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京都、春のサークル・ウォーク。

2008-03-24 20:12:18 | ウォーキング
サークルの三月例会で京都を歩いてきた。

9時50分、京都駅に8名が集結。
スタートは地下鉄烏丸御池駅から。まず、スタート前のストレッチをしっかりと道の端で。表通りをまっすぐに行くより京都独特の小さな通りを味わっていこうと探検隊よろしくすすむ。
室町通、両替町通、新町通・・・タテとヨコの通りを組み合わせて地名の呼び方も変わるここは、京都のメンバーが詳しく説明してくれて納得なっとく!
実は、年賀状で京都の知人に宛名書きするのは大変なんだ・・・長いから。

最初の目的地は二条城。
すでに観光バスがたくさん到着し外人観光客も目立つ。
京都に多くある世界遺産は神社仏閣だが、唯一この二条城だけが違う。
用意した二条城に関する簡単な資料の読みあわせ事前学習をして入場する。

徳川家康が上洛のおり居城するためにつくった二条城だが、城内部の絢爛豪華な装飾はいつ見ても驚くばかり。ここは、唐門をはじめ多くの門があり、それぞれに建築の趣があり見ごたえがある。


天守閣跡から市内を遠望し本丸庭園を散策。個人的には、お濠から眺める東南隅櫓の眺めが好きだ。
1867年(慶応三年)ここで徳川慶喜が大政奉還を決めたことはあまりに有名なところ。


二条城を出て次の目的地、京都御所へ向かう。
ここのコースも表通りから少し中へ入った古いたたずまいのある通りをすすむ。
いかにも京都らしい間口のせまい、奥行きの長い、そして二階屋根の低い家々を観察?しながらすすむ。古いごく普通の民家らしい建物が、実は、料理屋であったり、ちょっとしたお食事処であったり京都はじっくり観察をすると発見がたくさんある。予定通り12時少し前に御所に到着。

ここにはこだわりがあって、あえて近い御門からは入らず烏丸通りにそって「蛤御門」までウォーク。冬の高校男女や新春の全国女子駅伝のコースになっているところだ。

「蛤御門」では、自分が知っている範囲のガイドをして当時の歴史の動きを全員で確認。


1864年、「蛤御門」で倒幕派の長州藩と御所の警護に当たっていた会津藩・薩摩藩・桑名藩との間で激戦が行われた。長州藩は、この蛤御門から侵攻しょうとしたが敗退、京都に火を放って市内の大半が焼失。
「禁門の変(蛤御門の変)」の舞台になった門として知られている。いまも鉄砲の跡が数多く残っている。

蛤御門を入るとすぐ右に桃林があり、どれだけの種類があるのか色とりどりの桃の花が満開。
ここも案内したくて桃の花の開花が心配だったが、ちょうど見ごろでほっとした。
その下で弁当にした。ここはおすすめスポットだ。



食事のあと、「京都御所」について資料をもとに学習。以前からのサークルの伝統、歩くだけではなく出会う場所を通して、学習をするようにしている。今回は、歴史ウォークだ。

京都御所は、1331年(元弘元年)、光厳天皇が北朝のの天皇に即位して以来皇居として明治に至るまでの500年にわたって天皇が住んでいたところだ。794年(延暦13年)平安遷都以来、京都には天皇が住む御所があったが、場所は現在地とは2キロ西にあったそうだ。(千本丸太町付近)


御所を西から建礼門前を通り東へ横切って次のコースへスタート。
写真左の建礼門は、天皇と外国の元首だけが通れるそうな。
ここから大文字山が見える風景が好きで無理やりにみんなにポーズをとらせてひとり楽しんだ。
(写真 建礼門前 右後方が大文字山)手前がランドセル、おいおい、手が違うぞ、間違っているのはだれ?

メンバーの一人が御所に隣接する小学校の卒業生ということでその母校や遊んでいた町内を案内してもらう。その小学校は湯川秀樹博士の出身校でもあるそうだ!

比叡山や大文字山がよく見える加茂川にかかる加茂大橋へ。
加茂川は、ここから左右二つの川にわかれる。上流へ向かって左が「加茂川」、右が「高野川」だ。
ちなみに、加茂大橋から市内方面の川、三条大橋や五条大橋のかかるのは「鴨川」と書く。

加茂川にかかる最初の出町橋の西詰めに「鯖街道口」の道標が立っているので案内。
京都のメンバーも知らない!
二つの川にはさまれた下の地域を下鴨、上を上加茂といい、これから世界遺産の下鴨神社、上加茂神社へ向かう。
ここでは「鴨」と「加茂」と書く、なんでや? あー、こんがらがる!

下鴨神社、ここは京都三大祭りの「葵祭り」でおなじみの神社だ。神社の入り口から本殿までの参道が糺の森、うっそうとした古い樹木にかこまれた長い道が大好きでここも案内したかったところ。


結婚式を挙げたばかりの二組のカップルに遭遇、写真撮影に、しばし、いいなあ・・・とみとれていた。
このあと訪ねた上賀茂神社でも一組に出会った。今日はいい日?

ふたたび西へ、出雲路橋をわたって加茂川の西沿いを上がっていく。
川原では大勢の人が散歩したりスポーツをしたり・・・・子どもたちは加茂川に入ってる!

北大路橋を渡ってふたたび加茂川の東側の道を行くと、すぐ左に京都府立植物園へ
加茂川と植物園の間の土手の道は「半木道」ここは、紅枝垂れ桜並木で有名な道だが、残念ながら赤いつぼみが見える段階。

やがて上賀茂神社へ。
京都で有数の古い神社で国宝と重要文化財だらけの大きな神社だ。平安京より古く天武天皇の時代に基が築かれたらしい。都の守護神として伊勢神宮に準ずる格式を与えられていたそうな。


ここで15時を少し過ぎた。初心者の歩きを見て、疲れもあるとみたので、大丈夫という声は聞かないことにして最終目的地の京都国際会館行きはカット、修学院に通ずる北山通りに戻ってしゃれたコーヒーショップでしばし休憩。16時過ぎ、地下鉄で京都駅へ。ここで解散。

なんとか雨にも遭わずに、一日を楽しく歩くことができてほっとした。

今回から初参加が一人増え、来月には内科医の初参加者が待っている。
わずか三か月で11名になった。うれしい。次回は、ミナト神戸だ!