【 ここに あるもの いるもの いきものがたり 】 矢ばなの里

「カタクリと生き物3Dの森」桜が教えてくれたカタクリの群生地が広がり、そこにはフクロウムササビといった生き物がいる。

かたくりの力

2010年03月18日 | カタクリ
落ち葉を突き破るかたくり
こんな風景があちこちで見かけます。
10ヶ月ジッと待ち続け、雪解けを待って芽を出す。
そして、広葉樹の林床に陽がとどく3月から5月までの2ヶ月間
太陽と水で養分を作り出して、また長い休眠に入る。

他の植物がまだ眠っているこの時期に無駄な競争をせずに生きる。
カタクリは5月下旬なると落ち葉とならずに融けるように消えていく。
カタクリ自体、余分なモノが無く効率の良い構造に出来ている様です。


最近分かった事ですが、カタクリの蕾が出来ても、
花が咲くまでに大変時間が掛かります。
葉の間からまっすぐに出てきた蕾は、
徐々にうつむく様に下向きに垂れ下がります。
ここまでも2,3日掛かっているようです。
下向きになっても、蕾が青いうちはまだまだです。
蕾が徐々に紫色に充血(?)して行き、やっと開花です。



最初に見つけた蕾、やっと充血しかけたところです。
世話しない私には、じれったくて性がありません。
花と付き合うには気長な気持ちになれます。
スローライフ、スローライフと
つぶやきながらカタクリの写真を撮っています。





コメント
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開花情報

矢ばなの里のカタクリ、桜、アジサイ等の開花情報