数年ほど前から、目の具合が悪くなって困っていた。それは、白内障だったり、網膜剥離だったり、目或いは脳の痙攣か何かはっきりしなかったが、数十分のあいだ視野が部分的に無くなるなどの不調に悩まされ続けていた。
最近、パソコン専用メガネ(旧式の単焦点レンズ)を使用し始めて、視野が部分的に欠落する現象は、激減した。それまでは、遠近両用(ハイテク)メガネを使用していたのだが、旧式品を試したのが功を奏したようなのである。
遠近両用めがねは、自動車の運転時、前方と速度計などの近い部分を見るためには必需品であるが、在宅中は、多少遠くが見えにくくても、殆どの場合にパソコン専用メガネを使用している。
結果からすると、ハイテクの遠近両用品は、小生の体には適したものではなかったと言えそうである。(まさにメガネちがいだった)
こんな状態なので、ビデオの編集作業が最近はかどるようになってきた。
小生のビデオカメラは、テープを使用するタイプ(今では旧式?)であるが、最近DVD・ハードディスク・メモリーカードなどの記憶媒体を使用する新タイプのものが沢山出回って来た。
どんどん便利になって来ているのだが、はたと困ることに気が付いた。小生は、将来デジタルTVで見るとき用にハイビジョン撮影した映像をテープで保管している。しかし、現有のカメラが壊れテープを読めない新型のカメラに買い換えたら、これらの保管映像を読み出すことが出来なくなるのである。
また、溜め込んでいるTVのビデオテープは、旧形式のアナログビデオデッキでないと再生できない、さらに、デジタルに変換しないとデジタルTVでは見ることが出来ないのである。
と言うことは、数年以内で購入せざるを得ないハイビジョンTVで見えなくなりそうである。
どうも、旧式アナログTVも{しばらく=故障するまでは}使用し続ける必要があると思えてきた.
過去の情報的財産をうまく生かす点で、デジタル化の進展は、不便なことが出てくるような気がしてきた。
デジタル化が「めがねちがい」にならないように、対策が必要である。