今日、税関の最終立会い検査で港に行くとこんな巨大なリフトが走っていました。
大型トレーラーに載っているコンテナを積み降ろしするには、こんなリフトを使っていたんですね。コンテナは持ち上げるのではなくて、上から吊るのです。そのあまりの巨大さに感動して思わず2枚写真を載せてしまいました。
今回、税関では、かなりの手間がかかりました。一般的に考えるとかなり非効率なやり取りでした。これがこの世界で普通なのかもしれませんけど。
例えばノートを通関させるとします。
① このノートは何でできているか？と書類を求められる。
② ①を「紙だ」と正式な書類を作成して提出すると、では紙に含まれる成分は何ですか？と書類を求められる。
③ ②を正式な書類を作成して提出すると、このノートの表紙を印刷した塗料は何ですか？と書類を求められる。
④ ③を正式な書類を作成して提出すると、このノートの輸入目的は何ですか？と書類を求められる。
・・・とこんなやりとりが続きます。この各項目の間には、税関での検討期間、書式を整えた書類準備期間がかかるので、それはそれは２度手間３度手間がかかってしまいます。一度で求めないのがミソです。全く効率が悪いというか、こちらとしては忙しいのに、たまったものではありません。
ちなみに、中古設備は新品以上の手間をかけるようになっていて、「そんなに面倒なら、新品を買った良い」と思わせるようにしているとか。なるほどねぇ～。確かに、もうこんな面倒なのは懲り懲りです。
そうそう、よく耳にする賄賂の話ですが、税関は審査が始まってからは罪になるらしく、賄賂は受け取らないらしいです。それより審査が始まる前からの関係作りが重要だそうです。う～む・・・。
朝から税関・メーカー・事務所を行ったり来たりで緊張感のある忙しい一日でした。