深セン出張①

出張で深圳に来ています。
深圳は上海から2時間半で到着。夕方まで仕事をしていたので、ホテルに着いたら11:00pmになってしまいました。深圳は18～25℃とずいぶん暖かいです。
写真は深圳空港から市内に向かうタクシーのもの。星期四（＝木曜日）とカバーに書かれていて「毎日交換してますっ！」と主張しております。
深圳は1978年に中国で初めて開放された街です。香港と隣り合っていて香港までは特急電車で40分。空港から市内に来る途中にも香港へ通じる場所がありました。そこはハッキリと中国と香港と言う2つの国が分かれていたことを感じさせるような、空港か大きな駅のような立派な建物でした。
深圳・広州・東莞は似た雰囲気があります。この早くに開放が始まった地域は、共通して排気ガスと土のホコリのニオイがします。また古くに開けてしまったので、道路も街灯も街自体もどこか色あせていて、古ぼけた感じがするのです。
最近、深圳と言えば反日デモでJUSCOや日本料理店が襲われて営業停止に追い込まれるとか言う話題でHOTな地域です。一泊ながら若干緊張してます。
同行の中国人Cさんとも話すのですが、両者どちらも正確な情報が少なすぎて、議論にならないと言うのが全体の印象です。
私、日本側としては、当時の日本が何をやってきたのか、その後ODAを含むどのようなことをしてきたのかなど、全く一般的には分らない状態。
また中国側では、小さな頃から教育として多くの情報を得てきたとは言うものの、報道で見る若者（戦争経験者ならまだしも）のヒステリックな盛り上がりを見るにつけ、冷静で正確な情報が提供されていたかは疑問が残ります。日本政府の対応が悪いのかもしれないですが、そんな一部の偏った情報で議論をするのはどうかと思います。
そんな中、今週土曜日には会社から100mほどの人民公園で大規模なデモがあるとか。それを知ってか市の公安当局から「デモは申請で許可されないと行ってはいけません。愛国精神は法律を遵守し秩序ある行動で表してください」というようなメールも届きました。
会社の皆はデモに参加しちゃうのかなぁ。何かひとからげで「日本人VS中国人」なんて発想。悲しいですね。