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Kei's Yoga

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内なる月を満たす「陰ヨガ&SlowYoga」レッスン

サカダワの満月と私たちの中の静寂

2016-05-22 20:04:21 | ヨガなお話


今朝6:16に満月でした。
昨夜は京都の鞍馬寺で「ウエサク祭」がありましたね。
ウエサクの語源はインドの語「ヴァイシャーカ」。
インド暦のヴァイシャーカ月という意味なのだそうです。

お釈迦様が生まれた日、悟りを開いた日、そして入滅の日。
すべてがヴァイシャーカ月の満月だったとのこと…。
グレゴリオ暦にただすと、それが5月にあたるらしく、それで5月の満月に世界各地でお祭りが開かれるようになったのです。
日本では「ウエサク」とされていますが、
世界各地によってその言葉は異なります。
たとえば、チベットでは「サカダワ」と呼ぶそうです。
チベットではこの満月を中心に、その前の新月と次の新月までの期間をサカダワ月間と呼び、
この期間を一年の中の特別なスケールとしているそうです。

西洋占星術で見ても、この満月はとてもパワフル。
また柔軟サインが刺激を受けている渦中にあります。
ちょうど、このサカダワ期間が終わる頃に、柔軟サインでのグランドクロスも形成されますから、
誰にとっても大切なポイントになるのではないかな。

そんな中、今日は月礼拝オープンクラスでした。
ちょっと特別なタイミングの満月でしたので、
今日はレッスンの前にちょっと上記のこともからめてお話をさせていただいたので、
こちらでもちょっとシェアしますね。

この時期に限ることではありませんが、
特に…
今は大きく揺れることが多々あるかと思います。
予想外の情報が飛び込んできたり、それで予定が混乱してしまったり、
失敗したり、成功したり、何かと動きがあって落ちつかない。
そんな状況の中、忙しく活発に動きまわっている人も少なくないと思いますし、
逆に内にこもっていて苦しいという人も。

感情や思考の振幅が大きくなる。
心がざわざわする。
でも、どんなに感情が波打ったとしても、
その奥には静けさがある。

たとえるなら、その静寂は深海にも似ています。
どんな嵐で大波が立っていようとも、深海は何事もなかったように静か。
波も深い海の底もどちらも自分です。
感情や思考はこの波のようなものです。
もちろん、それも自分の一部。
ですが、全てじゃない。
あなたの中には、どんな嵐がきても、侵されない神聖な領域がある。
ただ何ものも侵し得ない静寂がある。

ヨガはそのことに気づく手段なのだと思います。

なぜかは判らないけれど、
呼吸の行くえを丁寧に見つめて、ポーズをとり
心と体をつなげていくと、
この静寂の存在を確認することができる。
この場所が自分の場所だと気づく。
どんなに揺れても大丈夫なのだと思える。

逆に言うなら、
その場所があると確信しているからこそ、
感情も思考も好きなだけ揺らすことができるのかもしれません。
そこから「何があっても大丈夫」という気持ちが生まれるのでしょう。

ヨガはどこか遠くに行く手段ではない。
本来の立ち位置に戻るだけ。
そんなシンプルな手段なのです。



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