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青春18きっぷで舞鶴へ

2008-08-31 23:12:11 | ウォーキング
8月最後の日、あきもせず、青春18きっぷを使って京都・舞鶴
に行ってきた。

JR新大阪駅から京都駅経由、嵯峨野線、山陰線、舞鶴線を
3度乗り換え3時間21分の小さな旅の目的地東舞鶴駅に降り
たのは11時36分。
20年ぶりか、駅も駅前もすっかり変わっていて町がとても清
潔、きれい。駅で水兵帽の自衛隊員か、何人かにあった、やっ
ぱりここは舞鶴!

8月4日、下関で唐人桟橋へ向かっていた時、公園の一角で
興安丸の碇をみて舞鶴の引き上げ会館へ久しぶりに行きたく
なったのが今回の舞鶴行きのきっかけ。

舞鶴と言えば、戦後の外地からの引き上げ船、岸壁の母の舞
台になったところ・・・
古い人はなつかしく思い出すだろう、自分にもその思いが強い
昭和の終わりころ、引き上げ記念館とあの桟橋に行ったことが
あった。

駅の観光案内所でもらったパンフレットで市内から遠く離れて
いる引き上げ会館は便数の少ないバスで往復すると帰りの電
車の16時40分になってしまうので今回はあきらめて煉瓦倉庫
群と海岸、波止場めぐりをすることにした。

駅から海岸へ延びる大通りをすすむと交差する東西の横道の
それぞれに日露戦争前の連合艦隊の艦船名が製造順につけ
られていて舞鶴らしい。
東西の通り→富士・大門・八島・敷島・朝日・初瀬・三笠(東郷
平八郎の旗艦)
南北の通り→吾妻・出雲・浪速


呉と発祥あらそいをしている肉じゃがでも食べようと店を探
したがそんなものはなさそうでささやかな日替わり定食を昼
食にして、海岸線をぶらぶらウォークをしながら赤煉瓦博物
館へ、ここから赤煉瓦倉庫群が始まる。


舞鶴の赤煉瓦倉庫群は、赤煉瓦倉庫群重要文化財の指定と
なりその一部が、「まいづる智恵蔵」として文化活動や展示室
や交流室などで多角的に使われており大勢の人が訪れていた。

赤煉瓦倉庫は明治35年、旧海軍の兵器廠倉庫(砲銃庫)と
して建設され岸壁まで鉄道がつけられ艦船まで運ばれてい
たという。
煉瓦の色つやもいいし、建物そのものもきれいに保存され
ており日本の煉瓦建造物の中でも貴重な近代化遺産建造物
だそうだ。


見学はほどほどにして、駅の案内所の人がぽつりと漏らした
言葉が気になって先を急ぐ。

"海岸から向こう岸に建造中の「南極観測船しらせ」がみえま
すよ運がよければ、自衛隊の艦船も見えます、175は・・・
177は・・・"

しらせが見えるところまで行こうと歩いていると
なんと海上自衛隊の艦船の姿が目の前に見えてきた!ドキっ!

入口の隊員に聞くと
今日は、艦船の見学ができるという ラッキー!!
言われた通り、門を入り受付で必要事項を書いて見学証を
つけてタラップを上がり護衛艦すずなみへ、敬礼、かっこいい!


わーでかい!
おっ、ほんものの大砲もあるぞ!
(偽物やおもちゃつけててどうする)


ミサイル打てるのかな?
敵のミサイル打ち落とせるのやろうか?
あっ、レーダーや!
魚雷も発射できるのかな?
大砲、撃たせてくれないかなあ・・・
(危ないおっさんや!)

隊員たちもかっこええなあ。。。
(ほんまにうるさいおっさんや、黙れ!)

大きくなったら海上自衛隊入りたいなあ・・・
(おいおい、おっさん、いま、いくつ?)

ここは、完璧に幼稚園児レベル。

ちょっと兄ちゃん!・・・と言いそうになって、もとえ

隊員さん、すみません、この船、何トンですか?

(もっと、ましな質問をせんか? ほんとに恥ずかしい)

随所に隊員がいて質問に答えてくれる。

観光案内所で聞いたNO-175と177は、舞鶴を母港として配
備されている二隻のイージス艦のことだった。

舞鶴の海上自衛隊の任務は、北は秋田県から南は島根県まで
の日本海側を警備担当しているそうだ。
北からの緊張が続くいま、その前面にある舞鶴の位置づけは
重大であることはよくわかる。
イージス艦二隻は、とくに北のミサイル対策上で日本海の守
りの飛車角みたいなものなのだろう。

見学できた護衛艦も、もちろんミサイル攻撃はできるし、敵の
ミサイルを撃ち落とす性能の高い対空ミサイル発射装置を備え
ている

対空、対水上捜索レーダーも装備している
護衛艦でこの装備だからイージス艦の装備力は極めて優れて
いるのだろう
護衛艦すずなみの甲板上のものは全部オープンにして見せて
くれてた。


それだけのすぐれた性能の艦船一隻にかかる費用、イージス
艦一隻を配備するには厳しい国家予算の中で防衛費がいくら
あっても足らないことを実感した。

イージス艦175と177の二隻は、向かい側正面の波止場と護衛
艦のすぐそばに停泊していたが、もちろん、外からだけで、
中を見ることはできなかった。
そばで見たイージス艦177は「あたご」、記憶にある半年前に
千葉県沖で漁船と衝突事件を起こした艦だ。ぼけてしまった。



隊員さん達と話していると、なんだか頼もしくなって、すっかり
話がはずんだ・・・・
今日は引き上げ館よりこっちに来たのが正解!

国を守る使命感に燃えたこの人達によって平和が守られてい
るということそのことへの感謝と平和ボケであってはならない
という自分への戒めを強く思った。

写真はたくさん撮ったのだが、デジカメの操作ミスか、ボケた
写真が多くてがっかり、残念。


また、艦隊の停泊している対岸で南極観測船しらせのオレン
ジ色の大きな船体が外観では完成しているようにきれいに見
ることができたのもラッキーだった。
次の観測隊で二代目しらせとしてデビューするのかもしれない。


ここで折り返し、もう一度、煉瓦倉庫群に戻ってていねいに
見学をしてそこから舞鶴駅までウォーキング、16時40分
発のJRで朝の来たコースをそのまま逆戻り、8月最後の日曜
日はのんびり青春18の旅で終えた。

終わり


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