粗大ゴミを燃えるゴミに変化させた

今日の私のＭ清掃は、
粗大ゴミとして出された
三つのゴミ袋の処理だけを
した感じだ。
その三つの袋に何が入っていたかというと、
一つは毛布、一つはこたつ布団、
もう一つはかけ布団だった。
本人が燃えるゴミのつもりで出したところの
これら三つのゴミ袋には
回収車が来た時に、
「これは粗大ゴミです」という紙が張られ、
燃えるゴミとして持っていかれることなく、
そのゴミ置き場に
置き去りにされたままなのであった。
私がこの三つのゴミ袋を処理しないことには、
こういう置き去りゴミがたまっていき、
どうしようもないゴミ置き場になることは
明らかである。
私はこのマンションに掃除に行く際は、
草刈りガマと
草切りばさみを
用意している。
それで
この道具を使って、
毛布も
こたつ布団も
かけ布団も
何か所か切って小型にし、
粗大ゴミから燃えるゴミに
変化させたのであった。
これをやるのに
一時間以上かかり、
今日の掃除は
ほとんどこれに
終始してしまった。
こういうことを
清掃の仕事として
することもあるのだ。

芸術家の能力について

プロではないが、
ピアノが上手で
人様に聴いていただくことをしている人と、
今日会話する機会があった。
音楽の演奏をする人は
演奏に先だって、
メロディーとか音とかのイメージが、
頭の中で湧くというか響くというか、
そうしたものが
あるということである。
そう言われて
作家の文章というものを考察すると、
作家の独特の文章というものも、
原稿に書くに先だって、
頭の中で
響いているに違いない。
音楽のような響き方ではないと思うが、
滑らかにほとばしるものが
それである。
類推すると、
絵をかく人も、
ただ直接対象を見て描く人もいるとは思うが、
上手な人は、
常に構図とか色彩とかのインスピレーションが、
描くに先だって
心内に湧いているに違いあるまい。
芸術家の能力について
考えてみた。