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石井琢朗さんの「心の伸びしろ」

2013-03-27 20:55:59 | 本・読書・音楽
昨年シーズンをもって現役を引退し今シーズンから
コーチになったプロ野球広島カープの石井琢朗さん
が書いた本が出版されたので早速買ってきた

 「心の伸びしろ」 石井琢朗



石井琢朗選手は横浜ベイスターズの中心選手として
20年も活躍をしたが1998年にベイスターズが優勝
した時の石井選手の大活躍はいまもよく覚えている

その後2009年から4年間広島カープの選手として
現役を続けたあと昨シーズン限りで引退したことは
まだ記憶に新しい

昨年現役を引退した金本選手や小久保選手はチーム
の4番打者として大活躍をしたが石井選手は盗塁王に
4度もなるほど走攻守揃ったトップバッターとしてチーム
を引っ張ってきた

その石井選手が2008年のシーズン終了後に戦力
外通告を受けてベイスターズを追われるように退団
した時はほんとうにびっくりしたものだ
あれだけ貢献した石井選手に引退試合もなかった

そんな石井選手に声をかけたのがわが広島カープで

”おってくれればいいから”

と松田オーナーのひとことで石井選手は、東京から
広島へ38歳の単身赴任?となった

石井選手の全盛時代、盗塁王争いをしていたのが今
の野村監督と緒方コーチでファンとして憎たらしい
石井選手がカープに来てくれることはたのもしくて
うれしかったことを覚えている

ほんとうに東京(住まい)から広島へ来てくれるの
かなあ・・・?
多分1年で帰ってしまうんじゃなかろうか?

一方であれだけの実績のある一流選手が38歳にも
なってなぜ?現役を続けるのか?

それも遠い広島へ来るのは、なぜかなあ・・・
そんな石井選手のことを知りたくなって検索したら
ブログ「琢朗主義」を発見した
読み始めてあっという間にファンになってしまった

以後、カープに入団してからはブログのタイトルが
「超 琢朗主義」に変わったが欠かすことなく読み
続けている

石井さんのブログは遠征中も含めて365日、毎日
更新されていて休刊はない

それだけでも石井さんの人物像が想像できると思う
現役時代から石井選手の猛練習はよく知られている

それが野球だけでなく私生活の面でボランティアを
含めて東北の震災に関することやさまざまな分野で
活動を続けていることにもつながっている

だからブログに取り上げる話題がつきないんだろう
とにかく、活動領域が広くてそこから派生している
人間関係も広い、社会人としても一流なんだ

石井さんのことはこのブログでも何度も書いてきた
が教えられることがいっぱいある

借り物の理論や難しいことばではなく苦労人らしく
自分の身体でつかみ取った言葉を沢山持っているの
はさすがで説得力もある

人のブログはあまり見ないほうだが
石井さんのブログは元気、勇気がばんばん伝わって
くるので読まずにはおられない

自分も2010年4月8日から2012年10月26日まで
の2年半、一日も休刊せず更新を続けてきたが旅行で
とうとう休刊してしまった

石井さんのブログはいい目標だった
毎日更新することがどんなに面倒なことかは書いて
みるとよくわかる

ベイスターズの20年で得たものを凌駕するほどの
広島カープの4年間は充実していたと引退試合では
語っていたのが印象的だったが本を読んでわかった

わずか4年間、大半はベンチで華々しい活躍をした
わけではなかった石井選手だったが

カープファンからいえばわずか4年の間に石井さん
がカープの選手やファンに与えてくれたものは計り
知れない

なんといっても
カープを変えてくれた!
そしてファンを熱くしてくれた!

”おるだけではなかった!”

そんな石井選手が現役を引退すると決意をして
東京で暮らす二人の娘さんたちの側にいてあげること
も父親のつとめではないかと迷ったらしい

石井さんに小学生の二人の娘さんが言ってそうだ

”私たちはパパがやめてもカープを応援する”

そして”広島へ行く”と

東京の女の子が転校してまで広島へ行くというのは
半端なことではない
それも名門校に通っていたはずなのに
奥さんのバックアップもすばらしい

”コーチになってもうちは腰掛けでもいいんだから、
誘いがあったらどんどん出て行っても構わないぞ”
とオーナーから言われているそうだ

石井さんは言っている

カープに移籍していろいろ経験することによって
”自分には人間的、精神的に成長する余地がまだある
のではないか?”

「技術の伸びしろ」には限界があるが

「心の伸びしろ」は無限だ

と気付いたそうだ

ベイスターズ時代の「得たい」から
カープにきて「与えたい」
というふうに心境が変化したという

29日から2013年のシーズンが始まる
いよいよ石井新コーチの出番も近づいてきた

「得たい」という選手に
「与えたい」という石井コーチは
「心の伸びしろ」についてもヒントを与えると思う

ほんとうに楽しみだ

マエケン(前田健太)に、プリンス(堂林)よ
今年こそ
琢朗さんをCSに連れていってあげてほしい!

ベイスターズを去ることになったいきさつが赤裸々に
書かれていて・・・石井さんも辛かったはず

それでも10月8日のシーズン最終戦が石井選手にも
現役引退試合、奇しくも古巣横浜球場でベイスターズ
戦となった

石井選手にカープとベイスターズの両チームのファン3
が一体となって球場全体に繰り広げられた応援を見て
こんな幸せな選手はいないだろうと思った

あのシーンに参加したベイスターズのファンもやっと
気持ちよく送り出せて安堵したと思った
(http://www.youtube.com/watch?v=xUtWoJwSTps&feature=related)
(http://www.youtube.com/watch?v=I9TSEjNAkF0)

自分のために書かれたような言葉にも出会った

”年齢を重ねたときた
 スタイルを変えることで得られる
 心の伸びしろもある”

これ、その通りだと思う
思うだけではだめなんだ!

このブログにも書いたことがあるが
年齢を重ねていくと
自分がこの場所にいていいのか?
と思うことがよくある

邪魔になっていないか?
いないほうがいいのではないか?

役にたつことがたるか?
与えられるものを持っているか?

おるだけでいい!と言われたいなあ!
それには心を磨いて伸びしろ広げないと!

石井さんの生き方にそのヒントがたくさんある
これからもブログ「超 琢朗主義」コーチ編から学んでいきたい。


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