源氏物語
2012-02-13 | 日記
源氏物語の講義は今月も超満員であった。図書館の会議室では
席を譲り合って座ったが緊急の場合厳しいものがあると思った。
休憩時間にトイレに行こうと思っても前からも後ろからも容易に出られない。
近頃は野球場、観劇の場などは通路はシッカリと確保されいつも整然とあけておかなければ
ならないことになっている。
それほど、人気のある、熱気を持った講義であった。また、内容は源氏物語の中でも
一番「核」となる重大なシーンであった。
光源氏が父中宮の奥さんである藤壺とあさましき御宿世のほど・・・・因果のほど・・・
前世からの因縁という禁忌の恋に陥るのである。
源氏も義母との恋に悩むがそれ以上に女性である藤壺は苦悩する。
のちに子供が生まれ冷泉帝となり、源氏は帝の父親となるのである。
とはいうものの、実際の源氏物語の中に二人の逢瀬の描写はほとんどない。
密会の場面は省筆されていて読者自身の想像に任せ行間を読ませるのである。
紫式部と言う人は何を言いたかったのか、どうしてこんな長絵巻の長編を書いたのだろう。
まだまだ何もわからないまま講義に出ているだけであるがシルバーグループにとてもふさわしいテンポで
ゆったりと味わうことができる。
前回若紫を途中まで学んだので予習と言うか、復習と言うか先を読んでいたら
いつも百人一首の読み手が序歌として詠む
「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花」(古今六帖)がでてきた。
この歌は手習いの時に書かれたもので、源氏からの恋歌の返事を10歳の若紫はまだ「難波津」の
お稽古もままならないので返歌など書けませんと言うときに使われていた。
またその数ページ前には
「優曇華の花待ち得たる心地して深山さくらの目こそうつらね」と言う歌が出てきた。
先日優曇華(うどんげ)とはたぐいまれな吉兆を占うと学んだばかりだったので
長い物語の中に見つけて嬉しかった。
席を譲り合って座ったが緊急の場合厳しいものがあると思った。
休憩時間にトイレに行こうと思っても前からも後ろからも容易に出られない。
近頃は野球場、観劇の場などは通路はシッカリと確保されいつも整然とあけておかなければ
ならないことになっている。
それほど、人気のある、熱気を持った講義であった。また、内容は源氏物語の中でも
一番「核」となる重大なシーンであった。
光源氏が父中宮の奥さんである藤壺とあさましき御宿世のほど・・・・因果のほど・・・
前世からの因縁という禁忌の恋に陥るのである。
源氏も義母との恋に悩むがそれ以上に女性である藤壺は苦悩する。
のちに子供が生まれ冷泉帝となり、源氏は帝の父親となるのである。
とはいうものの、実際の源氏物語の中に二人の逢瀬の描写はほとんどない。
密会の場面は省筆されていて読者自身の想像に任せ行間を読ませるのである。
紫式部と言う人は何を言いたかったのか、どうしてこんな長絵巻の長編を書いたのだろう。
まだまだ何もわからないまま講義に出ているだけであるがシルバーグループにとてもふさわしいテンポで
ゆったりと味わうことができる。
前回若紫を途中まで学んだので予習と言うか、復習と言うか先を読んでいたら
いつも百人一首の読み手が序歌として詠む
「難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花」(古今六帖)がでてきた。
この歌は手習いの時に書かれたもので、源氏からの恋歌の返事を10歳の若紫はまだ「難波津」の
お稽古もままならないので返歌など書けませんと言うときに使われていた。
またその数ページ前には
「優曇華の花待ち得たる心地して深山さくらの目こそうつらね」と言う歌が出てきた。
先日優曇華(うどんげ)とはたぐいまれな吉兆を占うと学んだばかりだったので
長い物語の中に見つけて嬉しかった。
時間がたっぷりある私たちシニアの年代、、、若い時にはなかなか気がつかなかったことも、この頃になると関心の眼が届き、感じたり、考えたりできるのだなあ、、と思うようになりました。
豊かな心を持ち続けるためにも、学べるチャンスを大事にしたいものですね。
お忙しい家事、介護の合間を縫うように、学んでいられる禎子さんに脱帽です。
少ない自由時間の中で貪欲にお勉強される高城さんには頭が下がります。
余裕が有るから勉強するのではなく、時間をやりくりされて、と言うのは学ぶ価値が大です。
昔のダンスも勤めながら大忙しの中で時間を見つけたものでしたが、ちょっと余裕ができたので百人一首に入ったつもりでした。そうしたらまた大家族の忙しさに時間をみつけるのにアップアップしています。一度やり始めたら簡単にやめるのは嫌なので前後にしわ寄せが来るのは目に見えているのですが今のところ頑張っています。