換スレ No.7」にある、



4 :不明なデバイスさん :2005/07/04(月) 17:54:53 ID:Wf2WeIsh
Dimension 4300,4400,4500,8200,8250,8300,8400 はケースが同じ。
(末尾にCの付くモデルは省スペースモデルなので、ケースは別物)
ケース無加工で交換可能な電源は

Zippy-500W S-ATA
http://www.rioworks.co.jp/zippy/popup/500.html
Zippy-460WS
Zippy-460WS S-ATA
http://www.rioworks.co.jp/zippy/popup/460S.html
(音ウルサイさい・ケーブル長め)

FSP400-60PFN
http://aopen.jp/products/power/fsp400-60pfn.html
(+12V容量少な目)


にこだわって、それらの電源を捜そうとしたり、

米Amazonで

Silencer 410W

とか、

Startech 400W Dell PC Replacement Power Supply

とかを買おうとしては、送付先の制限があって買えずに悩んでいたのだけれども!

お陰さまで、糸鋸(金鋸)一本、わずかな力作業で、しかも安価に済ませることができました。

*写真は、さかさまにわざとしてあります。こういう位置関係で取り付ける。するとスイッチのところがケースの背面の金属板にわずかにあたるので、そこに糸鋸の出番です!


噂の伝播 都市伝説の形成 夢じゃないんだ!

2008-08-17 | 映画
「壁男」

カメラマン仁科(堺雅人)、すなわち三次元のものを二次元に定着する人。そして、テレビ・レポーターの響子(小野真弓)、すなわちテレビ画面という平面の内側に写る人。隠喩にもならないこの恋人たちが主人公だ。
仁科の以前の個展での主題「In-Out」、そして「壁」にとらわれてのちに開こうと決意する個展の主題「Medium」。(ミディアムの複数形が「メディア」だという響子のコメントまで含め、)言葉の意味論的には実にベタではないか! 「中間」と考えようが、霊媒と置き換えようが……。


深夜の情報バラエティ番組の中の「街の噂特捜隊」というコーナーを担当する響子の許に「壁男の噂」という葉書が届く。(ここに、伏線があり、その葉書の到着を響子と同衾している仁科が夢で見ているという、軽い脅かし場面が挿入される。)話題性が持続する噂がないことに困っていた響子は、この「壁男」の噂が当りを取るという直感を得る。

放映後の反響は案の定すさまじく、次々に情報が寄せられてくる。それにしたがって、「壁男」という存在には次第に輪郭が与えられていく……。

終盤に、「壁男」の噂の仕掛け人が響子の男性アシスタント中村と、仁科の女性アシスタント遠藤のふたりであると(観客には)知らされる。恋人同士である中村と遠藤が作ったニセの噂を葉書にしたため、響子に渡したのだ。それが、噂が広がるに従ってまったく予期せぬほどの大きな存在感を備えてしまったのだった。

壁をモチーフにした写真で個展を開くと言い始めた仁科が、次第に狂気の如きものに捕らわれて、「壁男」の実在を明かすために、壁に文字と鈴を張り付け、その反応で会話しようと考え始め……。

仁科の死が語られて、その後二度ほどのドンデンがあるが……。伏線は活きていると思うけれどもどうもなぁ……。

初っ端から、壁男の主観カメラなんかもありつつ、雰囲気はあるんだが。どうにもひとに勧められるほどの作品には、なり得ていないと感じた。

記憶の欠落が埋まったあとに、真の恐怖がある。

2008-08-16 | 映画
「叫(さけび)」

「(幽霊とは、ひとの心の迷いが)死者の口を借りるという形で真実は違うぞと、彼自身を責め立てる。つまり、真実の声なのだ」
劇中、オダギリジョー演じるカウンセラーが語る言葉だ。

さまざまな伏線があり、ラストに意外な結末があるという、この手のホラーの定番スタイルの作品だ。その点では、役所広司演じる主人公の刑事が迎える「衝撃の真実」は、実は伏線以前の段階で直感的に見当がついてしまうのだ……。

しかし、実はこの作品の恐怖は、そこにはないのかもしれない。

「夢で彼女を見た人間がある限度を超えて……、いや、そんな馬鹿な!」
オダギリジョーのカウンセラーがいう、この台詞。

「あなただけ許します」という、葉月里緒菜の幽霊。
さらに、「私は死んだ。だから、みんなも死んでください」という言葉の意味。

この作品のラストが示すものは、もうひとつの「回路」なのではないだろうか。

*「幽霊」の見せ方がうまいんだ。動く心霊写真とでも言おうか。絶品の気味悪さ。」

都市伝説の復活! ……なんて、ご大層なものではないのだよ。

2008-08-15 | 映画
「口裂け女」

酷い映画だ。

「ワ・タ・シ・キ・レ・ー」の真相がわずかな捻りで、予想できるオチまで、ほとんど取り得がない。

子どもに対する強い愛情がありながら、とっさに子どもに手をあげてしまうという自分の矛盾したDV行動に悩む若い母親。この極めて現代的ともいえる母子関係と30年前の知られざる事件とが交錯して、「口裂け女」の悲しい真実が明らかになる……。
なんて惹句風の紹介をするといくらか面白そうでしょ? でも、期待してはいけません。
口裂け女の「正体」は取り付く邪霊とでもいうべきもの。実体は30年前に死んでいる。その遺体が封じられていた隠し部屋の扉が、謎の地震をきっかけか(実のところは地震がきっかけで蘇ったのか、蘇ったせいで地震が起きたのかも判然としない。クライマックスにも地震が起きるし。)、開いてしまう。で、「母親たち」の体を乗り換えて子どもをさらい、また、惨殺する。

お話に一本の筋道が通っていない。どうにも場当たり的に過ぎる。主役の佐藤江梨子、加藤晴彦の行動もなんだかすっきりしない。映画としてはまるでダメだ。

PG-12作品でありながら、子どもだまし。

見終わって、とにかくがっくりくる。

それでも、川合千春(「真女神転生/デビルサマナー」レイレイホウ)、坂上香織(「ウルトラマンコスモス」シノブリーダー)、水野美紀(「千里眼」岬美由紀)が小学校高学年の子を持つ母親の役を演じていることにある種の感動を覚えたのが、収穫かもしれない。

監督は「ノロイ」の白石晃士。しかし、その不満から、やはり未見であった黒沢清監督の「叫」を見ようと決意させてくれた点も収穫だった。