今、矢地区南端を流れる日詰川堤防に植えられた八重桜「紅華」が満開になりました。
植えて10年、やっと見られるほどの大きさに育ちました。
この場所は桜にとって決して恵まれた条件ではありません。
堤防を作るときに軟弱地番で、土壌改良剤で土を固めて作られた堤防です。
穴を掘ったら水がたまり、一向に引きません、水位が高くて桜は無理かもしれない。
そこで堤防に暗渠のための溝を掘り、竹の節をとったパイプを川まで伏せて暗渠としました。
そこに植えるために一株当たり2トン車一杯の土を運び込んで、やっと植樹が出来た。
大変手間のかかった桜です。
10年が経ち、奇麗に咲いた桜を見ると、やって良かったと思います。
この先も末永く咲き続けて、多くの人に笑顔と想いを届けてほしいものです。
花はそれができるとおもいます。