【閣僚資産公開】超セレブ!鳩山首相は大金持ち 実は“格差”政権だった 2009.10.23 22:01
田園調布の邸宅に9億円近い定期預金、セレブ御用達のゴルフ場会員権-。
23日の閣僚らの資産公開で、鳩山由紀夫首相の家族を含めた総資産は14億4269万円に上り、ダントツの1位となった。鳩山内閣の平均資産は1億4044万円で、過去最高の麻生政権(1億4128万円)に肉薄したが、首相が1人で平均額を引き上げた形だ。 (杉本康士)
「生前贈与などがたくさんあったおかげで、恵まれた資産を有していることは事実だ。ありがたいことと思ってはいる」 鳩山首相は23日、首相官邸で記者団の質問にこう述べた。「(総資産が多いことは)そのことはそのこととして認めたい」「政治家になってから稼いだとかそういう話では一切ない」などと語った。
戦後政治史の舞台となった東京・音羽の旧鳩山邸「音羽御殿」は母、安子さん名義のままで首相の資産に含まれていない。それでも「お金持ち」イメージが強かった麻生太郎前首相が昨年公開した総資産(4億5547万円)の約3倍。10億円近くも引き離した。 資産公開によると、鳩山首相の住む都内有数の高級住宅地、大田区田園調布の自宅の敷地面積は678平方メートル。選挙区内の北海道室蘭市、苫小牧市にも土地・建物を所有するほか、長野県軽井沢町には敷地面積7207平方メートルの大別荘を保有している。
定期預金は8億7670万円に上り、母方の祖父が創業者のブリヂストン株(350万株)など計15銘柄の株式も保有している。株式は資産額に含まれていないが、時価総額はブリヂストン株だけで数十億円。ゴルフ場会員権は2口で、このうち「軽井沢ゴルフ倶楽部」は吉田茂元首相の側近、白洲次郎氏が愛した名門コースだ。 一方、鳩山内閣の中で最も総資産額が低かったのは北沢俊美防衛相の609万円。北沢氏を含め、本人名義資産が1千万円を下回ったのは長妻昭厚生労働相、前原誠司国土交通相、菅直人副総理・国家戦略担当相、原口一博総務相の計5人だった。
麻生政権では最高と最低の差が7億5084万円だったが、鳩山内閣での差は14億円超。格差解消を訴えて実現した民主党政権内では厳然と“格差”が存在している。総資産が1千万円に満たなかった閣僚の1人は、首相の資産について「金持ちは1人いればいい」と自嘲(じちよう)気味に語った。 (MSN産経)
総資産14億円に、ブリヂストン株時価数十億円。
6月の「党首討論」で、麻生前首相に「(政策の)財源」について質問されて、民主党党首だった鳩山氏は、「人の命より財源なのか」と答えたのです。それを思い出しました。 とんでもない大金持ちの”ボンボン”だから、こういうセリフが軽くでてくるのでしょう。
この莫大な資産は、鳩山首相の摩訶不思議な言動を育てたものの一つですかね。
たぶん、首相の頭は、「お金が不足」という状況が理解できないのでしょう。