秘湯「鎌倉温泉」でカメムシ退治

山の中の一軒宿、お風呂は鉱泉かな、自分たちで焼いた蒔を焚いてお風呂を沸かしているとか、宿の裏手からは白い煙がモクモクと上がっていた。辺鄙な本当に何もない温泉宿だけど日帰りのお客さんが絶えず訪れていた。薄白色のお湯はアトピーに効くのだとか、次の日の朝早くからもお客さんが来ていた。

宿自体は木造のかなり古い建物、廊下は歩くときしむし障子もピタッとは閉まらない、部屋は障子戸、勿論鍵は無し、案内された一番奥の部屋の障子を宿の人が明けると敷かれていた掛布団の上にカメムシが

「今、カメムシがいっぱい出てきていて困ってるんです。」

どうりでカメムシの匂いがプンプン。。。。出てくるものはしょうがない、取るしかないでしょ、部屋にはガムテープが用意されていた。

２ミリの隙間があるとカメムシが入ってくるとか、障子戸を開けるたびに布団の上にはカメムシが１匹２匹３匹。。。。テレビを見ていると「ドダッ」とカメムシが障子の桟から落ちる音がする、部屋の隅を探すとカメムシが１匹２匹３匹。。。。今夜はカメムシの匂いに囲まれて眠るのかとお風呂から部屋に戻ったら勢いよくカメムシ、踏んじゃったし

夜中に目が覚めるとあれだけ漂っていたカメムシの匂いが消えていて思わず「ラッキー」と目を閉じていたら何処からかカメムシの匂いが。。。。。パッと跳ね起きると枕の横にカメムシ発見。お陰でカメムシ退治が上手になった。

鎌倉温泉



部屋の隅の火鉢　ISOを変えて撮影