月下樹のおと

樹月けい、オタク母のブログ。アニメ・漫画。お絵かき展示等。義母の介護終わり、義父のご飯お手伝い中。

3/17(土) 劇団うりんこ『ともだちや』

2018-03-19 15:15:15 | 感想★アート演劇 映画ドラマ アニメ等


3/17(土)
さぬきっずコムシアター舞台鑑賞例会、
劇団うりんこ『ともだちや』
三女と観劇。
絵本でもおなじみのお話が舞台に!
親子で笑って、ほっこり じんわり。
舞台ならではの仕掛けも面白かった。
…………………

三女も絵本で読んだことがある。
キツネやオオカミが出てくるお話が
どんな舞台になっているのか
気になっていたようだ。

最初の部分は
少しアレンジされていたようだ。
“そのき”という不思議な木を
切りに来た人間が、
“ 気のせい ”と思われてしまう
木の精と出会い、
木になっている不思議な実や根っこで
キツネやオオカミに変身する。

三女は、
その気と その木、気のせいと 木の精、
オオカミの、み(実)、キツネの、ね(根)など
ダジャレになっているのが
面白かったようだ。

また、本編の方では
絵本とは違った舞台ならではの
工夫や仕掛けも凄いなと思ったらしい。

オオカミが姿を現す時には
ラジカセで(オオカミの雰囲気の)
曲を流していたので、それが聞こえると
来るな!というのがキツネや観客にも
分かりやすく、どうしよう~という
焦る気持ちが見ていてよく伝わったと。

よく学校などの劇では
ナレーターがお話の説明をすることがあるが、
そのように音やセリフで分かるように
なっているのも凄いと思ったのだとか。

小道具の、いちごや オモチャの車などが
舞台上に置いてある切り株の中から
出てくる仕組みになっていた。
その他、片付けを手伝っていた時に
裏側などを実際に見て、
そうなっていたのか!と面白かったようだ。

最初は1時間100円で友達になる
「ともだちや」をやっていたキツネ。
けれど、オオカミや他の生き物との
やり取りを見ていると
“ ともだち ”とは何だろうと考えさせられた。

友達にまつわるあれこれ、
小さい子は見たままの面白さを感じ、
大きい子は 自分の経験を振り返って
何か思うこともあったのではないかな。

色々あるけど、最後は
ほっこりじんわりとしたものが
心に残る舞台だった。

………………………

終演後には 質問タイム。
子どもならではの質問に
劇団の方が丁寧に答えてくれて
良かったなと思った。
大人もなるほどと思う舞台作りの話も聞けた。

個人的には、
「なぜ、その木を切ったらだめなの?」
という子どもの問いに、深いものを感じた。

木の精が住んでいる場所が
無くなってしまう、ということなのだけど。
木の精にとっては、そうなのだろう。
人間にとってはどうなのだろう。

何を必要とするかによって
選択肢は大きく変わる。
木の精がいなくても困らない
と言われれば、それまで。
けれど自分は、そんな木の精が存在する
余地のある世界の方がいいなと思った。
それは、ムダとは違う気がする。

何より、自分が木だったら
資材というわけでもなく
真っ先に切り捨てられそう。
そんな気がするから、
我が身かわいさでそう思うのかも(笑)。
どんなものにも
存在する意味はあると思いたい。


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