近いうちに日本へ帰省することになった。いつもは、スカンディナヴィア航空(SAS)やルフトハンザなど、Star Alliance系列を使うのだけれど、今回は別の航空会社を使ってみたいと思っていた。
どこかというと、フィンランド航空(Finnair)。
別に私はムーミン共和国からのまわし者ではないけれど、何がいいかというと
・スウェーデンと日本を最短距離で結ぶ
・成田だけでなく、関空や名古屋にも乗り入れている。
・それでいて、値段が比較的安い(あくまでヨーロッパ発着の場合)
ということなのだ。
首都ヘルシンキの空港がハブになっている。日本からスウェーデンへ飛ぶときはシベリア上空を越え、モスクワ上空をかすめて、そのままフィンランドに舞い込む。そして、ヘルシンキ乗換えで、バルト海を飛び越えればもうそこはスウェーデン。
それに比べ、ヨーロッパの他の航空会社を使うと、コペンハーゲン(SASの場合)、フランクフルト(Lufthansa)、パリ(AirFrance)、ロンドン(British Airways)、アムステルダム(KLM)などがハブになっている。だから、日本からやって来るとスウェーデン上空を悠々と飛び越えて、上に挙げたような空港で乗り換えた後、来た道をまた戻るような形でスウェーデンへ飛ばなければならない。なので、二度手間なのだ。(どうせスウェーデンを飛び越えるなら、そのときにパラシュートで降ろしてくれたらいいのだけれど)
どれだけ違うかというと、今回私が買ったフィンランド航空のチケットだと
________成田-ヘルシンキ:10時間20分
________乗り換え:40分(おいおい、大丈夫か?)
________ヘルシンキ-ヨーテボリ:1時間25分
と、所要合計12時間25分。
これに比べ、例えばAirFranceを使おうものなら
________成田-パリ:13時間20分
________乗り換え:2時間30分
________パリ-ヨーテボリ:2時間20分
と所要合計18時間10分。
搭乗時間だけで比較した場合でも、4時間近くも差がある。ロンドン・アムステルダム・フランクフルトなどで乗り換えた場合も、これと同じように余分に時間がかかるだろう。
フィンランド航空は、この地理的条件を生かして、ヨーロッパ・アジア間の路線に大きく力を入れているとか。ヨーロッパの航空会社各社が激しい競争の中で苦戦しているが、フィンランド航空だけは多少余裕に構えている、という記事を半年前に読んだ記憶がある。
それから、多くのヨーロッパ系航空会社が、成田のみ、もしくは、関空と成田に乗り入れているのに対し、フィンランド航空はここ1年ほどの間に名古屋にも乗り入れるようになった。(あまり名古屋に用事はないので、私には関係ないのだけれど)とにかく、関空にも成田にも乗り入れているので、今回の帰省では、関空から入国して、成田から出国する、という離れわざを使うことにした。
あと、最後に付け加えれば、フィンランドの公用語にはフィンランド語だけでなく、スウェーデン語も含まれているから、機内にはス語の新聞も置いてあるし、もしも何かあったときにス語でやり取りができる、というのは個人的には嬉しい。
(ちなみに、チケットの予約は代理店を通さず、フィンランド航空で直接やったが、スウェーデン国内の番号に電話をかけても、自動的にフィンランドのサービス窓口につながるらしく、いつもフィンランド訛りのスウェーデン語で応対される)
と、まあこれくらいフィンランド航空をベタ褒めしておけば、次に乗ったときにビジネス・クラスにアップグレードしてもらえるかな?
<後記>
ヘルシンキでの乗り換え時間40分に関して、Uppsala Invånareさんから、体験談を戴きました。この下のコメントをクリックしてご覧ください。
それから、日本でフィンランド航空の安いチケットを買った知り合いは、逆にヘルシンキで6時間半も待つ羽目になったこともあったので、いつもすんなり乗り換えができるわけではなさそうです。
どこかというと、フィンランド航空(Finnair)。
別に私はムーミン共和国からのまわし者ではないけれど、何がいいかというと
・スウェーデンと日本を最短距離で結ぶ
・成田だけでなく、関空や名古屋にも乗り入れている。
・それでいて、値段が比較的安い(あくまでヨーロッパ発着の場合)
ということなのだ。
首都ヘルシンキの空港がハブになっている。日本からスウェーデンへ飛ぶときはシベリア上空を越え、モスクワ上空をかすめて、そのままフィンランドに舞い込む。そして、ヘルシンキ乗換えで、バルト海を飛び越えればもうそこはスウェーデン。
それに比べ、ヨーロッパの他の航空会社を使うと、コペンハーゲン(SASの場合)、フランクフルト(Lufthansa)、パリ(AirFrance)、ロンドン(British Airways)、アムステルダム(KLM)などがハブになっている。だから、日本からやって来るとスウェーデン上空を悠々と飛び越えて、上に挙げたような空港で乗り換えた後、来た道をまた戻るような形でスウェーデンへ飛ばなければならない。なので、二度手間なのだ。(どうせスウェーデンを飛び越えるなら、そのときにパラシュートで降ろしてくれたらいいのだけれど)
どれだけ違うかというと、今回私が買ったフィンランド航空のチケットだと
________成田-ヘルシンキ:10時間20分
________乗り換え:40分(おいおい、大丈夫か?)
________ヘルシンキ-ヨーテボリ:1時間25分
と、所要合計12時間25分。
これに比べ、例えばAirFranceを使おうものなら
________成田-パリ:13時間20分
________乗り換え:2時間30分
________パリ-ヨーテボリ:2時間20分
と所要合計18時間10分。
搭乗時間だけで比較した場合でも、4時間近くも差がある。ロンドン・アムステルダム・フランクフルトなどで乗り換えた場合も、これと同じように余分に時間がかかるだろう。
フィンランド航空は、この地理的条件を生かして、ヨーロッパ・アジア間の路線に大きく力を入れているとか。ヨーロッパの航空会社各社が激しい競争の中で苦戦しているが、フィンランド航空だけは多少余裕に構えている、という記事を半年前に読んだ記憶がある。
それから、多くのヨーロッパ系航空会社が、成田のみ、もしくは、関空と成田に乗り入れているのに対し、フィンランド航空はここ1年ほどの間に名古屋にも乗り入れるようになった。(あまり名古屋に用事はないので、私には関係ないのだけれど)とにかく、関空にも成田にも乗り入れているので、今回の帰省では、関空から入国して、成田から出国する、という離れわざを使うことにした。
あと、最後に付け加えれば、フィンランドの公用語にはフィンランド語だけでなく、スウェーデン語も含まれているから、機内にはス語の新聞も置いてあるし、もしも何かあったときにス語でやり取りができる、というのは個人的には嬉しい。
(ちなみに、チケットの予約は代理店を通さず、フィンランド航空で直接やったが、スウェーデン国内の番号に電話をかけても、自動的にフィンランドのサービス窓口につながるらしく、いつもフィンランド訛りのスウェーデン語で応対される)
と、まあこれくらいフィンランド航空をベタ褒めしておけば、次に乗ったときにビジネス・クラスにアップグレードしてもらえるかな?
<後記>
ヘルシンキでの乗り換え時間40分に関して、Uppsala Invånareさんから、体験談を戴きました。この下のコメントをクリックしてご覧ください。
それから、日本でフィンランド航空の安いチケットを買った知り合いは、逆にヘルシンキで6時間半も待つ羽目になったこともあったので、いつもすんなり乗り換えができるわけではなさそうです。