もうお気づきかもしれませんが、少し前から、このブログのタイトルは日本語だけの『スウェーデンの今』になりました。日本語だけでコンパクトに行きたいと思います。ホームページやブログなどでリンクを貼っていただいている方は、できたら変更をおねがいします。
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ヨンショーピンでの日本語の授業の後は、帰りのバスまで少し時間があるので、たいてい参加者と適当なおしゃべりをする。数週間前のこと、生徒である高校生の男の子数人が群がってきた。DVDを手にしている。「先生、これ見た? 貸してあげる」という。何かと思って見ると、ローマ字(できたらひらがなで書いて欲しかったな)で"Densha Otoko"と書いてある!
日本の情報に疎くなってしまうのは仕方ないと思うけれど、恥ずかしいことながらこの「電車男」を初めて知ったのは去年の年末。映画もTVドラマも見たことなかった。こんなことまで、この高校生ら、よく知ってるなー。しかも、彼らが手にしていたのは映画版ではなくて、TVドラマ版。TVドラマなんか、よく手に入れたな、と感心してしまった。11回分がちゃんと一つのDVDに圧縮して入っているのだそうだ。
ノートパソコンをいつも背負って来ているで、帰りの高速バスの中で再生してみてビックリ。これは市販のDVDをコピーしたのじゃなくて、テレビの放送そのものの録画だったのだ。というのも、各回の最初には、テーマソングが流れ、ドラマの合間にはコマーシャルまで入っているのだ。
しかも、英語の字幕つき。近頃は、TVドラマでも文字放送を選べば、英語の字幕が見られるということだろう。しかも、この字幕、普通の映画に見られる簡単な英訳じゃなく、単語のびっしり詰まったかなり細かい英語字幕。それが、次々切り替わるので、たまに一時停止でもしないと、ついていけないくらいだ。「オタク」はもちろんのこと「萌」なんていう“専門用語”にもちゃんと解説がついている。
彼らに感想を聞いてみると、面白かった、というのだ。「萌」とか「メイド喫茶」とか、理解しているのかと疑問に思うけど、英語の字幕のおかげで大丈夫だったよ、とのこと。むしろ、私のほうこそ、理解できていないと思う・・・。
スウェーデンの高校生たちに、一応、念を押しておいた。日本語を勉強して、マンガやアニメが読めるようになるのはいいけど、あぁはならないでね。そうしたら、俺たちもメイド喫茶に行きたいって返事。日本のサブカルチャーが海外に伝わるのは面白いことだと思うけれど、こんなことまで伝わってしまうのは、なんと表現したらいいか、ちょっとだけ情けないな・・・。
この録画の出所はどこかと聞いてみると、もちろん、インターネット。最近は映画だけじゃなくて、テレビドラマなんかのデジタル録画も、放送後すぐにインターネット上に流れて、スウェーデンでも入手可能になるのだそうだ。
恐るべしインターネット。恐るべしスウェーデンの高校生!
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ヨンショーピンでの日本語の授業の後は、帰りのバスまで少し時間があるので、たいてい参加者と適当なおしゃべりをする。数週間前のこと、生徒である高校生の男の子数人が群がってきた。DVDを手にしている。「先生、これ見た? 貸してあげる」という。何かと思って見ると、ローマ字(できたらひらがなで書いて欲しかったな)で"Densha Otoko"と書いてある!
日本の情報に疎くなってしまうのは仕方ないと思うけれど、恥ずかしいことながらこの「電車男」を初めて知ったのは去年の年末。映画もTVドラマも見たことなかった。こんなことまで、この高校生ら、よく知ってるなー。しかも、彼らが手にしていたのは映画版ではなくて、TVドラマ版。TVドラマなんか、よく手に入れたな、と感心してしまった。11回分がちゃんと一つのDVDに圧縮して入っているのだそうだ。
ノートパソコンをいつも背負って来ているで、帰りの高速バスの中で再生してみてビックリ。これは市販のDVDをコピーしたのじゃなくて、テレビの放送そのものの録画だったのだ。というのも、各回の最初には、テーマソングが流れ、ドラマの合間にはコマーシャルまで入っているのだ。
しかも、英語の字幕つき。近頃は、TVドラマでも文字放送を選べば、英語の字幕が見られるということだろう。しかも、この字幕、普通の映画に見られる簡単な英訳じゃなく、単語のびっしり詰まったかなり細かい英語字幕。それが、次々切り替わるので、たまに一時停止でもしないと、ついていけないくらいだ。「オタク」はもちろんのこと「萌」なんていう“専門用語”にもちゃんと解説がついている。
彼らに感想を聞いてみると、面白かった、というのだ。「萌」とか「メイド喫茶」とか、理解しているのかと疑問に思うけど、英語の字幕のおかげで大丈夫だったよ、とのこと。むしろ、私のほうこそ、理解できていないと思う・・・。
スウェーデンの高校生たちに、一応、念を押しておいた。日本語を勉強して、マンガやアニメが読めるようになるのはいいけど、あぁはならないでね。そうしたら、俺たちもメイド喫茶に行きたいって返事。日本のサブカルチャーが海外に伝わるのは面白いことだと思うけれど、こんなことまで伝わってしまうのは、なんと表現したらいいか、ちょっとだけ情けないな・・・。
この録画の出所はどこかと聞いてみると、もちろん、インターネット。最近は映画だけじゃなくて、テレビドラマなんかのデジタル録画も、放送後すぐにインターネット上に流れて、スウェーデンでも入手可能になるのだそうだ。
恐るべしインターネット。恐るべしスウェーデンの高校生!
男子高校生すごすぎます!
って、そこまで深く考えてかいた訳ではありません。とにかく、こんなのがスウェーデンでも広まっちゃうと、スウェーデン人からまたいちいち説明を求められるようになってしまう・・・。私の知ったこっちゃないのに・・・。