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北京観光(6) -明十三陵-

2006-10-30 23:59:59 | ペキン
 

万里の長城の次は十三陵へ向かいました。
八達嶺長城と明十三陵はそれほど離れていない為、観光のセットになっているような感じ。
ここには永楽帝をはじめとする明代の13人の皇帝が眠っている皇帝陵(古墳群)があります。
13個の陵墓の中で、観光用に公開されている3ヶ所の中でもメジャーな、万暦帝の陵墓「定陵」へ。
定陵には地下宮殿と呼ばれる石造の地下室があり、万暦帝が二人の皇后とともに眠っていました。
その地下宮殿には階段を下りて入るのですが、その階段は思いの外長くいかに深い場所(地下27m)に設けられたかが足の疲れと共に伝わります。
地下宮殿は、前殿、中殿、後殿、左右の横殿の5つの部屋から出来ていて、中の壁や天井、扉は全て大理石で作らており、地下宮殿の中は真っ白な世界が広がっています。
天井は高く、声を出せば反響して聞こえ、教会の中にいるような感じ。
紫禁城で皇帝の通る路が大理石で出来ていたように、紫禁城に生きた主たちは、死後も高貴な真っ白な大理石に囲まれて過ごしていました。
壮大な地下の墓で、ここに眠っていた皇帝の強大な権力と財力に圧倒されつつも、このような地下に大規模な宮殿を建設するために死した沢山の者たちに思いを馳せつつ、地下宮殿を後にしました。