伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良して聴くダメオヤジの金ちゃんです。

久しぶりのThelonious Monkのジャズピアノの真髄を考察した

2024年06月27日 | JAZZ・ボサノヴァ

今年の梅雨は暫し遅れている様であり、日本産の米不足が心配でもある、庭には昨年植えた紫陽花の新種の花が咲き出しました。またカサブランカのは何も徐々に咲き始めています。今年も来月初めに東北の友人達と一緒に2泊3日のシニア達の遠足に参加予定で新幹線のチケットは予約しました。

久しぶりの古いジャズを聴く、久しぶりに聴くモンク節が部屋に日々言いた。20代に購入したモンクのLPは一度聴き当分聴かなかったレコードとしての思い出があります。当時の筆者には余りにもレベルが高過ぎた様だ。

オーディオ機器の再会については、(HPD295)のユニット使用のTANNOY IIILZ in CabinetでJAZZ音楽は聴けるのであろうか?の疑問は筆者には実に興味ある問いで、石のアンプでも楽しめる様になったと言われるTANNOY IIILZでのJAZZ音楽の再生にも大変虚み深く良いと感じたアンプは欧州物はまず先ずであったが、今更ながらTANNOYには良いとされる石のアンプを色々投入した中のアンプも一番風変わりなビクターの業務用デジアンプも使ったが何故か納得できなく、紆余曲折あり現在の三極管の機器に至った。
勿論ユニットもIIILZ Monitor Goldユニットに変わり、AXIOM80の箱に乗り換えた、現在はTANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80 Cabinetに落ち着き、正直思うはTANNOYで聴くJAZZは或程度の低域のゾーンボリューム必要に感じるが、オリジナルのTANNOYⅢLZ だは低域不足で、現在の装置TANNOYⅢLZ in GOODMAN AXIOM80 Cabinetでは1960年代までのスイングジャズ系統は実に上手くスイングするがこれが限界の様にも思う。
米国の機器とは違い英国独自の味わいがある音質が特徴に感じる、今回紹介するセロニアス・モンク辺りの再現がこのシステムのはどな音での限度でもあろう。



先日あるブログより紹介があった市原ひかりさん、女性ジャズ・トランペット、フリューゲルホルン奏者として有名。最近の演奏家は良く知りませんが、以前「STARDUST」と言うアルバムがある、市原ひかりの三作目。前作『Sara Smile』と同じくニューヨークでの録音。サイドメンは最高の猛者ばかり,ジョージ・ムラーツ(b)、ビクター・ルイス(ds)ら名手を迎えこれが功を奏しておしゃれなできばえとなっている様に思える、スタンダード7曲と自作曲2曲に臨みます。

Thelonious Monkお得意のBlue Minor、Stardust、星に願いをと続くが我々高年齢層も懐かしいやら、JAZZの良さを味わえる選曲であった、聴きながらそう言えば何処か調子ハズレな特徴のある本物のモンク節が恋しくなる、セロニアス・モンクのBlue Minorとは随分違っている様に感じ、久し振りに真面目にモンクのピアノを聴こうと決断する。

若い頃、兎に角筆者が最初モンクを聴いいた時感じたことは難しいJAZZのように思え、何処か馴染みなく数年過ぎた時に何度も何度も聴くのが何故か独特のモンク節が懐かしく感じた、5 by Monk by 5のStraight, No Chaserを聴きやはりただ物ではないJAZZの巨人の様に思え奥の深さを感じた。
思えばマイルスもコルトレーンも言ってみれば弟子なんですからね・・・?



勿論Blue Minorは不世出のジャズ・ピアニスト、セロニアス・モンクの1959年発表のアルバム。ソロ・ピアノにおける神出鬼没でミステリアスなフレージングの数々が唯一無二の輝きを放っている。“天才”に触れることのできる一枚だ。セロニアス・モンクが定評のあるソロ・ピアノ集をサンフランシスコでレコーディング。サンフランシスコにツアーした際、地元のスタジオで吹き込んだソロ・ピアノ集。

セロニアス・モンク(英語: Thelonious Monk [θəˈloʊniəs ˈmʌŋk]、1917年10月10日 - 1982年2月17日)は、アメリカ・ノースカロライナ州生まれのジャズ・ピアニストで .セロニアス・モンクは、アメリカ・ノースカロライナ州生まれのジャズ・ピアニストである。即興演奏における独特のスタイルと、スタンダード・ナンバーの作曲で知られ、ビバップのパイオニアの一人と評されている。

モンクの死後、その音楽はジャズ評論家や聴衆によって再評価され、モンクはマイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンなどと並び、ジャズの巨人の一人に数えられている。他の追随を許さないカリスマ性を持った姿、孤高の姿に「バップのプリースト(高僧)」と呼ばれた。1940年~1960年代まで黄金期を迎えた”モダンジャズの時代”において、独特のタイム感とコード感、そして休符の目立つ旋律等で、新風を巻き起こした人物である。



1988年、クリント・イーストウッド製作総指揮による、モンクの生涯と音楽についてのドキュメンタリー映画『セロニアス・モンク  ストレート・ノー・チェイサー』が公開された。
代表曲には「ストレート・ノー・チェイサー(Straight No Chaser)」「ラウンド・ミッドナイト(’Round Midnight)」「ブルー・モンク(Bkue Monk)」などがある。

ジャズ界の伝説の巨人と言われた天才ピアニストであり作曲家モンクの作品。独特なメロディからはじまる、モンクらしさに溢れた楽曲です。タイトルは、バーボンやウイスキーなどをオーダーする時に『ストレートでくれ。チェイサー(ストレートのロックでオーダーするとついてくるお水)はいらないよ』という意味です。クリント・イーストウッド監督によるモンクのドキュメンタリー映画の題名にもなっています。



一般的には健康的に美味しいお酒をいただくにはチェイサーは必要不可欠です。
チェイサーはなぜ水なのですか?居酒屋やバーなどでお酒を注文すると一緒に提供されることがあるチェイサー。一般的に冷水がチェイサーとして提供されることが多いですが、実は冷水でなくても良いことをご存じでしょうか。なんとなく悪酔いを避けるためのものと知っていても、その役割や効果を正しく知っている方は少ないかもしれません。チェイサーの役割や、効果的な飲み方をご紹介します。チェイサーについて正しい知識を身につければ、お酒をより楽しく安全に楽しめるようになります。水などをチェイサーとして飲むことにより度数の強いお酒の代わりに胃を満たし、胃を早く満腹の状態にできます。 先述の通りチェイサーを飲んでいるから、アルコールをいくら飲んでも良いという訳ではありません。 チェイサーは補助的な役割なので、飲み過ぎには注意をしながら、適正範囲でお酒を楽しむことが大切です。

"Straight,No Chaser"はモンクのキャリアを代表する曲のひとつ。独特のメロディから始まるモンクらしさに溢れた曲です。筆者のお気に入りの説明は・・・
(B ♭調の12小節ブルース。 「ブルー・モンク」同様、メロディーに半音階を独創的に使用。1951年7月23日、ジーニアス・オブ・モダン・ミュージックのセッションで初めて録音され、[5]後に『マリガン・ミーツ・モンク』[60]、『5 by モンク・バイ・ファイブ』[6]、『ストレート・ノー・チェイサー』[54]、『モンクのブルース』[28]に収録されている。ライブバージョンは、イタリア、東京、イット・クラブ、ジャズ・ワークショップで録音されたアルバムに収録されている。 マイルス・デイヴィスはアルバム『マイルストーンズ』でこの曲をB ♭ではなくFで演奏するバージョンを録音した。この曲はモンクや他のアーティストによって何度も録音されており、モンクの曲の中で最も多くカバーされている曲の一つである。[95] この曲はサリー・スウィッシャーによって作詞され、1988年にカーメン・マクレーによってスタジオアルバム『Carmen Sings Monk』の一部として録音されました。著作権上の理由から、この曲は「Get It Straight」と改名されました。 音楽教育者のマーク・C・グリッドリーはモンクの作曲スタイルについて次のように書いている。「モンクはシンプルな作曲技法を用いて非常に独創的な成果を上げた。彼の『ストレート・ノー・チェイサー』は基本的に1つのアイデアを何度も繰り返し演奏し、そのたびに小節の異なる部分で異なるエンディングで演奏するだけである。」



セロニアス・モンク — 5 by Monk by 5リバーサイド・レコードのカタログからセロニアス・モンクの傑出したアルバム7枚のうちの1枚!ジャズ界を代表する鬼才ピアニスト、セロニアス・モンクがサド・ジョーンズを迎えて録音された1959年作
Thelonious Monk 「5 By Monk By 5」(1959)
 1.Jackie-ing
 2.Straight, No Chaser
 3.Played Twice (Take 3)
 4.I Mean You
 5.Ask Me Now

 アート・テイラー(Art Taylor)drums
 チャーリー・ラウズ(Charlie Rouse)tenor sax
 サム・ジョーンズ(Sam Jones)bass
 サド・ジョーンズ(Thad Jones)cornet
 セロニアス・モンク(Thelonious Monk)piano

「このLPは4〜50代にずいぶん繰り返して聴いたが、どれだけ聴いても聴き飽きしなかった。すべての音、すべてのフレーズの中に、絞っても絞っても絞りきれぬほどの滋養が染み込んでいた」と評した。
5バイ・モンク・バイ5はジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクが1959年に発表したLPアルバム。30年後、1989年にCD化された。 5人で、モンクのオリジナル5曲を演奏している。 プロデューサーはオリン・キープニュースでリバーサイド・レコードから出た。 
レビュータイトルにある通り、セロニアス・モンクのアルバムだけど普通のハード・バップとしても聴けるアルバムです。しかし、モンク調ではあるので、そこは期待は裏切りません。



それでは、音楽も人物もユニークなジャズマンの代表はいったい誰でしょうか? 私は偉大なるピアニスト、セロニアス・モンクこそが一番その条件に当てはまるような気がします所謂モンク節なのである。

天才アルト・サックス奏者チャーリー・パーカーも「変わり者」コンテストなら断然トップでしょうが、彼のスタイルこそが「モダン・ジャズ」となってしまったため、あとから彼の演奏を振り返ると、その天才性は疑いようもありませんが、「聴いた感じ」はごく一般的なものとなっているのです。つまり「演奏の枠組み」としては、特段ユニークとはいえなくなっているのですね。もっともそのこと自体がじつに偉大なことだったのですが。

話をモンクに戻すと、まったくその逆だということがわかります。「モダン・ジャズ・ピアノ」の開祖バド・パウエルに音楽理論を教え、テナー・サックスの巨人ジョン・コルトレーンがスランプに陥ると適切な助言を行なう。それにもかかわらず、モンクのピアノ・スタイルは主流にはなりませんでした。じつに不思議です。いや、そうでもないかもしれません。理由はあります。つまり、あまりにも「個性的」だったのです。



“ラグタイム”というアメリカ独自の音楽(譜面あり)から始まったとされる「ジャズ・ピアノ」は、アート・テイタムなど“ビ・バップ”以前のピアニストたちによって次第に形を整えていきました。そしてバド・パウエルも、彼とはまったくスタイルの異なるオスカー・ピーターソンも、ともにテイタムの影響を受けているのです。つまり「ジャズ史的連続性」はちゃんとあるのですね。
同じことがモンクにもいえるのです。彼もまたアート・テイタムはじめ、偉大なビッグ・バンド・リーダーでもあるピアニスト、デューク・エリントンなど「モダン期以前のピアニストたち」の影響を強く受けていたのでした。、ある意味でモンクはスイング時代の巨匠たちのスタイルを「そのまま」うまい具合に自分の個性に結びつけることに成功したといえるのかもしれません。

じっくり楽しむ、ジャズの良さを知った時間でもあった、ブラボー!