道徳科学（モラロジ―）の素晴らしさ

道徳科学（モラロジ―）という学問は、
実に科学的に
精神的な問題や心の問題を説いていて
論理的に
人間の正しい生き方を
説いています。
ただこの学問は
現象世界を超えた世界を
探求しようとしているわけではないので、
私のような
それ以上の霊的な探求をしたい人には
限界を感じ
物足りなく
思うことでしょう。
ともあれ、
人間がこの現象の世で、
どのような心の在り方をしたらよいかを、
誰にもわかるように説いているので、
神や仏を信じることができない人でも
納得できる
人間の生き方を
説いています。

人の本性から聴こえてきる「内心の声」に聞き耳を！

人の本性から聴こえてきる「内心の声」
２０１３/５/２２
私たちには
内なる声というものが
あるのです。
だが多くの人は
この内なる声を聴きたがらず、
聴こえそうになると
自分の意志（我の膜）で
それを無視してしまいます。
アルコールも煙草も、
そうした内心の声を聴こえなくするのに
役立ちます。
また利害関係というものも、
内なる声を聴こえなくします。
しかし、この内心の声に耳を傾ける努力をする人は
自己を実現していくことが
できるのです。
マスローの極めたことを
紹介します。
（参考、「人間性の最高価値」Ａ・Ｈ・マスロー　上田吉一訳）訳者あとがきより
【だが、やはり、彼が最も重要視するのは、主体的な個人の生き方の問題になる。マスローによると、自己実現の第一歩は、この内なる衝動の声に聞き耳を立て、責任をもって、行為の選択をおこなうところにあるとする。彼が選ぶところのもの、彼が決断するところの行為は、それが彼の本性から発している限り、個人はもとより、人間一般にとって遍く価値あるものとなる。マスローは、このように述べて、人間の本性に対し、絶対の信頼をよせているのである。】