伝統ある英国の10吋ユニットで聴く、音楽の父のJ.S.バッハ音楽を知る喜び・・・

音楽好きのIIILZ Monitor Goldユニットの箱を改良して楽しむダメオヤジ金ちゃんです。

ルセロ・テナLucero Tena のカスタネット・・・・当に神業でしょうか?

2017年02月15日 | バロック音楽・オーディオ一般


最近は公私共に忙しく、昨日も病院にて検査今日も午後から先日行った精密検査結果を 聴きに病院まで行きます。

仕事も寒い中の外作業で昨日は仕事先のカプリチョーザで渡り蟹のトマトクリームスパゲティ のランチを頂きます、

先ずは前菜とパン

メインの渡り蟹のトマトクリームスパゲティ

珈琲まで付いて価格は980円お値打ちです。

勿論スパゲティもボーノ!

昨夜仕事先で友人Mさんと一緒でした。何時もの音楽談義も進みMさん曰くカスタネット協奏曲が凄いと・・・

演奏者はルセロ・テナ(ルセロテナ)は、カスタネットの女王と言われ、間違いなく20世紀最大のカスタネット奏者である。

恥ずかしながら筆者は全く無知で、知りませんでした。 言うまでもなくカスタネットは、イベリアの地で非常に古い伝統を持っている。

すでに古代ローマ帝国の時代、今のアラゴン地方に生まれた詩人マルチィアリスは<クルスマタ>つまり金属製のカスタネットを打ち鳴らしながら踊るカディス(スペイン南部の港、あるいはその一帯の名)の娘たちについて歌っている。

その後、中世から近代を通じてカスタネットは、歌と踊りに目のないスペイン人(とりわけ女性)のこよない伴侶となってきた。

今頃ですが「とんでも無い人」を知ってしまいました。LUCERO TENA (ルセロ・テナ)

1938年メキシコ生まれ 御年75歳 の現役フラメンコ・カスタネット奏者でありフラメンコ・ダンサーでもある女性。早速翌日、ルセロ・テナで検索すればわかるが、彼女の名前の付いたカスタネットがあるほどで、クラシック演奏家にも共演者は多くクラシックの演奏においてもレパートリーは広い。

そのリズム感は素晴らしく、フラメンコでも、正統なクラシック音楽でも、聴き手を魅了することは間違いない。

 LFJ2014出演 ルセロ・テナ ビゼー:カルメン (c)ARTE2013

 スペインでは人間国宝なみに尊敬され、マドリードで彼女が出演するコンサートには 必ずといっていいほどスペイン王妃が聴きにお見えになるそうである。

この人のカスタネットは、チェロのパブロ・カザルス、オーボエのハインツ・ホリガー、フルートのマルセル・モイーズなどの演奏家と肩を並べられるものなのだ。

若かりし頃のルセロ・テナ フラメンコの舞踏家としても国内外で公演を行っていたようです。

それにしてもこのお歳での踊りながらのカスタネットもすごいやら・・・あきれるやら・・・・・・・。

 Bailaora flamenca con castañuelas

カスタネットの女王と呼ばれているルセロ・テナ(ルセロテナ)は、クラシック音楽も素晴らしいが、もともとはフラメンコ・バイレ(ダンサー)である。 

メキシコ生まれでスペインに戻り、少女時代にロシア舞踊、スペイン舞踊を習い、あの伝説のフラメンコ・バイレであったカルメン・アマヤの舞踊団に3年半在籍した。

つまり、ルセロ・テナ(ルセロテナ)は、カルメン・アマヤの弟子でもある。

だからフラメンコの踊りも素晴らしい。

Lucero Tena - Madrid 1974

 

驚愕、驚嘆 そして呆れました。あまりに凄過ぎて。 カスタネットの神業。

カスタネットは日本で育った誰しもが、小学校で経験してますね。彼女の演奏は、 我々が知っているモノとは全くの、別物 です。

彼女のカスタネット演奏からは、音階が聴こえるが如く。私の最初の一声が 「有り得ない(絶句)」だった理由 ご覧いただければ、ご理解いただけるかと。

以前にも、フラメンコとフラメンコ・カスタネットは 知ってはいましたが、それは、単に「存在を知っている」だけであった、と気付き己の無知を、思い知らされました・・・

ヘロニモ・ヒメネス1897年発表のスペイン流オペレッタ=サルスエラの名品《ルイス・アロンソの婚礼》は、女王の十八番のひとつ。

かの作曲家ロドリーゴなどは、彼女へ捧げる《カスタネット協奏曲》を書き下ろしたほどだ。

Intermedio. La boda de Luís Alonso. J Gimenez. Lucero Tena

当に音楽って楽しいですね、未だ聴いたことの無い方(筆者だけかも・・・)装置も其れなりの機材でバランスよく聴けばまるで目の前でタップダンスをしながらのカスタネット妙技が見えるようです。現在真空管LUX A3500のパワーアンプと「ho's systemのLS3/5a」のエンクロージャーは絶妙にバランス良く聴こえる。ルセロ・テナが舞台狭しと楽しく踊り、バランスで歌っているようである。

是非聴いて楽しんでください。ブラボー!