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「ヨガ講師有志による安保法案の廃案を求める声明文」全文掲載

2015-09-04 23:19:09 | ささやかなお話
私たちヨガ講師有志は、
呼吸するように当たり前に、平和の大切さ、希望ある未来、
武力に頼らない世界平和への貢献の仕方を語り、発信し、行動し、
森のように広がり、連帯していきます。

~声明文より~



【声明文】 
私たちヨガ講師有志は、非暴力・正直さ・足るを知る生き方を尊重する立場から、
二度と私たちに武器をとらせ悲惨な戦争を繰り返させないために、
世界中で武力行使を可能とする「安保関連法案」に強く反対し、すみやかな廃案を求めます。

また、私たち主権者の基本理念と命令である「日本国憲法」を平然と無視して暴走する安倍政権に対して、日本国憲法の遵守を強く求めます。
 
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日本は、1945年に終わった過去の悲惨な戦争を経験し、真摯に反省し、平和と自由の大切さを学びました。
そして、もう二度と同じ過ちを繰り返さないように、武力による戦争を放棄する憲法9条を掲げる平和憲法を手に、武力に頼らない方法で世界平和に貢献する国として歩んできました。

しかし、昨年7月、安倍政権は、「集団的自衛権」も行使できると憲法の解釈を変え、現在の国会で安保関連法案を強行に成立させようとしています。
成立すると、たとえ日本自身が攻撃されていない場合でも、他国間で起こっている戦争に、日本が「自衛のために」と世界中で武力行使することが可能になります。これゆえに、この法案は世間では戦争法案と呼ばれるのも納得がいくところです。

世の中には色々な種類の暴力がありますが、戦争は、生きづらさを生む最大の暴力で、平和とは対極にあるものです。
ヨガの流派は多数ありますが、ヨガには人生を歩む上でしてはならない事として、非暴力の考えがあります。
ヨガ講師は、ただマットの上でヨガのポーズを伝えるだけではありません。
その人に寄り添い、人間が本来もっている心の平和を引き出す、心に花が咲くお手伝いする職業でもあります。

戦争の影を落とす生きづらい日常では、この花の種まきも困難になります。

「戦争法案」の審議を巡っては、私たちの多くが反対し、
危機感を覚えた憲法学者をはじめ、大学職員、医療従事者、ママ、大学生、高校生までもが声明文を出したり、
特定の政党色を持たない学生達(シールズ)が中心となり国会前で抗議のデモを行ったりと「違憲」の声は大きくなりました。

そうした中、7月16日、十分な審議をせず法案の中身を説明不足のまま、衆議院で強行採決を行い、法案を通過させました。
これは、安倍政権が私たちの声に耳を傾ける謙虚さを失い、暴走し、民主主義と立憲主義に反しています。 
  
さらに、その後の参議院審議では、
防衛大臣が「銃弾は武器でないから輸送が可能。法律上、核弾頭は銃弾に当たるから輸送は可能」と今までは到底認めることができないであろう発言をしたり、国会議員が「殺したくないし、殺されたくない」
そういった人間としてあたり前の感覚も批判したりと、憲法9条や基本的人権が軽視される状況が続き、戦争の足音が近づいています。

「戦争法案」が強行され「戦争するのも厭わない国」になった後は、
当然の様に、基本的人権や表現・言論・結社・集会の自由が規制されます。
「戦争は嫌だ!」という当たり前の感覚が許されなくなり、公の場で戦争反対を表明するのも難しくなります。

そうなれば、私たちが愛するヨガも規制されるでしょう。
仮に自衛隊が海外で武力行使に関わり犠牲者を出した場合、平和を求めるヨガ講師が戦争反対するために、
ただ平和を祈るヨガの集まりを公園ですることも難しくなります。

このような世の中にしないためにも、「戦争法案」に強く反対します。

今後、わたしたちの国はこれからますます、周りの国々と仲良く協調し、
人類が先導して破壊してしまった地球環境をなんとか元通りにしていくためにリーダーシップを発揮していかなくてはなりません。 

資源を奪い合い、経済戦争にうつつをぬかすのではなく、
人類全体がどうすれば足るを知り、破滅を避け、持続可能なライフスタイルや経済のあり方を確立することができるのか、
その叡智を模索し、実践し、世界に広げていく国でありたいと思います。
トラブルがあっても武力に頼らず、外交と対話で解決する、世界のお手本でありたいと思います。

私たちヨガ講師有志は、
呼吸するように当たり前に、平和の大切さ、希望ある未来、武力に頼らない世界平和への貢献の仕方を語り、発信し、行動し、
森の様に広がり連帯していきます。

私たちヨガ講師有志は、非暴力・正直さ・足るを知る生き方を尊重する立場から、
二度私たちに武器をとらせ悲惨な戦争を繰り返させないため、
世界中で武力行使を可能とする「安保関連法案」に強く反対し、すみやかな廃案を求めます。

また、私たち主権者の基本理念と命令である「日本国憲法」を平然と無視して暴走する安倍政権に対して、
日本国憲法遵守を強く求めます。

銃弾ではなく、心と手には平和の花を。
シャンティ シャンティ シャンティ


                  
安保法関連法案の廃案を求めるヨガ講師の会
呼び掛け人 

杉田宗一郎
中園順子
内柳亜由美
渡部累


以上です。

以前こちらのブログでもご紹介した、東京の杉田さんから声明文が届きました。
フェイスブックをしている方は、ぜひご覧ください。
ヨガ講師でなくとも、ヨガ愛好家の方、またご賛同いただける方は杉田さんまでメッセージを寄せていただけたらと思います。
私keiも賛同し、賛同文を送らせていただきました。
ヨガを生きる者として、そしてこの地球上に生きる人間の一人として、私はこの法案に反対し廃案を求めます。




「魂のないシステムを変えるには」マハトマ・ガンジー

人々の心を打ち砕いた一連の出来事は、起こるべくして起こったのだ。
わたしたちにこう伝えるために…。

魂のないシステムを、暴力的手段によって改革することなど出来ない。
ましてや、わたしたちまでもが魂をなくしてしまったら、元も子もない。
そうではない。

わたしたちが犠牲になることなく、システムを変えるただひとつの方法は、
悪魔が張り巡らした蜘蛛の巣の罠一つひとつに対し、力強くノーと声を上げることである。