海人川人 やっさん(安田明彦)の釣って食って楽しんで

海釣り、川釣り問わずいろいろなジャンルの釣りを楽しみ、仕留めた魚をおいしく食べるためにさまざまな料理を作る

スズキかハネか?

2009-03-05 08:15:55 | 釣り
本日発売のデイリースポーツの釣りは、和歌山県加太・勝栄丸の船釣り。

加太といえばマダイですな~。

釣り人の中には、加太しか行かない、マダイしかしない、という人もいるぐらい。

それほど加太は、マダイでもっているような感じ。

今回の狙いも、もちろんマダイ。

あいにく、風が強いからと、お客さんがキャンセル。僕と船長だけの出船に。

魚探を見ながらポイントに進む。

点々と映る影

「この時期、写るとしたら、マダイしかないんよ」と船長。

その反応だけを見ていると、絶対釣れそうなぐらいの数。それこそ、画面中、反応だらけといった感じ。

なのに

配られた擬似に反応しないのか、それとも低水温で反応が悪いのか。いずれにせよ、「気に入った潮」ではないから食わないだけだ。

気に入った潮は、釣り人が、どうこうできるモノではない。

その潮が流れてこそ、魚が何かを感じてエサを食うわけで、そのメカニズムは…。

とにもかくにも、魚が食うときは、気に入った潮が流れている、と船長は口癖のように言う。釣り人は、その恩恵を受けて、楽しんでいるのだ。

船長が、本日唯一の獲物をかけた。スズキ。ジャスト60㌢。ハネではない。間違いなくスズキだ

スズキと呼べるのは、60㌢がひとつの基準。週刊釣りサンデー時代に魚の呼び名と大きさを、名前がかわる出世魚に当てはめた。

ちなみにハネは40~59・9㌢、セイゴは39・9㌢まで。

スズキは産卵後で、やや痩せてはいたが、それでも立派。

「もう潮ないから帰る」と船長。

気になるのは、あれだけ出ていたマダイ?の反応。何かのきっかけあったら、爆発するらしい。それに行き当たるのは、根気よく通い詰めた人だけ。そして、運良く当たった人だけ。なのかもしれない。

幸運を祈る