月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

11/29(金) ノトスフリンジvol.2 『稲生物怪録~物怪編~』

2019-12-10 22:08:01 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等
11/29(金) ノトスフリンジvol.2
『稲生物怪録~物怪編~』


三女と観劇。
驚かない人間をどう驚かせるか。
もののけ達のおかしな作戦会議。
怖いものは何だ?と、
あれやこれやの笑える珍回答が続く。
けれど、だんだん話は別の雰囲気に。

もののけになる前の生きていた頃、
人間から受けた仕打ちの方が
よほど怖く思えた。

成仏できずに、もののけとして
この世に残っているのは
無念の思いか、強い恨みか。

もののけたちが考えた3つの怖さ。
その怖がらせ方は
観客の拍手で選ばれた。

違う選択の回もあったのだろうか。
どちらにしても、怖いという感覚の
意味を考えさせられた。

怖いもの知らず
という言葉があるが、
怖さを感じる心がなければ
無敵のようにも思える。
思い悩むこともなく気楽でいられる。

けれど、
怖さを感じない者ばかりだとしたら
それはもうカオスな世界。
何も感じないことの方が怖いと思った。


観劇後に三女が話していた
怖いものに 思わず唸った。

ニュースなどで見る
テロや差別など、いわゆる怖い事件。
それは分かるとして…

“ 楽しそうにしている人(たち) ”

一瞬、え?となったが
何となく思い当たることもあった。

一緒に楽しさを共有できれば
そうは思わないだろう。
自分だけ取り残された中で
周囲のテンションとの温度差を
肌で感じることがあるのだと。

全く縁のない通りすがりの人ならば
逆にそうは感じないのかも。
繋がりがあるからこそ、その中で
切り離されることを怖く感じる。

三女の言いたいことは
そのようなことだった。
確かに。私にも心当たりがある。


また他には
自分が怖い、とも言っていた。

したくないのにしてしまう。
どうしてしたのか分からない、
そんな怖さ。
ニュースでも見る、
悪い薬の話は後をたたない。
きっと分かっているのに
やってしまうんじゃないかと。
薬に限らず、そういうこと
あるかもしれないという話になった。

そう思うと、
日常の中にも怖さがあるね、と。
特別な人じゃなくても、
ごく普通の人の生活の中にも
あるのだと思った。


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