関東地方の人はほとんど知らないだろうけれど、長野県やその南部の南信州ではリニアが本気で論じられている。夢の話だった「リニアモーターカー」が、いつの間にか、実際の計画としてJR東海がやろうとしているのだ。
飯田では、各県一つのリニア駅をどこに置くかで熱く盛り上がっていて、「ぜひ飯田市に、そして現飯田駅に」というのが地元の主張だったけれど、残念ながら(?)現在の飯田駅からは少しずれることになった。
でも、そもそもリニアなんていまさら必要なのか?というのが、首都圏(関東)の人の正直な感覚でしょう。
今の東海道新幹線で全然困っていないし、大阪にどうしても早くいきたきゃ飛行機に乗ればいいし。
東海道新幹線を、日本の新幹線をベースに作った中国の新幹線並みに改良すれば一番安くすむんじゃない?
南アルプスをトンネルでぶちぬき・ぶち壊し、80%以上が深い地下トンネルを通り車窓も見えず、無人運転の遠隔操作、電磁波に囲まれた電車は、楽しい電車?
そのちょっとしたベンリを求めた結果の莫大な建設費は誰が払う・・JR東海で払いきれる?
もう若者、赤ん坊へ繰り越す借金がいい加減にしてくれ。
東電への融資だけも膨大なのに。
「もっと速く、もっと大量に」という近代化思想には、もういい加減目が覚めたポスト3.11な私達ではないのだろうか。
(3.11直後に、皮肉にも事業計画が正式決定されたのだが)
永続可能な社会は、今のベンリと引換なんだろうか。
引退間近の脂ぎったおじさんたち、もう未来を食い潰すのはやめにしてくれないか。
・・と、モヤモヤと日頃思っていたら、
ちょうど日本自然保護協会のアセスに関する意見が記事になっていました。
原発的なものへの無邪気な幻想と腹黒い陰謀、やってくる現実の悪夢。
3.11から学ばなければならない。
>>
「リニア計画アセス方法書の撤回求める 日本自然保護協 」(11/11 信州毎日新聞より)
日本自然保護協会(東京)は10日、JR東海がリニア中央新幹線東京―名古屋間の環境影響評価(アセスメント)の手法案を記した方法書に問題点が多いとし、いったん撤回し、手続きのやり直しを求める意見書を同社に送った。問題点として「動植物の現状把握に漏れが多く、基礎的な作業を欠いている」など7項目を指摘した。
意見書はリニア計画について、南アルプス国立公園などの山岳部から里山まで生物多様性を保全する上で重要な地域を貫く「7都県にまたがる大規模開発」のため、「アセスはこれまで以上に慎重に行う必要がある」と強調。7都県ごとに公表されている方法書に加え、県境を越えて生態系の広がりを総合的に把握できるようにするため、全区間の方法書も作るよう求めた。
トンネル掘削などから大量に出る残土の処分計画について「記載が不十分」、工事用道路の整備も「現段階での具体的な考え方を示すべきだ」とした。東海地震は、建物倒壊が起きやすい阪神大震災と同じような揺れ方になる可能性があるとし、「安全基準の妥当性から検討し直すことが必要」とも指摘した。
JR東海は10日、アセス法に基づく方法書への意見募集を締め切った。長野を含む7都県ごとに意見の概要をまとめ、各都県に送付する。
飯田では、各県一つのリニア駅をどこに置くかで熱く盛り上がっていて、「ぜひ飯田市に、そして現飯田駅に」というのが地元の主張だったけれど、残念ながら(?)現在の飯田駅からは少しずれることになった。
でも、そもそもリニアなんていまさら必要なのか?というのが、首都圏(関東)の人の正直な感覚でしょう。
今の東海道新幹線で全然困っていないし、大阪にどうしても早くいきたきゃ飛行機に乗ればいいし。
東海道新幹線を、日本の新幹線をベースに作った中国の新幹線並みに改良すれば一番安くすむんじゃない?
南アルプスをトンネルでぶちぬき・ぶち壊し、80%以上が深い地下トンネルを通り車窓も見えず、無人運転の遠隔操作、電磁波に囲まれた電車は、楽しい電車?
そのちょっとしたベンリを求めた結果の莫大な建設費は誰が払う・・JR東海で払いきれる?
もう若者、赤ん坊へ繰り越す借金がいい加減にしてくれ。
東電への融資だけも膨大なのに。
「もっと速く、もっと大量に」という近代化思想には、もういい加減目が覚めたポスト3.11な私達ではないのだろうか。
(3.11直後に、皮肉にも事業計画が正式決定されたのだが)
永続可能な社会は、今のベンリと引換なんだろうか。
引退間近の脂ぎったおじさんたち、もう未来を食い潰すのはやめにしてくれないか。
・・と、モヤモヤと日頃思っていたら、
ちょうど日本自然保護協会のアセスに関する意見が記事になっていました。
原発的なものへの無邪気な幻想と腹黒い陰謀、やってくる現実の悪夢。
3.11から学ばなければならない。
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「リニア計画アセス方法書の撤回求める 日本自然保護協 」(11/11 信州毎日新聞より)
日本自然保護協会(東京)は10日、JR東海がリニア中央新幹線東京―名古屋間の環境影響評価(アセスメント)の手法案を記した方法書に問題点が多いとし、いったん撤回し、手続きのやり直しを求める意見書を同社に送った。問題点として「動植物の現状把握に漏れが多く、基礎的な作業を欠いている」など7項目を指摘した。
意見書はリニア計画について、南アルプス国立公園などの山岳部から里山まで生物多様性を保全する上で重要な地域を貫く「7都県にまたがる大規模開発」のため、「アセスはこれまで以上に慎重に行う必要がある」と強調。7都県ごとに公表されている方法書に加え、県境を越えて生態系の広がりを総合的に把握できるようにするため、全区間の方法書も作るよう求めた。
トンネル掘削などから大量に出る残土の処分計画について「記載が不十分」、工事用道路の整備も「現段階での具体的な考え方を示すべきだ」とした。東海地震は、建物倒壊が起きやすい阪神大震災と同じような揺れ方になる可能性があるとし、「安全基準の妥当性から検討し直すことが必要」とも指摘した。
JR東海は10日、アセス法に基づく方法書への意見募集を締め切った。長野を含む7都県ごとに意見の概要をまとめ、各都県に送付する。