八咫烏神社 ときどき社務の備忘録

旧大和國宇陀郡伊那佐村鎮座・八咫烏神社から発信。
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心身の安寧に、祓清めに「大祓詞」を。

2020年04月17日 | ブログ
この度の武漢肺炎ウイルスの蔓延において罹患された方々には謹んでお見舞い申し上げますとともに一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます。
また現在、無事にお過ごしの皆様におかれましては、益々ご自愛ください。

さて、去る4月16日、全国的に緊急事態宣言が出ました。
この難局に際し、私たちに出来る有効な手段は「清潔を保つこと」「不要不急の外出をしないこと」とされています。
つまりは「お籠りする」こと。
そうとわかっていても、さまざまな事情を抱え「出掛けないこと」はなかなか難しいことです。
また、目に見えぬ脅威にさらされる暮らしには、計り知れない不安が付きまといます。

しかし、僕たちは知っています。
疫病を遠ざけ、これを撲滅するのは医療であり、科学であると。
どれだけ時間がかかっても必ず打ち勝つ、あるいは共生の道を見出すことができると。
ただ、もうひとつ付け加えるとするならば、日本の伝統において日々の不安を救ってきたのは神仏の御陰を信じる心の強さであったことも忘れてはならないと思います。

全くもって私見ではありますが、僕は神道を学ぶことで少しだけ強くなれたと感じています。
大袈裟にいうとするならば、救われたとさえ感じています。

神道における祝詞は神様への祈りの言葉で、祭りにおいては斎主たる宮司がこれを司ります。
僕は神職として祝詞を扱わせていただく機会を得て、神様に捧げる言の葉の調べの美しさにいつも励まされる思いを抱いて来ました。
そのため、祝詞というものが一般の皆様からすれば縁遠いものと感じられているとすれば、それはとても勿体ないと思っています。

でも皆さん、ご安心ください。
神道には「大祓詞(おおはらえことば)」があります。
大祓詞は神主じゃなくても奏上することのできる祝詞です。
長い歴史の中でブラッシュアップが重ねられ、現代に伝えられてきた最高で最強の「お祓い」の祝詞。
それが大祓詞です。

全くもって私見ですが、今今の世の中ほど、この大祓詞が求められている時局はないと思い、当社では大祓詞を掲載した「神拝詞」を拝殿にて頒布しています。



事情によりお参りいただけない方でご希望の方には郵送にて対応させていただきます。
先ずはお問合せください。

info@yatagarasujinja.net

大祓詞によって皆様の心の曇りが少しでも晴れますよう祈念申し上げます。








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