前触れもなく、ふと思いついて、それから無性に食べたくなる物がいくつかある。牡蠣(カキ)はその一つ。
ヨーロッパではフランスを中心に珍味として食べられている。特にクリスマスの時に生牡蠣を食べるのは伝統になっているらしく、ある年のクリスマスにフランス人の友人の実家に遊びに行ったときは、沢山ご馳走になった。ちなみにフランスではレモン汁をかけて食べていた。
さて、スウェーデンでも最近、珍味として手に入りやすくなってきた。といっても、口にしているのはおそらくごく少数の人で、クリスマスに一斉に食べる、といった習慣はない。
一口に牡蠣と言っても、いろんな種類があるらしいが、スウェーデンで手に入るものは主に下の二種類。
①ヨーロッパ・ヒラガキ(Ostrea edulis Linnaeus)
大きくて丸くて平べったい牡蠣。日本では見たことなかった。1つ15~20クローナ(260~350円)くらい。高いうえに、殻をこじ開けるのに一苦労。馴れるまで15分くらいかかった。しかも、あまりおいしくない・・・!?
ちなみにスウェーデンの植物学者リンネが分類したため、彼の名前がラテン名に含まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/2c/a4e47fa0596e559d3e1ccec0d3db96bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/63/a22efebbfa3f203f22bd2146721d24b8.jpg)
②真牡蠣(Crassostrea gigas)
やっぱり、牡蠣といえばこれ! 日本で普通に手に入る種類がこれらしい。下の殻が丸くお椀のように窪んでいるのが特徴。1つ10~15クローナ(175~260円)くらい。おいしい!
ちなみにリンネの愛弟子で日本にも渡来経験があるThunbergによって分類されたのらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/3f/a914abceb21628a8d4604ea23cd76143.jpg)
ヨーロッパ・ヒラガキのほうはヨーロッパ原産で、フランスでも牡蠣といえば本来はこの種だったらしい。しかし1970年代に寄生虫が蔓延し数が少なくなってしまったため、その後、寄生虫に強い日本の真牡蠣がヨーロッパにも持ち込まれ、養殖されるようになったのらしい。だから、日本の真牡蠣は今ではヨーロッパでも広く普及し、私がフランスで食べた牡蠣も、真牡蠣だった。
牡蠣はスウェーデンでも野生に存在し、現在は養殖も行われている。しかし、生育条件として、海水が比較的暖かく、塩分濃度も2.5%を越えなければならないため、スウェーデンの西海岸でのみだ。(バルト海は淡水のため)
スウェーデンで買うと、多くの場合、ヨーロッパ・ヒラガキならスウェーデン産、真牡蠣ならフランス産だ。スウェーデンでも真牡蠣の生産が始まったらしいがまだ小規模。私には理解できないが、ヨーロッパ・ヒラガキのほうがより美味しく、珍味だ、という評価が、ここヨーロッパでは一般的であるので、スウェーデンとしてはヨーロッパ・ヒラガキのほうをフランス向けに輸出して一つの産業にしたいのかもしれない。
さて、私の好みの食べ方は、温めたオーブンに牡蠣を入れ、殻の中の海水が煮え立つ直前にオーブンから出して、醤油を少し垂らし、煮汁を殻からこぼさないようにしながら、食べること。格別です!
ヨーロッパではフランスを中心に珍味として食べられている。特にクリスマスの時に生牡蠣を食べるのは伝統になっているらしく、ある年のクリスマスにフランス人の友人の実家に遊びに行ったときは、沢山ご馳走になった。ちなみにフランスではレモン汁をかけて食べていた。
さて、スウェーデンでも最近、珍味として手に入りやすくなってきた。といっても、口にしているのはおそらくごく少数の人で、クリスマスに一斉に食べる、といった習慣はない。
一口に牡蠣と言っても、いろんな種類があるらしいが、スウェーデンで手に入るものは主に下の二種類。
①ヨーロッパ・ヒラガキ(Ostrea edulis Linnaeus)
大きくて丸くて平べったい牡蠣。日本では見たことなかった。1つ15~20クローナ(260~350円)くらい。高いうえに、殻をこじ開けるのに一苦労。馴れるまで15分くらいかかった。しかも、あまりおいしくない・・・!?
ちなみにスウェーデンの植物学者リンネが分類したため、彼の名前がラテン名に含まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/2c/a4e47fa0596e559d3e1ccec0d3db96bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/63/a22efebbfa3f203f22bd2146721d24b8.jpg)
②真牡蠣(Crassostrea gigas)
やっぱり、牡蠣といえばこれ! 日本で普通に手に入る種類がこれらしい。下の殻が丸くお椀のように窪んでいるのが特徴。1つ10~15クローナ(175~260円)くらい。おいしい!
ちなみにリンネの愛弟子で日本にも渡来経験があるThunbergによって分類されたのらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/3f/a914abceb21628a8d4604ea23cd76143.jpg)
ヨーロッパ・ヒラガキのほうはヨーロッパ原産で、フランスでも牡蠣といえば本来はこの種だったらしい。しかし1970年代に寄生虫が蔓延し数が少なくなってしまったため、その後、寄生虫に強い日本の真牡蠣がヨーロッパにも持ち込まれ、養殖されるようになったのらしい。だから、日本の真牡蠣は今ではヨーロッパでも広く普及し、私がフランスで食べた牡蠣も、真牡蠣だった。
牡蠣はスウェーデンでも野生に存在し、現在は養殖も行われている。しかし、生育条件として、海水が比較的暖かく、塩分濃度も2.5%を越えなければならないため、スウェーデンの西海岸でのみだ。(バルト海は淡水のため)
スウェーデンで買うと、多くの場合、ヨーロッパ・ヒラガキならスウェーデン産、真牡蠣ならフランス産だ。スウェーデンでも真牡蠣の生産が始まったらしいがまだ小規模。私には理解できないが、ヨーロッパ・ヒラガキのほうがより美味しく、珍味だ、という評価が、ここヨーロッパでは一般的であるので、スウェーデンとしてはヨーロッパ・ヒラガキのほうをフランス向けに輸出して一つの産業にしたいのかもしれない。
さて、私の好みの食べ方は、温めたオーブンに牡蠣を入れ、殻の中の海水が煮え立つ直前にオーブンから出して、醤油を少し垂らし、煮汁を殻からこぼさないようにしながら、食べること。格別です!
スウェーデンでも牡蠣を買うことが出来るんですね!
おいしそうですね。
食べられない月があるのはマガキだけ?とウィキペディアに書いてありました。
魚屋さんに行ったときに探してみます。
牡蠣を避けるのがいい、とされたのはrで終わらない月、つまり5月から8月までだそうですが、それは冷蔵庫がない時代、傷みやすかったからだそうです。
http://www.dn.se/DNet/jsp/polopoly.jsp?d=548&a=645448
Tomoさんがおっしゃるのは、おそらく繁殖の時期には味が落ちる、ということだと思うので、これとは全く関係がなかったですね。ごめんなさい。