人皆、素晴らしき種子あり

「人は誰でも
その人だけにしかない
独自の能力と個性をもっている」
と言われているのではあるが、
この言葉を
本当にそうだと
感じている人は
少ないだろう。
しかし一本の木にたくさんの葉がついていて
その葉っぱ一枚一枚を仔細に観察すると
みんな違っていて
どれも美しいことに気づく。
花もそうであって、
よくよく一本ずつ調べると
同じものというのは
一つもなく、
どれも
個性的で美しいことがわかる。
人間も本来は仏子であり、
神の子なのであるからから、
独自の個性と能力をもっていることは、
推察できるのである。
どうやってそれを
引き出すかが
大事になってくるのだと思う。

マスローの主張する本質的教育とは

マスローの主張する本質的教育とは何か。
興味深い文章があるので、
それを紹介したい。
【さらにまた、教育の問題に関しても、マスローは、人間性の本質を肯定し、これに全面的な信頼感を寄せている。「理想的な大学には、単位も、学年も、必修コースもない。・・・また、本質的教育は、学ぶことを望むすべての人びとに解放せられ、・・・生涯が大学となる。」大学は一種の教育的な修養の場であり、そこでは、同一性の発見が主要な目標となる。「同一性の発見とは、自己の真の願望や性格、自己の好みを知り、それを表現する形で生き得ることである。」マスローはこのように述べて、人間の内面的衝動より発する本質的教育を主張するのである。】（参考、「人間性の最高価値」Ａ・Ｈ・マスロー　上田吉一訳）