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迷い猫を飼う


庭にかわいい子猫がいた。
既に我が家には2匹の猫を飼っている。
子猫を3匹目にしたいが、親父も同居人のタヌキも年寄りだ。
子猫より我が身が先に逝くに違いない。
心を鬼にして、別の飼い主を期待するしかない。

翌日の夕方、隣に居を構える長男と孫が来た。
「猫を飼って」と、孫が言う。
猫好きの長男が孫に言わせていると思われる。
同居人は孫に弱いこと、猫好きなことを知っているのだ。
有無を言わせず、長男が子猫を連れてきた。

うやむやのうちに、迷い猫を飼うことになった。
先住のハナに似て、一見白黒の猫。黒い所はキジトラ柄だ。
既に、名前は「ミルク」と付けられていた。
飼うことを拒否していた同居人がトイレの用意をし始めた。
子猫は先住猫たちの後を追うが、先住猫はうなって近づかない。

一夜が明け、同居人の悲鳴が上がる。
居間のあちこちに、ごちそうが、・・・。
しばらく騒動が続く予感がする。
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