放射性物質32個が下敷きに 軍幹部は安全性強調 四川大地震
(MSN産経ニュース)
21日付の中国紙、環球時報は、中国・四川大地震による四川省綿陽市などの核施設への影響について、軍幹部が「なんら問題はない」と述べ、安全性を確認したと伝えた。
四川省には実験用原子炉や核燃料生産施設、核兵器施設があるが、核物質の漏えいなどは発生していないと強調した。
周生賢環境保護相は20日、地震で計32個の放射性物質が倒壊ビルなどの下敷きとなり、30個は回収、残りの2個についても安全を確保する措置を取ったことを明らかにしたが、放射性物質の種類や施設名などは明らかにしていない。(共同)http://sankei.jp.msn.com/world/china/080521/chn0805211649010-n1.htm
爆載トラクターで闇賭場に突入 57人死傷 五輪テロとの憶測も
父母らは、仮設テントに臨時に置かれた市教育局に詰めかけ、テント3張りをなぎ倒したうえ、中にあるパソコンやプリンターなどをけったり地面にたたきつけたりして破壊した。
(2008年5月21日14時43分 読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080521-OYT1T00437.htm
放射性物質が下敷き・・軍幹部は「なんら問題はない」・・安全性を強調されれればされるほど、「それはいったい本当なのか?」とますます懸念は募ります。
現場では、五輪テロとの憶測が流れるニュースや、倒壊した学校の被害者となった児童の親たちによる政府へのデモなども起きている様子。中国政府の情報を明らかにしない態度や後手後手にまわるやり方が、ますます混乱を深刻にしているようです。救助隊と入れ替わりに、日本の医療チームが到着とのニュースもありましたが、このような大混乱の中で、「中国側からの情報が少なく、支援活動は手探りでのスタートになりそうだ。」「感染症も発生し、二次災害も起きて大変な事態になっていると聞いている」とのことです。(こちら) 現場の状態や二次災害の懸念なども情報不足の中、日本の医療チームが動ける状態なのか、活動できるのかどうかさえも大変不安を感じます。